甦る妖術使い(プレイ日記)


【第5回】 馬にも休息を

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 11/12
 体力点 … 5/16
 運点 … 8/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、3口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ

〔324〜〕
 丘の底で、私は北から南へ流れる細い小川が行く手を妨げているのを目にする。そして、その端にたどり着くと、馬が止まり、水を飲むために頭を川に入れてしまう。馬も疲れる生き物だからな。無理に走らせっぱなしでは、馬も倒れてしまう。まして、馬にとっては骨折=死だからな。私は馬の手綱を放し、馬が水を飲むがままにする。馬は冷たい流れで水をおいしそうに飲んでいる。この川の水は飲み水に使えるほど綺麗な水のようだ。よし、馬と一緒に水を飲もう。体力点1を得る。そうだ、ここでヤズトロモの治療薬を一口飲もう(体力点+4治療薬−1)。よし、これで体力点は2けたに回復した。あまりの気持ちよさに、うとうとしてしまう……。 ヒヒーン! 
 私は、馬の鳴き声によって目が覚める。馬も十分に休んだだろう。さあ、出発だ。私は再び馬に乗り、流れを渡る。
 次の山の頂上に達し、東に目をやる。しかし、見えるのは暗い空の薄明かりの中に延びている終わりのない丘陵だけだ。とそのとき、辺りの沈黙を貫く、疾駆する蹄の音と雄叫びが聞こえてくる。声のする方を向いてみると、ゴブリンの一団が馬に乗って山の頂上目がけて突撃してくるのを目にする。四匹いるうちの一匹が紋章を表した旗を持っている。どうやらこいつが一団のリーダーのようだ。と、旗をよく見てみる。なんと萎(しな)びた人間の頭がぶら下がっているではないか! おそらく、奴らの餌食になった哀れな冒険者のなれの果てなのだろう。コレクションの1つにされたくなかったら奴らと戦うしかないようだ。幸いにして馬上で馬を操れるため、一度に一匹ずつ戦うことができる。先程馬を休ませた効果が表れているゾ。
 〔ゴブリン1〕 技術点 5   体力点 5
 〔ゴブリン2〕 技術点 5   体力点 6
 〔ゴブリン3〕 技術点 6   体力点 5
 〔ゴブリン4〕 技術点 6   体力点 6
 〔批判屋〕   技術点 11  体力点 10

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔ゴブリン1〕5+=13 < 14=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン1〕体力点−2=3
[2R] ×〔ゴブリン1〕5+=13 < 20=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン1〕体力点−2=1
[3R] ×〔ゴブリン1〕5+=12 < 19=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン1〕体力点−2=0

 1R早々危なかったが、まずは順調に仕留めた。あと3匹だ。

[4R] ×〔ゴブリン2〕5+=9 < 17=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン2〕体力点−2=4
[5R] ×〔ゴブリン2〕5+=8 < 18=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン2〕体力点−2=2
[6R] ×〔ゴブリン2〕5+=11 < 15=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン2〕体力点−2=0

 ここからは、ゴブリンが少し強くなる。

[7R] ×〔ゴブリン3〕6+=12 < 14=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン3〕体力点−2=3
[8R] ×〔ゴブリン3〕6+=14 < 16=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン3〕体力点−2=1
[9R] ×〔ゴブリン3〕6+=9 < 19=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン3〕体力点−2=0

 残るは旗を掲げたゴブリンだけとなった。こっちの首を取るつもりが、逆に自分の首を取られることになるとは想像だにしていなかったようだ。

[7R] ×〔ゴブリン4〕6+=10 < 16=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン4〕体力点−2=4
[8R] ×〔ゴブリン4〕6+=10 < 18=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン4〕体力点−2=2
[9R] ×〔ゴブリン4〕6+=12 < 18=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ゴブリン4〕体力点−2=0
 馬に乗っているとはいえ、所詮はゴブリン。単純に技術点の差が勝敗を決した。私はゴブリンのリーダーが持っていた頭陀袋を調べてみる。中には金貨2枚とひび割れたチーズ、そして同じく銀縁のヒビ割れた鏡が出てくる。金貨と鏡はありがたく頂戴しよう。さて、ゴブリンはよく泥や排泄物を食べるなどというデマが出回っているが、実際はそんなことはない。むしろ、ゴブリンの味覚は人間の味覚に似ている。そんなことを考えながら、私はチーズを食べてみる。チーズは乾燥して固くなっているが、十分に食べられる。体力点2を加える。食べ終えた後、馬の首をぴしゃりと打ち、東へ駆け進む。
 道なり道を進み、山の上を越え、反対側を下る。そこで谷の北の方に小さな林があるのを目にする。林の中に入った方が上からの襲撃の可能性も低くなることだろう。私は林の中に入ってみることにする。ゆっくりと、高いひねくれた木々の間を通り、厚い下生えの中を進んでいく。林の中は暗く、外の微かな光も密集した木の梢に遮られて林の中まで届かない。私が馬を止めると、誰かに見られているという強い感覚に捉われる。絶えずまわり全てに気を配りながら、馬を急き立てる。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 11/12
 体力点 … 12/16
 運点 … 8/12
 メモ … カメレオナイトの血を塗った、御影石の扉から先へ進むには184と押す
 宝物 … 金塊(金貨10枚分)、正気の水晶、月の指輪、髑髏の指輪、金貨2枚
 手に入れた物 … ヤズトロモの治療薬(体力点+4、口分)、鎖帷子、聖水の瓶、ナイフ、銀縁のヒビ割れた鏡
 (Save Number:203→365)

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2017/08/30


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