甦る妖術使い(プレイ日記)


【第24回】 熱気球再び

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 8/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11、タマルは108歳で死んだ、ゾンビの腕にはの入れ墨、ホビットの耳大食い競争のアランシア記録は119
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、4口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、麻痺の杖、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符銅の腕輪、古い巻物(66)、ブロンズの鍵、ガーガンティスの角

〔279〜〕
 私たちは隠し場所にあった気球と籠を無事に見つけ、それを通路の入口から外にひきずり出す。
「気球を膨らますために、火を熾さなきゃならん。お前さん方が薪(たきぎ)を集めているあいだに、儂は気球を広げておくことにしよう。」
 ボーリーが言う。私とシャムは薪を探しに不毛の平野をうろうろした。十分熱を送り込むだけの火を熾せる薪を集めるのに三時間もかかり、ようやく準備が整った。ボーリーが金属の管を籠から取り出して気球の首に接続し、もう一方の端を火の上に吊るす。しばらくして、気球に熱い空気が満ち、ほとんど膨らみ終わったとき、私は地平線の空に砂煙が上がっているのを目にする。
「馬が近づいてくる。ボーリー、あんたの準備が終わるまで誰かがここまで来ないことを祈るぜ。」
 シャムが落ち着き払って言う。
 馬は早くも視界に入って来て、私たちは馬にそれぞれ一匹ずつホブゴブリンが乗っているのを見てとる。
「<批判屋>、気球をつないでいるロープを木の株からほどくんだ。そして、気球が昇っていくときにロープを登ってくるんだ。」
 ボーリーが私に命じる。しかし、そうは言っても、ピンと張ったロープをほどくのは難しいんだよな。ホブゴブリンどもが近づいてくる。もうほどいている時間はない。私はやむを得ずロープを剣で切る。切った途端、私はロープに引っ張り上げられる。すごい力だ。これではロープをほどけなかったのもうなずける。しかし、そんな悠長なことを考えている暇はなかった。ちょうど私の真下まで乗りつけたホブゴブリンが鞍から飛び上がり、私の足をつかもうとしたからだ。ここでDDを行う。DD=≦12(技術点)と出ました。ホブゴブリンは、私の足をもう一息というところでつかみ損ね、地面に“ドン”という音とともに落ちる。ボーリーとシャムが歓喜の声をあげる中、私はロープを登り、籠の中へ転がりこむ。危ないところだった……。
 気球は四苦八苦しながらなんとかゆっくりと空に昇って行ったが、籠の外を見ると、馬を降りた六匹のホブゴブリンたちがこちらに矢を射ってくるのが見える。気球には矢が本届く。そして、届いた矢一本につきを行い、6が出ると私に命中する。まず、最初のD=(!)と出ました。6本のうち5本の矢が届くとは、奴らの動きはかなり素早い。を5回行う。出た目は…。所詮はホブゴブリンだった。弓矢の腕前は大したことなかった。尤も、その方がありがたいが。
 気球は矢の届く範囲を越えて昇っていく。
「今のはぎりぎりじゃったなあ。」
 ボーリーがつぶやく。
「けれど、少なくとも儂らはここでは安全じゃ。風が儂らを北西に運び続けてくれるように祈ろう。」
 くたくたになっている私は籠に座って一眠りしようとする。が、最愛の気球に戻ったボーリーはおしゃべりがしたい様子で、私を起こしたままにしようとする。
「最近の物価には驚かされるよ。<批判屋>、お前さんは戦闘用ハンマーがポートブラックサンドのような盗賊都市においてでさえいくらするか知っておるか?」
 眠いんだけど…。だが、こういう会話には思わぬヒントが隠されていることがある。ホビットの耳大食い競争のアランシア記録も思わぬところで役立つかも知れない。私は退屈しながらも会話を続けることにした。
「いや、知らない。いくらくらいするの?」
 私は退屈した声で答えた。すると、ボーリーが興奮しながら言う。
「なんと、金貨35枚だぞ! 馬鹿げている。それだけあれば、いい革の靴と剣と盾が買えて、まだ酒場で温かい食事と一杯のエールが買えるだけの釣りが来るってもんだ。故郷に戻ったら、儂は武器専門の鍛冶屋になるぞい。」
 ボーリーは続く2時間を、ドワーフの伝説と自分の一生について、ぶつぶつと話を続ける。その頃、私は既にうとうとしており、居眠りをしていた。そうしているうちに、突然シャムが西の方角を指さして叫ぶ。
