暗黒教団の陰謀(プレイ日記)


【第7回】 インスマス面との初戦

〔STATUS(現在の値/原点)
 生命力 … 27/27
 気力 … 17/17
 知性 … 15
 経験 … 4
 狂気 … 2
 所持金 … 10ドル
 手に入れたもの … 叔父の手帳
 メモ … なし

〔277〜〕
 ダゴン秘密教団の会館から立ち去ろうとしたとき、どこからともなく男が現れ、こちらに近づいてきた。見るも忌まわしいインスマス面の男だ。さっきのセ○ンイレ○ンで少しは慣れたが、やはり不気味だ……。私がダゴン秘密教団の会館をしげしげと眺めていたことで、不審に思われたのだろう。まわりには他に誰もいない。さあ、どうしよう。さりげなく話しかけてみようか?だが、ここで店長の話を思い出した。

 〜〜この町のことを住民にあれこれ尋ねたら、ただではすみませんからね。〜〜

 もし、このことが本当であれば、話しかけたとたんに殴りかかられるだろう。ならば先手必勝……初戦闘だ。しかし、不意打ちをされたのはこちらだった。私が身構えるよりも前に敵は襲いかかってきた(ドラゴンクエスト風に)…。敵の攻撃。〔批判屋〕は生命力ポイント1のダメージを受けた。コマンド?戦う。
 〔インスマス面の男〕  気力ポイント 15     生命力ポイント 12
 〔批判屋〕       気力ポイント 17     生命力ポイント 26

 状況が不利になった場合、非常手段をとって気力ポイント生命力ポイントのどちらかを2増やしても構わない。この場合、一度どちらかのポイントを2増やす度に狂気ポイントを2増やす。狂気ポイントが10を超えると発狂するので気をつけなければならない。あるいは攻撃するときに、経験ポイントを1減らして攻撃力を2増やしても構わない。経験ポイントは貴重なものなので慎重な判断をすること。(……だそうです)

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]
[1R] ×〔インスマス面の男〕15+=23 < 24=17+〔批判屋〕○ ⇒ 〔インスマス面の男〕生命力ポイント−4=8
[2R] ×〔インスマス面の男〕15+11=26 < 27=17+10〔批判屋〕○ ⇒ 〔インスマス面の男〕生命力ポイント−4=4
[3R] ×〔インスマス面の男〕15+=22 < 23=17+〔批判屋〕○ ⇒ 〔インスマス面の男〕生命力ポイント−4=0

 初戦は何とかストレート勝ちだったが、一つ気になることがある。それは、サイコロの目は3回ともこちらが低かったことだ。…全部1差(注意:サイコロの数は全くごまかしていません)。危ない危ない…。
 インスマス面の男はだらしなく床に倒れこんでいる。私が勝てたのも当然なのだ。相手は老人だったのだから(それは知らなんだ…)。もっと若い男が相手だったら戦いの結果はどうなっていただろうか。あたりを見回したが、相変わらず人っ子一人いない。私は老人の服をさぐってみる。上着のポケットに鉄製の鍵奇妙な魚をかたどったペンダントが入っていた。何かの役にたつかも知れないので、持っていくことにしよう。これではまるで追い剥ぎだが、まあ、先に攻撃したのは向こうだし、一応正当防衛にはなるか。インスマス面の恐怖をものともせずに戦いに勝ったボーナスとして経験ポイントを1増やすことができる。
 インスマスの住民に見つかったら大変だ。一方的にこちらが悪者にされてしまう。私は速やかにダゴン秘密教団から離れる。あとはマーシュ精錬所に行くだけだ。地図を見ると、北東に向かう道を進めばいいらしい。しかし、中央広場から延びている道は数多くあり、北東に向かっていると思える道も3つある。セ○ンイレ○ンの店長もここまで詳しくは知らなかったようだ。まあ、道が3つあるときは、真ん中の道が一番無難だろう。
 真ん中の道をかなり歩いたが、マーシュ精錬所らしき建物はどこにも見当たらない。道を間違えたのだろうか。すぐ先の右側に細い小路がある。とりあえず、その小路まで行ってみよう。しかし、小路の向こうは行き止まりになっていた。ここまで歩いて疲れたので気力ポイントを1減らす。何か物音がしている。小路に面する家の中で、殴り合いでもしているような音だ。ちょっと調べてみよう。好奇心にかられて近づいてみる。開いたドアから覗き込んでみると(何だか今回の調査では覗き見が多い気がする…)、みすぼらしい玄関ホールで、二人の男が老人を殴っていた。老人は黒眼鏡をかけ、なんとも胡散臭い。二人の男の方は愚鈍な顔つきをしているが、怪しい人物ではなさそうだ。しかし、見かけだけで判断してはいけない(ここでギャンブル…5+5=10で、と出ました)。私は、声をかけることにした。まあ、仲裁は時の氏神というしね。
「あのぉ…、何をしているのでしょうか。」
 すると、2人の男は老人を殴るのをやめ、不審そうに私を見つめた。
「誰だ、お前は?」
 若い方の男がそう言って、こちらに近づいてきた。私まで殴りかねない勢いだ。だが、こっちだって今しがたインスマス面の恐怖に打ち勝ったばかりだからな。それにしても、不快な臭いがする。インスマスには風呂がないのだろうか。
「何があったか存じませんが、1人の人を2人がかりで殴るのはいかがなものかと…」
「うるせえ。お前には関係ねえ。余計な真似はするな。」
 そういって手を振って私を立ち去らせようとした。と同時に、もう1人の男がまた老人を殴り、そのひょうしに老人の黒眼鏡が床に落ちた……。
「ヒッ!」
 私も、2人の男も、ぞっとしてその場に立ち竦んだ。黒眼鏡のなくなったいま、老人の顔に目がないことがはっきりとわかったのだ。目のあるべきところに黒い穴がぽっかりと開いているではないか。某映画評論家によると、眼球を取り去ったあとの眼窩は黒ではなく、不健康な赤っぽい色らしいのだが、今はそんなことを考えている場合ではない。気力ポイントを1減らし、狂気ポイントを1増やす。2人の男はあっという間に逃げ出してしまった。かくいう私も恐ろしくてたまらない。だが、このインスマスが恐怖に満ちた町であることは百も承知だ。何が起きてもおかしくない。私の神経も先ほどもインスマス面の男との戦闘でだいぶ鍛えられた模様だ。少なくともこの老人はインスマス面ではない。ここは、勇気を奮い起こして老人に話しかけてみよう

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 生命力 … 26/27
 気力 … 15/17
 知性 … 15
 経験 … 
 狂気 … 
 所持金 … 10ドル
 手に入れたもの … 叔父の手帳、鉄製の鍵奇妙な魚をかたどったペンダント
 メモ … なし
 (Save Number:295→12)

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2016/03/24


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