甦る妖術使い(プレイ日記)


【第16回】 タマルの墓碑を求めて

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 10/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、1口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、銀の杖(37)、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符、銅の腕輪、古い巻物(66)

〔278〜〕
「ヤズトロモ、私たちはブドロンさんを捜しに出発します。」
「うむ、そうか。そうしてくれると助かるわい。実はな、儂は老ブドロンに最悪の事態が起こったのではないかと恐れているのじゃよ。いつもは確実な男なんじゃ。彼に会えれば言うことなしなんじゃが、最悪の事態も考えておかねばならぬ。亡霊の棲む墓場を見つけられればよいのじゃが、そればかりにあまり時間をかけんことじゃ。お前さん方が彼なしでも亡霊の棲む墓場を見つけられるよう祈っておるよ。墓場を見つけた後は、ストーンブリッジのドワーフ村に行き、ボーリーを訪ねることじゃ。彼はお前さん方が時間を大幅に節約するのを助けてくれるじゃろう。」
「ありがとうございます。では…」
「待ちなさい。どんな冒険者にも休息は必要じゃ。食事を用意しておる。食べていきなさい。その間に、儂はお前さんにあげた治療薬の瓶を再び満たすことにしよう。」
 ヤズトロモは私たちに栄養満点の食事を振る舞い(体力点を加えるところですが、原点数なのでこのままです)、ガラス瓶には再び5口分の治療薬が満たされる。
「では、行ってきます。」
「うむ。道中アランシアの神々の御加護があらんことを。儂はラザックについて研究を続けることにする。」
 私たちはすぐさま馬を駆り、ダークウッドの森に沿って西の方へ乗り進む。一時間もしないうちに暗くなり、私たちはこれ以上進むのをあきらめる。眠る場所はすぐに見つかった。大きな火を熾してから見張りに立つ順番を決める。私が最初の見張りとなる。深夜少し前、私は木々の間から誰かがかなり苦しそうなうめき声をあげているのを聞く。誰だ? 即座にシャムを起こしてから調べてみることにする。
 できる限り静かに歩きながら、私たちは悲鳴の聞こえた木陰の方へ進んで行く。
「こっちだ、<批判屋>! 私の足に誰かの身体が引っかかった。誰か倒れているようだ。」
 私はすぐさまシャムのもとに駆けつける。倒れていた男を2人がかりで火のところまで運ぶ。男は体中傷だらけで、長い髭をした老人だ。顔が蒼白いところを見ると、長時間風雨にさらされたに違いない。私たちはできる限り慎重に彼の傷に包帯を巻き、治療薬を一口分与える(治療薬−1)。彼が気を失っているのか眠っているのかわからなかったが、とにかく目を覚ますまで見守ることにする。夜明け前までは身じろぎ一つしなかったが、朝になると彼は目を覚まして唸る。
「う〜〜〜ん…おや、あなたがたは…。」
 そう言う彼の声は疲れ切っていた。シャムが一通りの状況説明をした。
「そうか。そういうことだったのか。私を助けてくれてありがとう、見知らぬ方々よ。昨日の午後、私は友人の塔に向かっていた。ダークウッドの森を抜けて近道をしようとしたとき、熊に襲われたのだ。ダークウッドの森を歩いて通るなんてことをしちゃいかんことは、よく知っていたはずなんだがな。」
 友人の塔? それはもしかしてヤズトロモの塔のことか? すると、彼こそが…
「ああ、申し遅れた。私の名はブドロンという。」
「ブドロン!」
 シャムが興奮して叫ぶ。
「私たちはヤズトロモとあなたを待っていました。あなたに出逢えたのは好運です!」
「すると、お前さん方の用向きは、道案内では……」
「その通りです。亡霊の棲む墓場への道を案内してもらえませんか?」
「うむ。分かった。お前さんがくれた治療薬のお蔭で何とか旅はできる。私に任せてくれたまえ。」
 ブドロンはシャムの馬の後ろに乗る。私たちはダークウッドの森を越え、午後の何時間か北西に駆け続ける。道中は長かったが、ブドロンが道案内をしてくれるので、道に迷う心配はない。やがて、林の入口が見えてきた。彼は北の方角を指差しながら言う。
「墓場は林の中心の空き地にある。だが、私が一緒に行けるのはここまでだ。どうも私はあの林に入るには信心深すぎる。私はあなたがたに会えたことを報告しにヤズトロモの塔へ向かうことにするよ。助けてもらったこともね。あなたがたによき運がありますように(運点を加える)。」
 そして彼が片足を引きずりながら来た道を引き返すのを見守る。そして、彼の姿が見えなくなるまで見送った後、林の方に目を向ける。
 改めて見ると、林の中は薄暗く、入るのはわずかばかり躊躇(ためら)われる。だが、私には林の魔人を倒した実績がある。それに比べたらこんな林、何でもないぞ。そう言い聞かせながら、私たちは馬を林に立ち入らせる。すぐに私たちは空き地に達し、長い間放っておかれた墓場を見つける。墓石は壊れて苔に覆われており、雑草や芝生が生い茂っている。戦闘に備えて私たちは剣を抜き、最も近い墓石に用心しながら歩み寄る。そのとき、髑髏の指輪が煌めいた

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 11/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、4口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、銀の杖(37)、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符、銅の腕輪、古い巻物(66)
 (Save Number:244→139)

← 【第15回】へ | 【第17回】へ →


2018/04/15


直前のページに戻る

『甦る妖術使い』のトップに戻る

ゲームブックプレイ録のトップに戻る

トップに戻る


(C)批判屋 管理人の許可なく本ホームページの内容を転載及び複写することを禁じます。