真夜中の盗賊(プレイ日記)


【第10回】 地下深くへ

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〔300〕

 用心しながら階段を降りて行く。またどこかに仕掛けがあるかもしれないからだ。しかし、その心配は杞憂で終わり、今度は罠もなくそのまま下へたどり着くことができた。そこは、岩を刳り抜いただけの飾り気のない通路だった。前方から恐ろし気な生き物の息遣いが響いてくる。気をつけながら前へ進んで行く。



 鼾(いびき)をかいているオーガーに出くわした。恐らく、何かを守るために配置されたのだろう。今までオーガーの実物を見たことはなかったが、一目見ただけで、こちらから戦いを挑むことは余程のことがない限りしない方が良さそうだということは分かった。抜き足、差し足、“忍び足”…… よし、オーガーは起きないぞ。眠っているオーガーの横を足早にすり抜け、そのまま通路を先に進んだ。
 通路の端には、巨大な鉄のドアが立ちふさがっていた。商人ギルドにも似たようなものがあったので、そのときの経験から、このドアを力づくで押し破ることなどできそうもないことだけは分かった。ドアには鍵穴がついていたが、このようなものものしいドアの鍵はそう簡単に開けられるものではない。ドアの横には小さな窪みがあり、そこに鉄製の鍵がぶら下がっている。この鍵がこのドアの鍵だろう。そう思い、鍵に手を伸ばそうとした……が、慌てて手を引っ込めた。



 鍵の横に一匹の蠍がうずくまっていた。今は微動だにしないが、鍵に手を伸ばそうとすれば襲いかかってくるだろう。蠍を殺そうとしても、尾の一撃を受けるのは必至である。しかも、蠍の毒に対しては他の毒の解毒剤も効かず、例えば蛇用の解毒剤を服用すると蠍の毒と混ざって逆に毒性が強まってしまうらしいので(『炎の神殿』42番参照)、かなり危険だ。よし、ここは鍵開けに挑戦しよう。合鍵の束は……どれも合わなかった。商人ギルドの鉄のドアと同じだ。このドアに対峙しているということは、私が“正しい”方向へと進んでいることの何よりの証ではあったが、合鍵の束も通用しない以上、かくなる上は……窪みの鍵を取るしかないようだ。“すり”の特殊技能を駆使する……よし、鍵を取ったぞ。蠍はピクリとも動かない。私は鍵を手にして安堵のため息をつくと、即座に鍵穴に鍵を挿し込んだ。カチャ……よし、開いたぞ。先へ進む前に、鉄の鍵を窪みに戻した。どうやら蠍はこの鉄の鍵の持ち主らしいからな。私は蠍に鍵を“返却”した後、その先に続く通路へと進んで行った。
 やがて、通路は二つに分かれた。右か左か左か右か。取り敢えずへ進もう。左の通路は、様々なゴミのかけらが散らばっている、物置のような部屋に通じていた。気をつけながらその部屋を通り、次の部屋へ……痛ッ……! 後ろから突然椅子が飛んできてぶつかった。体力点1を失う。慌てて体勢を立て直そうとしたが、すぐさま椅子が再び襲いかかってくる。ここで運だめしを行う。DD=7≦10と出ました(運点−1)。私はうまく椅子を避けることができた。椅子は私の横を通り過ぎ、壁に激突して粉々に砕け散った。この部屋が散らばっている理由は分かったが、家具を投げつけるなど正気の沙汰ではない。一体誰が投げているんだ? そう思う間にも、今度は小さなテーブルが空中に浮かび上がり、こちらに向かって動き始めるのを見た。これは、もしかするとポルターガイストか? すぐにここから出て行け、ということかもしれない。ならば、逆らわずにこの部屋から出て行くまでだ。私はこの部屋から逃げるように引き返した。しかし、ポルターガイストは容赦なく攻撃を仕掛けてくる。分かりましたよ、出て行くからちょっと待ってくれよ!
 〔ポルターガイスト〕  技術点  6   体力点  0
 〔批判屋〕       技術点  8   体力点 18

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ○〔ポルターガイスト〕6+1117 > 15=8+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−1=17
 あたっ! さっきの小さなテーブルが私の体に当たる。仮に私が戦闘で勝ったとしても、既に死んでいて実体のないポルターガイスにダメージは与えられなかっただろう。たとえ魔法の大剣を使っていたとしてもだ。だが、私が通路を引き返したと知ると、ポルターガイストはそれ以上襲いかかってくることはなく、小さなテーブルも元の位置に戻った。もう左の通路になんか行くもんか! 気を取り直して、右側の通路へ行こう。
 右側の通路は数メートル先で行き止まりとなっていた。地面を見ると、穴が開いている。この穴の中を降りれば先へ進めるだろう。だが、穴の中は真っ暗でどうなっているのかは全く分からない。それでも、さっきのポルターガイストよりはましだ。穴を降りる前に、見える範囲で穴を調べてみる。どうやらかなりの急斜面のようだ。ここはロープと鉤爪を使おう。私は、鉤爪をしっかりと穴の淵にかける。そして、ゆっくりとロープを降りて行く。10メートル程降りただろうか、下に新たな通路が現われた。私は穴の淵にある鉤爪を外そうと試みる。鉤爪は難なく外れた。私はロープを再びバックパックに収め、このロープをくれた台車のバーゴに感謝した。

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2025/10/12


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