暗黒教団の陰謀(プレイ日記)


【第17回】 復活の章U

 …ここはどこだ?私は辺りを見回した。私の目の前には無数の星が鏤められた空間が広がっている…あれ?前にもこんな光景を見たことがあるぞ。思い出した。ここはオネアレックだ。
「気がついたか、ALADDIN。」
 この声は叔父の声……あ、そうか。私は浜辺を歩いている最中、スポーツカーの男に射ち殺されたんだ。
「またやられたのか。」
 叔父は淡々と言った。別段驚いてもいなかった。
「この冒険、理不尽な展開が多すぎるよ。せっかく<悪魔の暗礁>の奥深くまで行ったのに、戻ってきた浜辺で射殺されるなんて。」
「こればかりはどうしようもない。悪法も法だからな。」
 シュリュズベリィ博士だけでなく、叔父までそんなことを言うのか。
「もしかして、<悪魔の暗礁>はDEB(デッドエンドブロック)ということ?」
「そういうことじゃ。」
「じゃあ、やっぱりあの小さな部屋からスタートした方がいいのかな?」
「うむ。」
「そうだ。経験ポイントの使い方はルール上経験ポイント−1につき攻撃力+2だけど、それが1ターンのみ有効か、その戦闘中有効かが明記されていなかったから中間策をとって『1人の敵に対してのみ有効』としたんだ。それでいいかな?」
「ああ、構わんよ。」
<追加ルール>

・戦闘中に経験ポイントを使う際は、1人の敵に対してのみ有効(第15回参照)
 バレーボールの国際ルールの如くコロコロ変わると非難されるかもしれないが、まあ仕方がない。
 さあ、オネアレックから小屋へ帰ろう。
「あ、ちょっと待て。」
「ん?何、叔父さん。」
「例のアレを忘れてはおらぬか。」
「もしかして…RIP?」
「そうじゃ。今回でRIP2じゃ。」
 まあ、Wizardryでは、歴戦の勇士ならRip10や20は当たり前と言われるからな(本当か?)。
「それから、後の心を考えて、マーシュ精錬所のルルイエの深きものどもから逃げる場面(289番)から始めてはいかがかな?」
 そう言って、叔父は百人一首43番権中納言敦忠(藤原敦忠)の歌と立原道造の「のちのおもひに」、並びに中原中也の失恋話について語り出した。一体何の関連性があるんだ? 叔父の取り留めのない話について行けなくなったので、叔父が熱弁を奮っている隙をついて、こっそりとオネアレックを抜け出した。

 編集の都合上、次の状態で289番から再開します。

〔STATUS(現在の値/原点)
 生命力 … 25/27
 気力 … 12/17
 知性 … 15
 経験 … 6
 狂気 … 5
 所持金 … 10ドル
 手に入れたもの … 叔父の手帳、鉄製の鍵、奇妙な魚をかたどったペンダント×2
 メモ … なし
 RIP … @ナイフが背中に刺さって死亡(322)、A浜辺で射殺される(517)

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2016/09/28


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