甦る妖術使い(プレイ日記)


【第17回】 墓地での怪奇現象

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 11/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、4口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、銀の杖(37)、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符、銅の腕輪、古い巻物(66)

〔139〜〕
 突如、不気味なことが起こり始める。墓石の周辺の地面が動き出し、骸骨状の腕が突然地上から突き出してくる。
「ヒッ!」
 シャムが思わず声を上げる。無理もない。どんなに鍛錬を積んでいても、怖いものは怖いのだ。こんなのはもはや心霊現象なんて生易しいものではない。そうこうしているうちに、次は頭蓋骨が現れてくる。そして、あっという間にそれぞれ錆びた剣で武装している6体の骸骨が墓穴から出てくる。ふと、私の指輪が明滅していることに気づいた。
「畜生、これが原因か。」
 骨の守り人からもらった(奪った?)髑髏の指輪により命を吹き込まれた骸骨たちは、引きずられるような動きで3体はこちらに、残り3体はシャムに向かって歩み寄る。髑髏の指輪を捨ててももう遅い。一旦命を吹き込まれた骸骨たちを再び眠らせる方法はただ一つだ。幸いにして敵は動きが鈍いので、一度に一体ずつ戦うことができる。
 〔スケルトン1〕 技術点   6  体力点  5
 〔スケルトン2〕 技術点   6  体力点  6
 〔スケルトン3〕 技術点   5  体力点  6
 〔批判屋〕   技術点  12  体力点 16

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔スケルトン1〕6+=10 < 18=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔スケルトン1〕体力点−2=3
[2R] ×〔スケルトン1〕6+=12 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔スケルトン1〕体力点−2=1
[3R] ×〔スケルトン1〕6+=15 < 19=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔スケルトン1〕体力点−2=0
[4R] ×〔スケルトン2〕6+=14 < 17=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔スケルトン2〕体力点−2=4
[5R] ×〔スケルトン2〕6+=11 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔スケルトン2〕体力点−2=2
[6R] ×〔スケルトン2〕6+=13 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔スケルトン2〕体力点−2=0
[7R] ×〔スケルトン3〕5+=12 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔スケルトン3〕体力点−2=4
[8R] ×〔スケルトン3〕5+=14 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔スケルトン3〕体力点−2=2
[9R] ×〔スケルトン3〕5+=14 < 19=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔スケルトン3〕体力点−2=0
 技術点が6〜7点離れているとほとんど勝負にならない。見事にストレート勝ちを収めた。倒された骸骨たちは再び元の骨となり、地面に吸い込まれていく。シャムは…心配なかった。シャムは私と同じくらい剣技に長けており、大した苦労もせずにもう3匹の骸骨たちを倒す。私たちは碑文を読むため、墓から苔を引き剥がし始める。タマルの墓石は三つ目だった。タマルの墓碑名にはこう書いてある。
我はここに眠る
しかるに終わりなき闇の力は絶えず
我が魂は我が息子なり
タマル この世界で108歳で死す
 何を言っているかよく分からないが、一応覚えておこう。数字はパラグラフジャンプの基本だ。
 私がこの碑文を憶える間、シャムは他の墓を探しまわっていた。
「おい、<批判屋>。土から銀の杖の先が突き出ているのが見えるぞ!」
 私はシャムの方に歩み寄る。墓に入ったときは気がつかなかったが、骸骨たちが土から出てきた際にできた穴の一つに銀の杖の先端が見えていた。ということは、骸骨と戦わなかったらこの発見はできなかったということか? イアンめ、平和的な解決が嫌いと見える。それはともかくとして、せっかくの発見だ。墓から杖を引き抜いてみよう。私が銀の杖に触れるや否や風が吠え始め、枯れ葉が空中に舞い上がる。私はその風の音よりも大きな、女性の悪意のこもった笑い声を耳にし、同時に頭上から雷鳴に続いて電撃が私目がけて打ち下ろされる。運だめしをする。DD=7≦11でと出ました(運点:11→10)。稲妻は近くの木に落ち、その幹を真っ二つに引き裂く。黒く焦げた木から煙が立ち昇ったが、運がよいことに私は傷を負わないですんだようだ。女の笑い声は風に乗って流れ去り、全てが静けさを取り戻す。私はその50センチメートルほどの杖を調べてみる。すると一方の端がねじのように細くなっており、もう一方の方には13という数が押されている堅い球がついている。私はその球が回ることに気づき、それを外してみると杖の中に1枚の紙がきつく巻かれて入っているのを見つける。紙にはこう書かれている。“我を使わんと欲する者は、我が半身をつなぎ合わせよ……”我が半身? それはもしかして…(ここでパラグラフジャンプをします。133750番へ進みます)。
 分かれていた杖を組み合わせて1つにすると、私はこれに何か魔法の力がないかどうか調べてみることにする。まず地面を叩いてみるが何も起こらない。そして次に、そばを走り抜けようとしたうさぎに杖を向けると、なんとそのうさぎはそこでピタリと動きを止めてしまうではないか! 近寄って調べてみると、うさぎは完全に麻痺している。私は麻痺の杖を手に入れたのだ。運点1点増やすことができる。私は意気揚々と林を抜け、ストーンブリッジへ向かって北東に進む。
 墓場を抜けた以降は何事もなく過ぎ去り、ストーンブリッジが見えてくる頃には、もうすでに夕暮れ時になっている。このままストーンブリッジへ乗り入れようか? いや、やめておこう。夜遅くに入り込むのは失礼に値するだろう。ドワーフは無礼な輩、特に身分の高い無礼者を許さない種族と聞く。今晩は村の外で野宿した方が賢明だ。私たちはストーンブリッジの入口付近に近づき、安全そうな場所を見つける。しかし、何者かが我々の後を追っていることなど知る由もなかった……。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 11/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11タマルは108歳で死んだ
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、4口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、麻痺の杖、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符、銅の腕輪、古い巻物(66)
 (Save Number:234→92)

← 【第16回】へ | 【第18回】へ →


2018/05/20


直前のページに戻る

『甦る妖術使い』のトップに戻る

ゲームブックプレイ録のトップに戻る

トップに戻る


(C)批判屋 管理人の許可なく本ホームページの内容を転載及び複写することを禁じます。