甦る妖術使い(プレイ日記)


【第8回】 少女とグリフォンと守護者と

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 11/12
 体力点 … 12/16
 運点 … 8/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨6枚
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、1口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、銀の杖(37)、蝋燭

〔178〜〕
 湖に向かって道を進んでいると、突然、目の前を影が速やかに横切っていった。見上げると、鷹のような顔とライオンの体を持ち、羽根のある生き物が将にこちらに襲い掛かろうとしていた! この生き物はグリフォンまたはグリフィンという。まあどっちでもいいだろう。グリフォンは首の回りに手綱をつけており、野生の少女がそれを握っている。少女はグリフォンを乗り物として、また獰猛かつ忠実なペットとして扱っているのだ。とすると、少女に呼びかければ何とかなるかも。
「すみませ〜ん! 私は先を急ぐんです。ちょっと通してもらえませんか?」
「…………」
 少女には私の声が聞こえなかったのか、お構いなくグリフォンをこちらに向けてくる。否、少女がいくら手綱を引いてもグリフォンは止まる気配がない。
「すみませ〜…」

ヒューーーーッ!!

 グリフォンは既に戦闘態勢であり、もはや戦闘は必至で不可避という状況だ。こうなったら仕方がない。グリフォンから逃げようとしても無駄だ。相手はこちらの馬よりも速く飛べるため、逃げることはできない。残された道は、戦うことだけだ。やるしかない!
 〔グリフォン〕 技術点 10  体力点 10
 〔批判屋〕   技術点 11  体力点 12

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔グリフォン〕10+=12 < 13=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔グリフォン〕体力点−2=8
[2R] ×〔グリフォン〕10+=18 < 19=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔グリフォン〕体力点−2=6
[3R] ×〔グリフォン〕10+=17 < 20=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔グリフォン〕体力点−2=4
[4R] ×〔グリフォン〕10+=16 < 20=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔グリフォン〕体力点−2=2
[5R] △〔グリフォン〕10+10=20 = 20=11+〔批判屋〕△
[6R] ×〔グリフォン〕10+=17 < 18=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔グリフォン〕体力点−2=0
 1ラウンド目が双方ともピンゾロの丁というのが面白かったが、何とかグリフォンを倒すことができた。今回の戦闘はサイコロの目がほぼ拮抗状態で、目の出方次第ではこちらが大量にダメージを負っていても不思議ではなかった(管理人注:サイコロの目は全くごまかしてはいません。むしろこちらも2〜3ラウンドくらい負けると思っていました)。グリフォンは断末魔の叫び声をあげながら空高く舞い上がり、200メートルほど離れた場所にまっさかさまに墜落する。ドサッという大きくて鈍い音がしたきり、グリフォンも少女もピクリとも動かない。ちょっと様子を見に行こう。少女が急に起き上がり、こちらの不意をつくことも考えられるから慎重に…。
 少女はグリフォンの近くに捻じ曲がった格好で横たわっている。首が明後日の方向に向いており、これはどうみても生きているとは思えない。もしかするとグリフォンは空腹で、新鮮な馬の肉を食べたかったのかもしれない。あるいは私を? ともかく今となってはそれらも分かりようがない。少女は剣と盾で武装していた。剣は間に合っている。そのままにしておいてあげよう。盾を見ると、円形でまわりに奇妙な文字が彫り込んである。きっと値打ち物に違いない。私は無意識に盾を手に取る。ふと、盾に纏(まつ)わる伝説を思い出した。これは、守護者と名付けられた、200年も昔に使われていた魔法の盾だ。その名の通り、持ち主を魔法の電撃から守るという能力を備えているのだ。無論、普通の盾としても十分に使える。技術点に1を加え、更にこの逸品を見つけた幸運に対し運点にも1を加える。これで技術点が元に戻ったゾ。モリバエの毒もだいぶ薄れてきた。少女の形見だと思って大切に使おう。私は再び湖に向かって馬を駆ける。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 12/12
 体力点 … 12/16
 運点 … /12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨6枚
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、1口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡、銀の杖(37)、蝋燭、守護者
 (Save Number:131→29)

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2017/11/11


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