真夜中の盗賊(プレイ日記)
【第3回】 商人ギルドへの道のり
(各ステータスです。もう一度クリックすると閉じます。)
〔STATUS(現在の値/原点)〕
技術点 ……… 8/8
体力点 ……… 19/19
運点 ………… 11/11
金貨 ………… 7
食料* ……… 10
飲み薬** …… ツキ薬
バックパックに入れる品物
…… 1.食料*、2.飲み薬**、3.ロープと鉤爪(壁登り)、4.(空)、5.(空)、6.(空)
その他の品物
…… 短剣1本、革の上着とすねあて、携帯用ランプ1つ、松明1本、火口箱1つ
特殊技能 …… すり、感知、目利き、壁登り
ノート ……… マダム・スターのヒント(289)、商人ブラスのシンボルはコイン、ブラスの金庫を開けるには2本の鍵が必要で鍵のうち1本はブラスが肌身離さず所持
〔387〜〕
“輪なわ”の暗い路地を後にした私は、ポートブラックサンドの地図を確認する(クリックすると地図が出ます。もう一度クリックすると閉じます)。
“輪なわ”はポートブラックサンドの中でもかなり中央に位置するらしい。商人ギルドはマーケット広場、ブラスの家はフィールド門付近。まずは“輪なわ”に近い商人ギルドへ行く。地図を見てもらうと分かるが、商人ギルドはマーケット広場の南側、即ち“輪なわ”の真向かいなのだ。屋台は全てたたんでおり、広場は静まり返って私以外には人影もない。私は物陰に隠れながら広場を進んだ。今日は特に警備兵どもに捕まるわけにはいかない。あいつら、盗賊ギルドを目の敵にしているからな。広場の中ほどまで行ったところで、木立で何かが動いたのに気づいた。何だろう? 私は興味本位に木立に近づき、動いた何かを覗いてみた。と、私の目に、またもや何かが蠢くのが映った。間違いなく何かいるが、この夕闇の中では、それが何かは分からない。“忍び足”の特殊技能でもあれば近づけるのだろうが、今は深入りは禁物だ。私はこれ以上木立を調べるのをやめ、商人ギルドへの道を急いだ。
商人ギルドは何階もある石造りの立派な建物で、広場に面した正面玄関は、遠く南、骸骨砂漠から運ばれてきた木材で造られていると言われている。ドアは閉じられていて、警備兵がその側に立っているのが見て取れる。こっちは警備兵に気づいたものの、警備兵はこっちに気づいていないようだ。だが、これ以上近づくのは危険と見えるな。他の入口を捜してみよう。商人ギルドの脇に小道がある。ここを進んでみよう。しばらくして道は鋭角に右に曲がり、更にそこから少し行った左側にもう一つ別のもっと細い道があった。その道はすぐに行き止まりになっていたが、その左側にドアと排水管がある。排水管は窓から屋根にのぼっているから、ここから商人ギルドへ入れそうだ。この小道へ入ることも考えたが、まずは商人ギルドの周りを進んでみよう。建物の周りに沿って進むと、右手に更に細い路地が見えた。そしてその路地には、四人の人影がいる。その四人は私の行く手を阻むようだった。私は慌てて後ろを振り向く。すると、まるで私の退路を断つかのように、更に三人の人影が立ち塞がっていた。

七人の人影は、不気味な雰囲気で両側からじりじりと距離を詰めてくる。畜生、追いはぎか。七対一で戦うのは無茶だ。壁を登って逃げることも考えたが、ロープと鉤爪を取り出して引っ掛けて登る、などという時間は残念ながらない。ようし、こうなったら……
「どりゃああああ!」
私は相手を驚かせるために大声で叫びながら、七人のうちの一番近くの追いはぎに飛びかかった。無論、戦うためではなく、相手が怯んだ隙に強行突破を試みるためだ。ここでDDを行い、技術点と比較する。DD=9>8で、失敗しました。
相手が怯むまでは良かったが、別の追いはぎが私の退路を断った。
「おい待てよ。逃げられやしねえぜ。」
そう言って、奴らは下品な笑みを浮かべる。こうなったら戦うしかない。私は路地の隅へ逃げ込み、短剣を構え直す。私がここへ逃げ込んだのは理由があった。――そう、ここは狭く、相手は一度に一人しか襲いかかることができないのだ。これで、三人との同時戦闘という不利な状況は回避できた。
〔追いはぎ1〕 技術点 7 体力点 5
〔追いはぎ2〕 技術点 6 体力点 6
〔追いはぎ3〕 技術点 5 体力点 6
〔批判屋〕 技術点 8 体力点 19
[戦闘ラウンド(青字はDDの値)]
[1R] ○〔追いはぎ1〕7+7=14 > 12=8+4〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=17
初戦の1ラウンドは負けてしまった。技術点の低さがここで影響する。
[2R] ×〔追いはぎ1〕7+10=17 < 18=8+10〔批判屋〕○ ⇒ 〔追いはぎ1〕体力点−2=3
[3R] △〔追いはぎ1〕7+9=16 = 16=8+8〔批判屋〕△
[4R] ×〔追いはぎ1〕7+6=13 < 14=8+6〔批判屋〕○ ⇒ 〔追いはぎ1〕体力点−2=1