「見ろ! 空に何かいる! それもこっちに向かってやって来るぞ!」
 まさかホブゴブリンが空まで来ているのか? まさか。まだぼんやりしている私は目を空の物体に合わせると、心底ぞっとしてしまう。眠気なんぞ一挙に吹き飛んでしまった。
 空飛ぶ物体は無論ホブゴブリンなどではなく、長い首と尾を持つ巨大な生き物だった。その鱗は赤く、長さ25メートル近くもある。レッドドラゴンだ! FF11巻『死神の首飾り』にも出てきた、邪悪なる竜だ。竜というもののうちいくらかは中立で、その他に非友好的なものもいるが、レッドドラゴンの成竜は攻撃的と相場が決まっており、更に悪いことに口から火の球を放つときている。
「ボーリー、こいつをできるだけ早く地面に降ろすんだ。さもないと俺たちは一巻の終わりだぞ!」
 シャムが警告する。しかし、遅すぎた。レッドドラゴンは舞い降りてきて、気球に向かってまっすぐに火の球を放った。気球はあっという間に火の球となって地面に突っ込んでいく。それは、まるで地獄の底に向かって真っ逆さまに落ちていくかのようだった。このままではアランシアの望みも潰(つい)えてしまう……
 〜〜私はあなたをもう一度だけ助けることが許されています。〜〜 ふと、私の脳裡にスーマのことが思い浮かんだ。それは任務達成と己が命を守る本能的な行動によるものだった。もう一度だけだろうが、次はないだろうが、関係ないわ。今死んでどうする? 躊躇(ちゅうちょ)せずに、私はスーマを呼んだ
 地面に向かって落ちていく私の横に、WizardryDimguilでMAHAMAN(マハマン)を唱えたときの如く、金色に光り輝く人影が忽然と現れる。スーマだ。
「さあ、救ってあげましょう。」
 スーマは微笑みながら静かにそう言う。と、驚いたことに、レッドドラゴンが火の球となった気球に戻ってくる。また襲う気か? だが、違った。何と、レッドドラゴンはこちらに背を向け、飛翔しながらその場で止まっているではないか。
「そのレッドドラゴンの背に乗りなさい。あなたがたを目的地まで連れて行きますよ。」
 スーマに言われるがままに、我々はレッドドラゴンの背に乗る。まず私が、次にシャムが続く。最後にボーリーがレッドドラゴンの背に乗ったのと、気球が地面に激突して炎上したのとが同時だった。私たちは、アランシアの竜騎士気取りでレッドドラゴンの首にしっかり掴まったまま北西に向かって飛んでいく。否、竜騎士でさえレッドドラゴンを乗りこなすことはできないだろう。しばらくして、月岩山地が見えてくると、レッドドラゴンはゆっくり着地する。そして、私たちがその背中から降りるや否や、役目を果たしたレッドドラゴンはまたどこかへ飛び去ってしまう。
「私にできることはこれだけです。あなた方に幸運を。」
 そう言って、スーマは現れたときと同様、突如消え失せてしまう。我に返ると、もう日暮れまで1時間ほどしかない。恐るべき的に立ち向かう前に、ゆっくりと眠っておいた方がよさそうだ。そう思って、私は辺りを見回し、近くに木立があることに気づく。あそこなら横になりやすい。もう1つは、月岩山地の麓まで行ってから眠る方法もある。どうしようか? 月岩山地の麓まで行こう。その方が、明日動きやすい。私たちは月岩山地に向かって歩き出す。山の麓には20分もしないうちにたどり着く。そして休むのに絶好の洞窟を見つける。ここなら夜行性の敵に見つかりにくいだろう。私たちは眠りにつき、夜明けまで体を休める。体力点2点回復させる(ですが、まあ、はい)

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 8/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11、タマルは108歳で死んだ、ゾンビの腕にはの入れ墨、ホビットの耳大食い競争のアランシア記録は119戦闘用ハンマーは金貨35
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、4口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、麻痺の杖、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符銅の腕輪、古い巻物(66)、ブロンズの鍵、ガーガンティスの角
 (Save Number:279→28)

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2018/09/24


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