甦る妖術使い(プレイ日記)


【第19回】 アランシア上空からの眺め

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 11/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11、タマルは108歳で死んだ
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、4口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、麻痺の杖、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符銅の腕輪、古い巻物(66)

〔135〜〕
 ドワーフの熱気球は故国ジパングのロープウェイみたいなものだ。最初は不安だが、慣れてくると空の旅を楽しめる。美しい眺めと静けさが私を寛(くつろ)がせてくれる。はるか下にダークウッドの森が見える。見下ろしてみると自然豊かな森という感じがするが、実はたくさんの危険が隠れている。そんなことを思っていると、ボーリーがたずねてくる。
「<批判屋>、どこへ行きたいのかね?」
「じゃあ、西の平地へよろしく。」
「“西”の平地か…。風は南東に吹いている。よし、行けるゾ。」
 この熱気球、針路は風任せと言っても過言ではない。ドワーフの村ストーンブリッジは、西の平地より更に“西”にある。だから、行くことができるのだ。今、気球は月岩山地の上空を飛んでいる。二日前の今頃はシャムと危険な旅をしていたっけ…。あれこれ思いを馳せていると、気球はダークウッドの森と同じような外見のクモの森にさしかかる。恐らくこの森の中にも危険が潜んでいるんだろうなあ…。そう考えると、ボーリーの発明品は大したものだ。老魔術師ヤズトロモでさえも、これほどの遊覧飛行をするだけの魔力は持ち合わせてはいまい。やがて気球は、月岩山地の南端を越え、逆風平原へと進んで行く。そろそろ西の平地だ。
「どこに降りるか決めてあるのかね?」
 古いパイプを歯で噛みしめながらボーリーがたずねる。その言葉で我に返った。確かに熱気球の旅は快適だが、いつまでも乗っているわけにはいかない。目的地に着いたら降りなくてはならないのだ。私は下の地面を見渡し、どこか洞窟か通路の入口の印があるかどうかを探してみる。運だめしをする。DD=10≦11でと出ました(運点:11→10)。
「あったぞ! あそこだ!」
 小さな丘を飛び越えると、通路の入口が見えてくる。
「ボーリー! あそこに降ろして。」
「よし、わかった。<批判屋>、シャム、どこかに掴まっているんじゃ。着地の衝撃に備えて体を丸めておくのじゃぞ。」
 そう言うや否や、ボーリーは即座に気球から空気を抜き始める。そのままゆっくり降下していく。やがて籠がどさっと地面に打ち付けられ、そのまま転がる。よし、大丈夫だ。誰も怪我をしていないし、気球も無事だ。
「プ…フフフ…ハハハハハハ………」
 私たちは不思議と高揚した気分になり、笑い始める。「天空の城ラピュタ」で、シータとパズーが天空に着いたときのようだ(こちらは男同士だが…)。ともあれ、私たちは重なった体をほどき、しぼんだ気球を折りたたむ。そして、通路の入口のところに籠と一緒に隠す。
 ここがガーガンティスのいる洞窟か…。
「ガーガンティスの化け物が本当にいるといいんだがな。」
 シャムがそう言う。
「尤も、後でこんなことを言ったのを後悔するかもしれないがな。」
 私たちは剣を鞘から抜き放ち、持ってきた松明に火を灯すと、緩やかに下っている通路を用心しながら進み始める。五分もすると、通路が二手に分かれているところまでくる。右か左か左か右か…よし、まずはだ。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 12/12
 体力点 … 16/16
 運点 … 10/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す、ガラス球の煙を吸った、スーマ11、タマルは108歳で死んだ
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨7枚、宝石付きの金の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、4口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、麻痺の杖、蝋燭、守護者、ラザックの剣、角の生えた魔人を象った銅の護符銅の腕輪、古い巻物(66)
 (Save Number:59→90)

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2018/06/26


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