仮面の破壊者(プレイ日記)
【第26回】 モルガーナの領地へ
〔STATUS
(現在の値/原点)
〕
技術点 ……… 10(+1*)/10 墓鬼の剣(*技術点+1で原点を超えても可)
体力点 ……… 22/22
運点 ………… 11/11
金貨 …… 5
食料 …… 5
飲み薬 ……
ツキ薬(原運点+1まで回復)
装備明細 …… 剣、革の鎧、ザック、
ザクロ石の指輪
、鉄の笏(支配する者は
ただ1人
であるべし)、銅の鉱石の塊、つるはし、スナタ猫の牙(
11匹
の龍の模様と
8個
のリンゴの種)、
女神コランバラの石像
、剣歯虎の鉤爪、ヘヴァーの角笛(邪悪な敵の技術点-1)、宝石入りの首飾り、
回復の水薬(体力点が最大6点回復する)
、
透明人間マント
、
耐凍薬
、宝珠(
21
は支配者の支配をあらわす数字)、雪靴
メモ …… ガーリンを呼び出す場合は
100へ進む
、ジュジャのいる場所は『地面じゃないけど支えられる、水じゃないけど流れられる、空気じゃないけど噴き出せる、火じゃないけど爆発できる』場所、ジュジャを探す詩『迷うべからず、さまようべからず、常に真ん中の道を行け』、乙女の谷(
208
ページ『時間のない国――入るには樫の木を、出るにはリンゴの木を――』)、3つの扉に行き当たったら木の扉から入る
〔256〜〕
岩棚の道は小さなトンネルで終わっていた。これがモルガーナの領地への入口に違いない。両側の壁にはゆらゆらと揺れる松明の炎が並び、それが見渡す限りまっすぐ前方へと続いている。勇気を奮い起こし、トンネルに足を踏み入れる。松明の炎も凍り付くような冷気を和らげてはくれず、行く手が見えているというのに闇がひたひたと押し寄せてくるような感覚を振り払うことができない。ここは冷たく邪悪な心を持つモルガーナの支配する土地なのだ。トンネルの終点は小さな広間になっていて、その北側の壁に3つの扉が並んでいる。木の扉、石の扉、そして鉄の扉だ。ここで、ジュジャの言葉が脳裡に蘇る。
〜〜お前さんは3つの扉に行き当たるじゃろう。その際、木の扉を入るようにすることじゃ。〜〜
今まさに3つの扉に行き当たっている。ならば木の扉一択だ。私は真ん中の
木の扉を開けた
。
錆びた蝶番のギギーッという音とともに扉は開くが、中からは何の襲いかかってくる気配がない。中に入りトンネルを進んで行くと、鼠が岩を引っ掻くカリカリという音が聞こえる。最初はびっくりするが、次第に慣れてくる。今や前進あるのみ、余計なことに気を散らしている場合ではないのだ。やがてトンネルは蛇の舌の如く2つに分かれている。ここは勘で
右
へ進むことにする。トンネルを進むにつれて壁の松明の間隔が次第に広くなり、やがて1本もなくなってしまう。私は松明を取って来てトンネルを照らしながら進んで行くが、奇妙な風が吹いてきて松明の火を消してしまう。取り敢えず
このまま先へ行ってみよう
。単にモルガーナがこの道を進ませたくないだけかもしれない。暗さに目が慣れてきて、進むのに支障はない。しばらく進むと、微かな空気の流れで左側に枝道があることがわかる。だが、ここはこのまま
まっすぐ進む
ことにしよう。奴隷鉱山での勘がここで蘇る。やがて、松明に照らされていない広い洞窟に行き当たる。どうやら正しい道だったようだ。私は
洞窟に入る
ことにする。
暗闇の中に11個の巨大な影が浮かび上がる。11個? まさか……その予感は当たった。その1つが松明を点けた。何と、私は11体のゴーレムに囲まれてしまっているではないか! ここまで到達するあいだに、私は多くの形の死に直面してきた。だがモルガーナの攻撃は休むことを知らない。ザックから何かを取り出すにはもう遅すぎる。もはやこれまでか……。
「ガーリン、ガーリン、ガーリン!」
私の本能が
ガーリン
の名を連呼していた。
「3回も呼ばなくても分かりますよ、恩人様。お久しぶりですね。」
