甦る妖術使い(プレイ日記)


【第20回】 洞窟内の怪奇現象

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 10/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11、タマルは108歳で死んだ
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、4口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、麻痺の杖、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符銅の腕輪、古い巻物(66)

〔90〜〕
 私たちは右の曲がりくねった通路を進む。一本道だから迷う心配はない。と、持っていた松明が通路に不気味な影を投げかける。
「何かが近づいてくるぞい。」
 ボーリーがいち早く気づいたようだ。確かに、何かがこちらに行進して来る音を耳にする。何が起きてもすぐ行動できるように身構える。しばらくすると、大きな耳と牙のような歯を持った、オークとトロールの混血のような醜い生き物が見えてくる。彼らは長くてぼさぼさの髪の毛を骨で結い上げており、金属でできた鎧を身に着けている。鎧のそこら中から棘や鋲が突き出ている。接近戦では武器にもなるような仕掛けだ。
「ドラガーだ。こいつらは戦いの場になると、狂暴な戦士としての本性を発揮する。見た目通り、オークとトロールのように粗野な奴らだ。」
 シャムが説明している間にも、ドラガーたちがこちらに近づいてくる。そして、こちらに気づいた。
「誰だ、お前たちは!」
 案の定ドラガーたちは襲いかかってくる。私たちはためらうことなく戦闘態勢に入る。6人いるので、1人あたり2人ずつを相手にする。狭い一本道が幸いしてか、敵は一度に1人しか襲いかかってこない(こられない)。
 〔ドラガー1〕 技術点  9  体力点  9
 〔ドラガー2〕 技術点  9  体力点 10
 〔批判屋〕   技術点 12  体力点 16

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔ドラガー1〕9+=17 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドラガー1〕体力点−2=7
[2R] ×〔ドラガー1〕9+=16 < 23=12+11〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドラガー1〕体力点−2=5
[3R] ×〔ドラガー1〕9+=17 < 18=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドラガー1〕体力点−2=3
[4R] ×〔ドラガー1〕9+10=19 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドラガー1〕体力点−2=1
[5R] ×〔ドラガー1〕9+=17 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドラガー1〕体力点−2=0

 危ないところだったが、何とか無傷でドラガー1を倒せた。

[6R] ×〔ドラガー2〕9+=12 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドラガー2〕体力点−2=8
[2R] ×〔ドラガー2〕9+=16 < 19=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドラガー2〕体力点−2=6
[3R] ×〔ドラガー2〕9+=13 < 16=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドラガー2〕体力点−2=4
[4R] ×〔ドラガー2〕9+=17 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドラガー2〕体力点−2=2
[5R] ×〔ドラガー2〕9+=13 < 19=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドラガー2〕体力点−2=0
 やはり技術点は大事だ。シャムとボーリーの方を向くと、彼らも軽い傷を負ってはいるもののドラガーを倒したようだった。彼らが腕に包帯を巻いているあいだに私はドラガーの死体を調べる。リーダーのベルトにブロンズの鍵と、小さな丸いブリキに入った茶色い粉があった。鍵は使い道がありそうだ。粉については、エルフがよく知っているかもしれない。
「シャム、この粉が何だか分かるか。」
 シャムはブリキの容器を手にする。途端にシャムの表情が軽蔑のまなざしに変わった。
「フン、ひどいモンだ!」
 そう言いながら茶色い粉を地面に開けてしまった。まあ、シャムが軽蔑するくらいだから、茶色い粉は毒か何かだったのだろう。粉のことは忘れて、通路を先へ進もう。数分後、私たちは岩を打ちつける鈍い音と鎖の鳴る音を耳にする。何だろう? せっかくだから調べてみよう。私たちは次第に大きくなる打ちつけるような音を聞きながら、曲がりくねった通路をたどっていく。じきに、私は何かをしている人影を目にするが、向こうは誰もこちらの存在に気がついていないようだ。二人の青ざめた肌の痩せた男が通路の壁をピッケルで掘っており、もう一人が一輪車に岩を積んでいる。彼らの目は空虚な感じで大きく膨らんでいる。
「ゾンビだ!」
 シャムが言う。
「ドラガーはこのトンネルで働くゾンビどもの監督だったに違いない。けれど誰のために? ガーガンティスの? まあ、何にせよここで行き止まりってわけだ。さっきの分かれ道まで戻ろう。」
 確かに、それしか方法はなさそうだ。だが、その前に…。本当にゾンビたちはこちらに気づいていないのだろうか? 私はゾンビたちに歩み寄る。ゾンビたちは自分の仕事を黙々と続けており、こちらの存在に気づいている様子は全くない。どうやら、何者かに操られていて、自分の作業をすることしかできないようだ。彼らの腕に何か書いてあるぞ…入れ墨だ! 3人の腕には“”という数字が彫り込まれている。遠島にでもなったのか? 時代劇によく出てくるが、遠島になると腕に入れ墨をされたらしい。そして入れ墨が4本になると死刑らしい。西洋では烙印という形で有罪になった人の体に焼印を押し当てたという。いずれにせよ、終生前科者の汚名を着せられるわけで、現代では無論憲法で禁じられている。
「お〜い、<批判屋>、そろそろ戻るぞ。」
 友人たちの声で我に返る。
「ごめんごめん。戻ろうか。」
 私たちは来た道を引き返す。やがて、地面に血の跡が硬い壁にまで伝わっているのが見える。確かここは…。
「ドラガーたちの死体はどこへ消えたのじゃ?」
 ボーリーがふとつぶやく。そう言えば、ここはドラガーと戦った場所だ。血のついた壁をよく見ると、割れ目が見つかる。私たちは全力で壁の部分を押してみたが、全く聞こえない。壁に耳をつけても何も聞こえない。まあ、いいか。取り敢えず、今度は分かれ道の左側の通路を進んでみよう

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 10/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11、タマルは108歳で死んだ、ゾンビの腕にはの入れ墨
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、4口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、麻痺の杖、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符銅の腕輪、古い巻物(66)、ブロンズの鍵
 (Save Number:338→222)

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2018/07/03


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