甦る妖術使い(プレイ日記)


【第6回】 林の中の脅威

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 11/12
 体力点 … 12/16
 運点 … 8/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨2枚
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、2口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡

〔365〜〕
 ゆっくりと林を進んでいると、木の葉が動くのを目にする。どうもそれが風のせいで揺れたのだと納得いかないので、剣を抜き、馬を藪に向けて進ませる。すると恐ろしい生き物が突然目の前に飛び出して来て、私を地面のように暗く落ちくぼんだ目をして眺める。生き物は人間型ではあるが、樹皮のごとく堅くなった表皮はコケに覆われており、そこを膨れ上がった昆虫たちが這いまわっている。そしてそのしわくちゃの顔に正気のない表情を浮かべている。と、見る間にその林の魔人の手が解け、長い蔦のように伸びて、私を馬から引きずり下ろそうとする。ここで、技術だめしを行う(DD≦技術点で成功)。出た目は…≦11です。腕を剣で払いのけ、林の魔人を攻撃するために馬で突進する。馬上にいる関係で、通常の戦闘ができる。
 〔林の魔人〕  技術点 9   体力点 10
 〔批判屋〕   技術点 11  体力点 12

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔林の魔人〕9+=11 < 17=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔林の魔人〕体力点−2=8
[2R] ×〔林の魔人〕9+=17 < 19=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔林の魔人〕体力点−2=6
[3R] ×〔林の魔人〕9+=17 < 22=11+11〔批判屋〕○ ⇒ 〔林の魔人〕体力点−2=4
[4R] ○〔林の魔人〕9+=16 > 15=11+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=10
[5R] ×〔林の魔人〕9+=16 < 19=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔林の魔人〕体力点−2=2
[6R] ×〔林の魔人〕9+=13 < 17=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔林の魔人〕体力点−2=0

 一撃を受けてしまったが、何とか林の魔人を倒すことができた。途端に、誰かに見られているという雰囲気は消えた。やはりこいつが私を見ていたのか……このストーカーめ。だが、ストーカーは討ち取った。折角だから、林を探索してみよう。馬を木につなぎ、厚い下生えの中を探している。もしかすると、林の魔人の巣が見つかるかもしれないぞ。そう思い、茂みや棘の生えた灌木などを切り開いて数分後、ついに魔人の巣は……見つからなかった。恐らく魔人の巣などないのだろう。というよりは、この林全体が林の魔人の巣なのではないか? まあいいか、馬に戻ろう。そう思って踏み出したとき、何かに蹴躓(けつまづ)いた。転ぶのは免れたが、何に躓いたかが気になる。落ち葉の下にある何かに躓いたのだ。私は落ち葉を剣で払いのけ、鎖帷子を着た人間の骸骨を見つける。間違いなく林の魔人の犠牲者だろう。私は思わずその骸骨に両手を合わせた。嘸(さぞ)無念だったろう。ですが、あなたの仇は私が討ちました。扨(さて)…合掌も終わったところで骸骨をよく検(あらた)める。右手の骨が50pほどの銀の杖を握りしめているのを目にする。そして頭蓋骨の隣には立派なヘルメットが横たわっており、腐敗した革の背負い袋がすぐ近くに落ちている。一つずつ調べていこう。
 まずは銀の杖だ。杖の一端はからっぽで中にネジ穴がある。恐らく、この杖には失われたか破壊されたかした他の部分があるのだろう。杖の端の方に 37 という数字が彫り込んであるのを発見する。出た、数字つきアイテム。こういう数字は後でパラグラフジャンプに必要だからな。大事にとっておこう。今は何を意味するのかわからなくても、後で分かるときが来る。次は、ヘルメットだが…他人のヘルメットを被るのはあまり気分が乗らないな。これはパス。背負い袋を開けてみよう。中には金貨4枚と1本の蝋燭、そして巻物が1つ入っている。金貨と蝋燭はありがたくもらっておこう。さて、巻物だが…何が書いてあるんだろう。よし、巻物を読んでみよう。巻物には伝説のガーガンティスとその驚くべき角の話が記されている。その生き物が存在するという確実な証拠こそないものの、それについての噂は何世紀にもわたって流れているのだ(とは言え、噂には尾鰭がつくからな)。ガーガンティスは厚い肉の緑色をした皮膚を持ち、穴悪魔(地底怪獣)とゴーレムを掛け合わせたもののように見えるが、前頭部の一部に一本の角が生えていると言われている。ガーガンティスの角は多くの魔力と不思議な力を秘め、その力はガーガンティスの頭から切り離されても保たれ続けると言われている。角を持っている者はその角を掲げることによってその力を解き放つことができるのだ。…と、巻物に書いてある内容をここまで読んで、ふと我に返る。……おお、これは興味深い発見だぞ。巻物の続きには、ガーガンティスの一匹が西の平地にある“吠える通路”に棲んでいると書かれている。恐らくこの(亡くなった)人は、“吠える通路”に向かう途中、この林の中で非業の死を遂げたのだろう。この人のためにも、機会があれば西の平地に行きたいものだ。まあ、こんなところかな。そろそろ馬に戻ろう
 ありがたいことに、馬はまだ木につながれたままで、満足そうに草を食んでいる。私は時間を無駄にせず、馬に乗って再び出発する。さて(扨)、林の魔人の脅威は去ったが、羹(あつもの)に懲りて膾を吹く如く、待ち伏せに用心しながらゆっくりと林を進む。じきに、深紫色をした球状の苔に地面をおおわれた小さな空き地に出る。何か不気味だ…。球状の苔が弾けて毒ガスが…なんてことあり得る。君子危うきに近寄らず、苔を迂回しようっと。空き地の端には苔がないゾ。こっちへ進もう。空き地の端を馬で回ると、木々が細くなる始めているのに気づく。更に進んでいくと…やった、林を抜けられた!
 林を抜けて、じきに木に覆われた山に達する。このまま進むとまた待ち伏せされそうだ。ということで、東へ進むことにしよう。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 11/12
 体力点 … 10/16
 運点 … 8/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、2口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、銀の杖(37)蝋燭
 (Save Number:194→252)

← 【第5回】へ | 【第7回】へ →


2017/10/09


直前のページに戻る

『甦る妖術使い』のトップに戻る

ゲームブックプレイ録のトップに戻る

トップに戻る


(C)批判屋 管理人の許可なく本ホームページの内容を転載及び複写することを禁じます。