約1か月前の出来事だったので、ガーリンが現われるかどうか不安だったが、ガーリンは私の1回目の呼びかけで瞬時に出現していた。ガーリン達はゴーレムに立ち向かう。普通の相手ではゴーレムに傷を負わせることはできないのだが、彼らは既に死んでいる身であり、普通の相手ではない。亡霊戦士達はすぐさまゴーレム達を倒した。
「
頭の能力はあまりなさそう
な私達ですが、これであなた様への恩返しができました。」
あら、
そんなこと
言ったかしらん。
「ええ、
言いました
とも。何しろ私達はこの1か月間、あなた様が私の名を呼ぶのを待ってずっとあなた様についてきたのですから。」
それを聞いてゾッとする。それってレイワのジパングではストーカーというんだぞ。だが、そのストーカー行為のお蔭で私は危機を脱したのだから、文句は言えまい。
「あなた様には大変お世話になりました。これで私達も彼の世に旅立つことができます。あなた様に幸運を。」
ガーリンは私に敬礼すると、部下とともに今度こそ永遠に姿を消す。
試しに、もう一度呟いてみた。
「ガーリン……」
ガーリン達は現れない。ということは、本当に“ジョウブツ”したのだ。ガーリン達も自分達の役目を終えて、ほっとしているのだろう。彼らの冥福を祈りたい。
さて、ゴーレムの洞窟を自由に調べられるようになった。ここはモルガーナの謁見室への控えの間ではないのか。とすると……。私は隣り合った巨大な洞窟に入っていく。その中心には黒い玉座が置かれ、そこにはモルガーナ自身が腰を下ろしている。確かに外見は美しいかもしれないが、心の中はとんでもないドブスだ。「美人も3日見れば飽きる、ブスも3日見れば慣れる」とは飽くまでも外見上の話であって、心美人は3日見ても飽きないし、心ブスは3日見ても慣れないことは間違いない。
「お前はこれで私の可愛い人形達を倒せたと思っているのだろう? 愚かな奴め! 私にはいつでもまた造ることができるのだからね!」
モルガーナは金切り声で私に向かって言う。メリケンと呼ばれている国の大統領45号と同じく“自分ファースト”の思想だ。このくされアマの何が気に入らないかというと、口汚く罵ることではなく、ゴーレムに対しても敬意を払わない思想だ。ゴーレム達もモルガーナを守るべく一生懸命戦っていたんだ。私は危うくゴーレム達に押しつぶされそうになったが、今はそのゴーレム達が憐れでならない。
このくされアマに思い知らせてやるべく、私はモルガーナに向かって飛びかかっていく。
〔STATUS
(現在の値/原点)
〕
※ 変化があったものは
赤い太字
技術点 ……… 10(+1*)/10 墓鬼の剣(*技術点+1で原点を超えても可)
体力点 ……… 22/22
運点 ………… 11/11
金貨 …… 5
食料 …… 5
飲み薬 ……
ツキ薬(原運点+1まで回復)
装備明細 …… 剣、革の鎧、ザック、
ザクロ石の指輪
、鉄の笏(支配する者は
ただ1人
であるべし)、銅の鉱石の塊、つるはし、スナタ猫の牙(
11匹
の龍の模様と
8個
のリンゴの種)、
女神コランバラの石像
、剣歯虎の鉤爪、ヘヴァーの角笛(邪悪な敵の技術点-1)、宝石入りの首飾り、
回復の水薬(体力点が最大6点回復する)
、
透明人間マント
、
耐凍薬
、宝珠(
21
は支配者の支配をあらわす数字)、雪靴
メモ ……
ガーリンを呼び出す場合は
100へ進む
、ジュジャのいる場所は『地面じゃないけど支えられる、水じゃないけど流れられる、空気じゃないけど噴き出せる、火じゃないけど爆発できる』場所、ジュジャを探す詩『迷うべからず、さまようべからず、常に真ん中の道を行け』、乙女の谷(
208
ページ『時間のない国――入るには樫の木を、出るにはリンゴの木を――』)、3つの扉に行き当たったら木の扉から入る
(Save Number:295)
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2024/04/15
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