真夜中の盗賊(プレイ日記)
【第7回】 バロウの丘にて
(各ステータスです。もう一度クリックすると閉じます。)
技術点 ……… 8/8
体力点 ……… 15/19
運点 ………… 11/11
金貨 ………… 52
食料* ……… 10
飲み薬** …… ツキ薬、ブランデー1瓶(3/3)
バックパックに入れる品物
…… 1.食料*、2.飲み薬**、3.ロープと鉤爪(壁登り)、4.椅子の足、5.重い鎖2本、6.(空)
その他の品物
…… 短剣2本、革の上着とすねあて、携帯用ランプ1つ、松明1本、火口箱1つ、ボロ布(忍び足)、合鍵の束(錠破り)、Lという文字が刻まれている鍵、黒いフードつきのマント(姿隠し)、銀のペーパーナイフ(金貨5枚分)
特殊技能 …… すり、感知、目利き、壁登り、忍び足、錠破り、姿隠し
ノート ……… マダム・スターのヒント(289)、商人ブラスのシンボルはコイン、ブラスの金庫を開けるには2本の鍵が必要で鍵のうち1本はブラスが肌身離さず所持、商人ギルドのヒント(90)、ブラスの家のヒント(335)
〔144〕
これまで手に入れた情報と、退けてきた数々の障害を吟味した。バジリスクの瞳がバロウの丘に隠されていることは知っている。そして、バロウの丘に関する手がかり(392)も……。
私は、警備兵の目に止まらないように気をつけながら、フィールド門を通って街の外へ出た。そして、すぐにバロウの丘にたどり着いた。のぼってみると、そこにはこの地の名前の由来となっている“塚”即ちバロウ(Barrow)があり、そこから遠くないところに荒れはてた庭園があった。百年かそれ以上前、ここには立派な屋敷があったのだが、そこに住んでいた人々に次々に不幸が訪れ、結局屋敷は打ち捨てられたのだと言われている。その後すぐに屋敷は焼け落ち、残ったのはこの庭園だけである。ブラスがここにどんな仕掛けをしたのか? “バジリスクの瞳”をどこに隠したのか? そしてそれをどうやって守っているのか? 色々と浮かび上がる不思議な疑問を心に抱きながら、まずはどこを調べるかを考えた。まず目につくのは、塚と屋敷跡の2つだ。
私は、塚を調べることにした。塚に近づくと途端に私の髪の毛は逆立った。学研のシミュレーションゲームブック12巻『妖怪伝説』の小野寺コウの如く、髪の毛がたらいのようになった(これが分かる方は相当なマニアの方です)。何やら古代の神秘的な力が辺りに渦巻いているような気がする。暗い夜空に映る木の影は、まるで私に脅しをかけているかのように見え、その枝は今にも襲いかかってきそうだ。私はこの恐ろしい想像を頭から振り払い、目の前の事柄に集中した。取り敢えず塚の周りを一周する。中への入口を捜してみたが、塚にはそれらしきところは全くなく、ただ一箇所に石が立っているだけだ……と、ここで何かを“感知”した。塚の一箇所に立っている石に、微かに何かで引っ掻いた痕(きず)があることに気づいた。この石に何か印があるぞ。“目利き”をしてみると、盗賊ギルドの印の一つだった。それは、犠牲者、または標的を表すギルドの印“まと”に似ていたが、なぜここに刻まれているかはよく分からなかった。一つ分かったことは、今これ以上ここにいても“バジリスクの瞳”へ近づくことはできないということだ。私はこれ以上塚を調べることはやめにして、屋敷跡へ向かった。
屋敷跡には庭園しか残ってはいない。その庭園は荒れ放題で、草木はまるでジャングルのように繁っていた。微かに見分けられる花壇の跡が、ここが昔はよく手入れされた庭だったことを偲ばせた。そして、その昔屋敷が建っていた、今は黒ずんでいる空地へ向かった。と、その左手数メートルのところに、何やら石像のようなものが見える。まずはこの石像を調べてみよう。

石像を取り囲む下生えをかき分けてみると、その台座が小さな池の真ん中に据えられていることがわかった。今にも矢を放とうとしているその射手の像は青銅でできており、歳月を経て苔むしている。そしてその台座には碑文がついていたが、その上に積もった枯葉が文字を隠している。どうやら碑文を読むためには池を渡らなくてはならないようだ。或いは、池を跳び越すか……。コロナウイルスのこのご時世、もはや清流の水すら水質が疑われるようになった。百年以上も放置された池の水とあらば尚更だ。ということで、池を跳び越します。ここでDDを行い、技術点と比較する。DD=3≦8で、成功しました。
私は首尾よく池を跳び越し、石像の台座にたどり着いた。安堵のため息を漏らす。しばらく息を整えながら碑文の上に積もる枯葉を払いのけた。そこには次のように書かれていた。
我が敵は石の心
我が矢は放たれることなし
しかるにひとたびその戻りしところに向かえば
死への門開きぬ
随分物騒な詩だなあ。そんなことを考えながら、無意識に石像に凭れかかった。と、その途端、石像が動いた。驚いてもう一度石像を押してみると、今度も石像は台座を中心にして回転した。どうもこの石像は回転するように作られており、どの方向にその矢を向けるかが塚の秘密の鍵になっているようだ。ここで、先程の盗賊ギルドの印を思い出す。塚に立っている石に“まと”を表す印があった。もしかすると、このことではないのだろうか? 試しに、矢を塚のところに立っている石に向けてみる。
ズズズズズゥ……
軋るような音とともに塚の一部が内側に陥没して、中から石造りの階段が現われた。こういう仕掛けだったのか。私は池を再び跳び越し、塚に向かった。ここで、地下への階段を降りる前に、状況を確認する。体力点が少し減っているので、ブランデーを一口飲んで回復する(ブランデー−1口、体力点+2)。よし、これでいいだろう。
ランプでは少し暗いので松明に火を点け、用心しながら階段を降りて行った。
(各ステータスです。もう一度クリックすると閉じます。)
〔STATUS(現在の値/原点)〕
※ 変化があったものは赤い太字
技術点 ……… 8/8
体力点 ……… 17/19
運点 ………… 11/11
金貨 ………… 52
食料* ……… 10
飲み薬** …… ツキ薬、ブランデー1瓶(2/3)
バックパックに入れる品物
…… 1.食料*、2.飲み薬**、3.ロープと鉤爪(壁登り)、4.椅子の足、5.重い鎖2本、6.(空)
その他の品物
…… 短剣2本、革の上着とすねあて、携帯用ランプ1つ、松明1本、火口箱1つ、ボロ布(忍び足)、合鍵の束(錠破り)、Lという文字が刻まれている鍵、黒いフードつきのマント(姿隠し)、銀のペーパーナイフ(金貨5枚分)
特殊技能 …… すり、感知、目利き、壁登り、忍び足、錠破り、姿隠し
ノート ……… マダム・スターのヒント(289)、商人ブラスのシンボルはコイン、ブラスの金庫を開けるには2本の鍵が必要で鍵のうち1本はブラスが肌身離さず所持、商人ギルドのヒント(90)、ブラスの家のヒント(335)
(Save Number:383→343)
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2025/10/03
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