真夜中の盗賊(プレイ日記)


【第8回】 地下通路の仕掛け

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〔343〕

 今降りている階段こそがマダム・スターの言っていた「暗くて死とつながりのある場所」に違いない。私は階段を踏み外さないように気をつけながら降りて行った。だが、どんなに気をつけていても、罠に気づかないときは気づかない。それは理窟ではなく第六感が……ここで、何かの異変を“感知”した。次の段が、これまで降りてきた段と比べて少し段差が異なるように思えたのだ。一つの階段において、段の高さは一定でなくてはならないという暗黙のルールがある。それは、何段も同じ高さを昇降しているうちに、そのリズムが狂ってしまい、躓いてしまうことがあるからだ。私は足を止め、異なる段を調べてみる。用心した甲斐があった。次の段には巧妙に隠されたレバーみたいなものがあったのだ。どんな罠かは分からないが、恐らく踏んだ途端に罠が作動するのだろう。私はその段を跳び越して、更に下へ降りて行った。そして、ついに階段を下り切った。
 いきなりこんな罠が仕掛けてあるとは、やはりこの先に“バジリスクの瞳”があると見て良いだろう。私は、階段の先を見た。そこからは天井の低い廊下が続いており、その先の方には大きな石板が見えた。私の慎重が6フィートあるのもそうだが、そうでなくてもここは背を屈んで進まなくてはならない。ほんの少し行ったところで、上の方から何かが蠢くような物音が聞こえてきた。松明でその音の方を照らしてみると、辺りが鋭い牙を持った小さな蝙蝠で埋め尽くされていることがわかった。蝙蝠は主に暗い場所で活動するから、目よりも耳が発達している。耳で超音波を放ち、その超音波の角度によって相手や自分の居場所を察知するという。か何かあれば蝙蝠の耳を攪乱させられたかもしれないが、今そんなことを言っても仕方がない。
 私の持っていた松明の明かりが、普段光を見ることに慣れていない蝙蝠たちを驚かせてしまったらしい。そのうちの数匹がこちらに群れをなして襲いかかってくる。蝙蝠は群れを一匹の敵とみなす。但し、今の私の姿勢はかなり窮屈であり、不利な戦いを強いられることは必定であろう。今回の戦闘に限り、各戦闘ラウンドにおいて攻撃力から2点を引かれる。



 〔蝙蝠〕     技術点  5   体力点 12
 〔批判屋〕    技術点  8   体力点 17

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔蝙蝠〕5+11 < 12=8+−2〔批判屋〕○ ⇒ 〔蝙蝠〕体力点−2=10
[2R] ×〔蝙蝠〕5+13 < 15=8+−2〔批判屋〕○ ⇒ 〔蝙蝠〕体力点−2=8
[3R] ○〔蝙蝠〕5+13 > 11=8+−2〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=15
[4R] ×〔蝙蝠〕5+8 < 11=8+−2〔批判屋〕○ ⇒ 〔蝙蝠〕体力点−2=6
[5R] ×〔蝙蝠〕5+12 < 15=8+−2〔批判屋〕○ ⇒ 〔蝙蝠〕体力点−2=4
[6R] ×〔蝙蝠〕5+7 < 17=8+11−2〔批判屋〕○ ⇒ 〔蝙蝠〕体力点−2=2
  ここで戦闘での運だめしを行う。DD=8≦11と出ました(運点−1)。 ⇒ 〔蝙蝠〕体力点−2=0
 ついに蝙蝠の一群を倒した。残りの蝙蝠は恐れをなしているのか、私に襲いかかってこない。今のうちに廊下を進もう。
 私はついに廊下の端にある大きな石板にたどり着いた。その板は巨大で、廊下との間には上にも横にも全く隙間はなく、おまけに厚みは少なく見積もっても50センチメートルはありそうだった。この石板を押すことも考えたが、多分無理だろう。無闇に体力を消耗するのは得策ではない。ならば、私の“感知”を使ってみよう。私は石板を注意深く見つめ、それを動かす方法がどこかにないかを捜してみた。きっとどこかにあるはず……だ! 見つけたぞ。私は石板と廊下の壁との間に、やっと手が差し込めるくらいの隙間が空いているのを見つけた。仕掛けの引き金を隠しておくにはまさにうってつけというところだ。だが、直接手を入れるのは危険過ぎる。手を入れた瞬間に手を挟まれた、などとなったら大変なことになってしまう。ここは……短剣でも差し込んでおこう。しかし、短剣はすぐにつっかえてしまい、隙間の奥の方までは届かなかった。手を入れることだけは絶対にしたくはないので、他の方法を考えることにした。
 う〜〜〜〜〜ん……この石板を迂回する手段はないものだろうか。この石板、どこからどう見ても怪しい。怪し過ぎる。注意を惹き過ぎている。どうぞ好きなだけ殴ったり蹴ったりしてください、とでも言わんばかりの代物だ。ふと、私は盗賊ギルド主催のマジックショーのときに自分が披露した手品を思い出した。私がステッキの先端を振ると、ほとんどの人がステッキの先端に目が行く。しかし、ステッキの先端には何の仕掛けもなく、実は仕掛けのある袖など誰も見向きもしない。この状況を今の石板に当て嵌めるとどうだろう。この石板に目が行って、その他の通路などは見向きもしない。しかし、実はそこに仕掛けがある。
 私は、廊下の端あたりを調べ始めた。思った通りだ。右手の壁に少し緩くなっている石があった。この石を押してみると……石は開き、人が一人通り抜けられるくらいの幅の通路が現われたのだ。私は、この通路に足を踏み入れた。

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2025/10/05


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