甦る妖術使い(プレイ日記)


【第30回】 妖術使いの最期

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 8/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11、タマルは108歳で死んだ、ゾンビの腕にはの入れ墨、ホビットの耳大食い競争のアランシア記録は119、戦闘用ハンマーは金貨35枚、ラザックを倒したら、即座に石棺の間から出なければならない
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、4口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、麻痺の杖、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符銅の腕輪、ハマカイ語の巻物(66)、ブロンズの鍵、ガーガンティスの角、認識票(283)

〔271〜〕
 私はラザック自身の剣を振りかざして突撃する。
 〔ラザック〕   技術点 12  体力点 20
 〔批判屋〕   技術点 12  体力点 16

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] △〔ラザック〕12+=20 = 20=12+〔批判屋〕△
 どうやら、ラザックは私の直撃をかわそうとは思っていないらしく、ただ一心に私に触ろうとする。
 同性の私に触りたがる何か強い理由でもあるのか? 想像したくもないが。

[2R] ×〔ラザック〕12+=17 < 18=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ラザック〕体力点−2−2=16
 戦闘中の運だめし。DD=7≦8で吉と出ました(運点:8→)。

[3R] ○〔ラザック〕12+11=23 > 19=12+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=14
 ラザックは私の腕を掴んできた。それだけで激痛が走る。ということは、次に負けたら命はないだろう。

[4R] △〔ラザック〕12+=20 = 20=12+〔批判屋〕△
 ラザックの手を振りほどく。それで精一杯だった。

[5R] ×〔ラザック〕12+=18 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ラザック〕体力点−2−2=12
 戦闘中の運だめし。DD=7≦7で吉と出ました(運点:7→)。

[6R] ×〔ラザック〕12+=17 < 18=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ラザック〕体力点−2=10
 際どい攻防が続いている。

[7R] △〔ラザック〕12+=18 = 18=12+〔批判屋〕△
 鍔迫り合いが続く。

[8R] ×〔ラザック〕12+=16 < 18=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ラザック〕体力点−2=8
 ついにラザックの体力点が1桁になった。

[9R] ×〔ラザック〕12+=17 < 24=12+12〔批判屋〕○ ⇒ 〔ラザック〕体力点−2=6
 ここで6ゾロの丁が出た……

[10R] ○〔ラザック〕12+=19 > 15=12+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=12
「お前の顔をつかませろぉぉ…」

[11R] ×〔ラザック〕12+=16 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ラザック〕体力点−2=4
 つかませてたまるか! つかまれたら我が命もアランシアも一巻の終わりだ。

[12R] ×〔ラザック〕12+=16 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ラザック〕体力点−2−2=0
 戦闘中の運だめし。DD=4≦6で吉と出ました(運点:6→)。

 ついに妖術使いラザックを討伐した。だが、まだ安心はできない。完全に破滅に追いやるために、私はローブからガーガンティスの角を取り出し、それをラザックの胸に突き立てる。魂を凍らせるような叫び声が石棺の間を支配する静寂を破り、瞬く間にラザックの体は塵の山になってしまう。そしてその塵が吹き飛んでしまうと、その中から百年もの長きにわたってラザックが横たわっていた、巨大な石棺が姿を現す。まずは、石棺を覗いてみよう
 ラザックの石棺の中には様々な金や装飾品に満ちていた。これだけのものがあるのだから、やはりラザックの力は強大だったということだろう。中には私の拳ほどもあるダイヤモンドまである。私はきらめくダイヤモンドの美しさに魅惑された。少しくらい持っていってもいいだろう。私は石棺のダイヤモンドに手を伸ばした……そのとき、ふとヤズトロモの伝言を預かった冒険者の言葉がよぎった。
 〜〜ラザックを倒したら、即座に石棺の間から出なければなりません。さもないと、死が訪れるでしょう。〜〜
 今、私は「ラザックを倒した」状況にいる。ということは、即座にここから出なくてはならないということだ。ラザックの財宝は惜しいが、今更言うまでもなく、ほんの一時の欲望が破滅に導くことは他の冒険者達による何千、何万という実例により立証済だ。私はすぐさまここから逃げ出す
 冷気の漂う部屋に戻ったが、ウンゴスは微動だにしない。骨身に沁みるほど恐ろしく低い声で語りかけてはきたが、こちらが要件を満たせば何もして来ない。ある意味公平な男(?)だった。
ド〜〜〜ン!
 突如、地響きが発生した。石棺の間からだった。振り向くと、ラザックの石棺が落石によりひしゃげている。あと少しあの言葉を思い出すのが遅かったら、私は助からなかっただろう……。おおっと、既に周りの鍾乳石などが崩れ落ちてきている。魔人の椅子の通り道の穴を潜り抜け、来た道を逆戻りする。その間にも様々な箇所に落石や落盤がある。通路が埋まりかけている。私の体力はもつだろうか?
 裂け目の入口付近に戻ったとき、漂っていた気体のせいで一瞬視界が遮られる。入口付近にあった赤い液体が何らかの化学反応を起こし、人体に有毒な気体が発生したのだろう。もはやこれまでか。
「<批判屋>さん。こっちよ!」
 ふと、どこかで聞いたことのある声がした。その声を思い出すことができないが、取り敢えず声の方を頼りに進む。目の見えない私はそこに昇り階段があることも知らず、つまづいた。そして、その場に昏倒する。体力点5を失う。もはや走ることもできない。
ドシ〜〜〜ン!
 そして、何も感じなくなった……。

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2019/01/01


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