ナイトメア キャッスル(プレイ日記)


【第21回】 ザカーズとの最終決戦

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 ……… 10(+2)/10 (スカルロスの三叉槍を使う場合のみ)
 体力点 ……… 22/25
 運点 ………… 11/12
 意志力点 …… 10/12
 金貨(枚) …… 4
 食糧(食) …… 3
 所持品 ……… ザック、剣、トールダー男爵から寄贈された指輪スカルロスの三叉槍緑色の球体、ロースの護符
 備考 ………… スカルロスの三叉槍で人間以外の敵に与えるダメージは4点

〔167〜〕
 この最終決戦における管理人お薦めのBGMは、PCエンジン版悪魔城ドラキュラXのラストステージ(ドラキュラとの死闘)の曲またはPS(プレイステーション)版ウィザードリィ7ガーディアの宝珠のエンディングの曲(ダークサヴァントのテーマ)らしい。だが、これ以外の曲でも、この最終決戦にふさわしいと思った曲であれば何でもいいのだ。
 私は、ニューバーグに恐怖と絶望を齎した元兇と対峙していた。一方、ザカーズとしては愛弟子セニャカーズの仇を討たんとしていた。お互いに、この戦いには勝たなくてはならないという思いが根底にあった。
 ザカーズは実に侮りがたい敵である。その体はあまりにも巨大なため、他の人間と比べて遥かに強烈な打撃を受けてもすべて吸収されてしまうのだ。また彼の数多い手足は同時に襲いかかることもできるのだ。武器を持たない手は殴り、ひっつかみ、掻きむしるのにうってつけだった。そして多くの異形の中でも特に際立っているのは昆虫のような足のカミソリの刃にも似た先端と、牙をむき出した口から伸びる象の鼻のような触手だった。
 だが、それも先程までのことだ。爆発前のザカーズは技術点14体力点32(!)というとんでもない敵だったが、先程の爆発によって一挙に弱体化し、今は技術点9体力点10になっている。更に、ロースの護符の加護により技術点をもう点減らすことができるのだ。更に更に、スカルロスの三叉槍がザカーズの小山のような手足を串刺しするのに並みの怪物以上の体力点を奪ってくれる。なんと、攻撃に成功するたびに体力点5を減ずることができるのだ(並みの怪物の場合は体力点4でした)。これならまだセニャカーズの方が手強いぞ。
 〔ザカーズ〕   技術点  8  体力点 10
 〔批判屋〕    技術点 12  体力点 22

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔ザカーズ〕8+=16 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ザカーズ〕体力点−5=5
[2R] ×〔ザカーズ〕8+=16 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ザカーズ〕体力点−5=0
 私の二回目の攻撃はザカーズの頸部を貫通した。轟音とともに、ザカーズの巨大な体躯は作業場の床に倒れ込んだ。普通に戦ったらとても勝てる相手ではなかっただろう。スカルロスの三叉槍緑色の球体、そしてロースの護符という三種の神器(?)があったからこそ、勝利を収めたのだ。
 血に染まった残骸の中から、私はザカーズの頭を探し出した。近くでしげしげ眺めてみると怪物の頭部もやはり色々な生き物が複合してできたものだった。それは何人かの男性と女性、そして幾匹かの動物たちの頭からなっていた。
「おのれ……セニャカーズの…………仇………………」
 驚くべきことに、ザカーズの頭はまだ生きていた。と、作業場の床から反射する一筋の緑色の光がザカーズの頭を照らした。
「うぐっ……その緑色の光をこっちに向けるな……」
 光の発生源をたどってみると、そこには巨大なエメラルドがあった。球体の緑色の正体はこれだったのか。私は床からエメラルドを拾い上げ、ザカーズの頭に突きつけた。ザカーズの頭は苦悶の表情を浮かべながら気を失ってしまった。
 さて、ニューバーグを恐怖に陥れた元兇はこれにて滅びた。本当に滅びたのか? 確か、ザカーズは自分のことを不死身にして無敵と言っていた。スカルロスの三叉槍の前には無敵とは言い難いだろう。しかし、不死身というのはどうやら本当のようだ。取り敢えず、ザカーズの頭の付近にエメラルドを置いているうちはザカーズは何もできないようだ。私は、エメラルドをザカーズの頭の近くに置いて、一旦この作業場を去ることにした。今は光り輝かない戦士を素通りし、魔法の鏡の前に戻る。鏡の枠からは一本のレバーが突き出していた。レバーを引いて鏡の表面に極彩色が渦巻くのを見てから鏡の中に足を踏み入れた。

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2023/12/17


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