ここで戦闘での運だめしを行う。DD=5≦11で吉と出ました(運点−1)。 ⇒ 〔追いはぎ1〕体力点−2=0
「ぐあぁ……」
私の短剣が見事に追いはぎ1の腹に埋もれる。追いはぎは地面に倒れたきり、動かなくなった。続いて追いはぎ2と対戦する。
[5R] ×〔追いはぎ2〕6+2=8 < 14=8+6〔批判屋〕○ ⇒ 〔追いはぎ2〕体力点−2=4
[6R] ×〔追いはぎ2〕6+3=9 < 17=8+9〔批判屋〕○ ⇒ 〔追いはぎ2〕体力点−2=2
[7R] ○〔追いはぎ2〕6+9=15 > 14=8+6〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=15
[8R] ×〔追いはぎ2〕6+5=11 < 17=8+9〔批判屋〕○ ⇒ 〔追いはぎ2〕体力点−2=0
追いはぎ2も地面に倒れるが、間髪を容れず追いはぎ3が襲いかかってくる。
[9R] ×〔追いはぎ3〕5+8=13 < 15=8+7〔批判屋〕○ ⇒ 〔追いはぎ3〕体力点−2=4
[10R] ×〔追いはぎ3〕5+8=13 < 17=8+9〔批判屋〕○ ⇒ 〔追いはぎ3〕体力点−2=2
[10R] ×〔追いはぎ3〕5+6=11 < 12=8+4〔批判屋〕○ ⇒ 〔追いはぎ3〕体力点−2=0
私は三人の追いはぎを倒した。あと四人か……。
「うわっ、こいつ強え。逃げるぞ!」
残った四人の追いはぎ達は、蜘蛛の子を散らすように逃げて行った。どうやら七対一で多勢に無勢を決め込もうと企んだが、私が歯向かったため、不意を突かれたようだ。概して、追いはぎというのは自分より“弱い”者しか襲わないのだろう。そんなことを思いながら、倒れた三人の持ち物を調べてみる。短剣が1本、椅子の足、重い鎖が2本、金貨5枚、追いはぎが足に巻いていたボロ布が見つかった。まず、このボロ布だが、これを足に巻けば足音を消すことが出来る。即ち“忍び足”の特殊技能を得られるのだ。私が直前まで奴らの存在に気づかなかった理由がわかった。だが、今は逆にありがたい。あとは、短剣(予備の武器になるだろう)、重い鎖、金貨5枚を持ち去ることにしよう。短剣と布と金貨以外は、バックパックに入れる品物になる。(管理人注:訳書では、布と金貨以外はバックパックに入れる品物として数えていますが、初期装備の短剣はバックパックに入れていなかったので、予備の短剣もバックパックに入れなくてよいことにしました。この解釈について、ご感想・ご意見・ご批判などがございましたら、掲示板にてお知らせください。)
さて、追いはぎ達を返り討ちにした私は、相変わらず商人ギルドの建物の外周に沿って歩いていた。途中でドアがあるのを見つけたが、よく見てみるとそれは壁に塗り込まれており、結局そこから入ることはできなかった。そして左に曲がると、カギ通りに出てきた。南の方を見てみると、誰かが雨嵐と降り注ぐ矢から身を躱そうと必死になっている。商人ギルドの仕かけが作動したのだろう。そうして更に角を曲がると……。
ここはマーケット広場の南――そう、私はまるまる商人ギルドの建物を右回りに1周して元の場所に戻ってきたのだ。1周して分かったことは、取り敢えず商人ギルドに入る経路が三つあることだ。一つ目は正面玄関前の警備兵、二つ目は裏手のドア、そして三つ目は裏手のドアの横の排水管。このうち、警備兵を倒して中に入る方法は危険だ。完全武装している警備兵を倒すことは容易ではないし、仮に倒せたとしても騒ぎを聞きつけて他の警備兵達が駆けつけ、商人ギルドは厳戒態勢が敷かれることだろう。そうなっては元も子もない。まずは裏手のドアを試してみよう。私は、建物の裏手まで歩いた。初めて回ったときと違うのは、私の足音がないことだ。これはいい。やがて、私は裏手のドアの前まで来た。
(各ステータスです。もう一度クリックすると閉じます。)
〔STATUS(現在の値/原点)〕
※ 変化があったものは赤い太字
技術点 ……… 8/8
体力点 ……… 15/19
運点 ………… 10/11
金貨 ………… 12
食料* ……… 10
飲み薬** …… ツキ薬
バックパックに入れる品物
…… 1.食料*、2.飲み薬**、3.ロープと鉤爪(壁登り)、4.椅子の足、5.重い鎖2本、6.(空)
その他の品物
…… 短剣2本、革の上着とすねあて、携帯用ランプ1つ、松明1本、火口箱1つ、ボロ布(忍び足)
特殊技能 …… すり、感知、目利き、壁登り、忍び足
ノート ……… マダム・スターのヒント(289)、商人ブラスのシンボルはコイン、ブラスの金庫を開けるには2本の鍵が必要で鍵のうち1本はブラスが肌身離さず所持
(Save Number:386→159)
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2025/09/21
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