ナイトメア キャッスル(プレイ日記)


【第5回】 商業地区の子供達

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 ……… 10/10
 体力点 ……… 25/25
 運点 ………… 12/12
 意志力点 …… 12/12
 金貨(枚) …… 5
 食糧(食) …… 3
 所持品 ……… ザック、剣、トールダー男爵から寄贈された指輪

〔108〜〕
 例の告知板をもう一度見返す。次はどこへ行こうか。ヒュー老人の言葉によると、強大な武器とやらの一部を探す必要がありそうだ。そして、その一部はどこかの古物商のがらくたの山に埋もれている可能性もある、と。そうしたら行く場所は決まったでしょう。
 北に向かってブリッジ通りを歩くうちに、古い石橋と川向こうの霧に包まれた野原が見えてきた。ここが商業地区か。一応この一帯は他の地区と比べると衣食住が調った生活が営まれているようだ。
「新鮮な果物はいかが!」
「塩漬けにした海の魚だよ!」
「珍しい南国の骨董品!」
「剣の研ぎはいらんかね!」
 まあ、商業地区らしく、いろいろな店があるな。だが、私はヒュー老人の言葉を思い出した。――商業地区とは名ばかりの地区で、実際は泥棒どもの巣も同然なのじゃ――。確かに、この地区に足を踏み入れてから、誰かに監視されてあとをつけられているような気がするぞ。ここで運だめしを行う。最初は必ずです(運点−1)。
 場所にそぐわない二人のローブ姿の戦士が立っていた。二人の目はじっとこちらに注がれている。何か目立つものでもあるのか? そう思ってふと下をみると……ベルトから吊り下げた財布に小さな手が伸びているのが見えた。しかも、その手には鋭いナイフが握られている。この財布を切ろうとしていることは明らかだった。
「何をする!」
 そう言って振り向いた途端、私の一瞬ためらった。この巾着切りの正体は、まだ9歳にも満たない少女だったからだ。だが、私のためらいに構わず、少女はナイフで襲いかかってきた。少女ということに不意をつかれ、ナイフを完全には躱しきれず、手をかすられた。体力点1を失う。児童虐待とか言われるかもしれないが、仕方がない。これは正当防衛だ。
 〔少女の泥棒〕  技術点  4  体力点  3
 〔批判屋〕    技術点 10  体力点 24

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔少女の泥棒〕4+=10 < 15=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔少女の泥棒〕体力点−2=1
 私の一撃は、見事少女の胴体を打ち据えた。安心しなさい、峰打ちだ。だが、少女は最後の力を振り絞って立ち上がり、逃げ出した。ローブ姿の戦士達の姿はなかった。
「待て!」
 待てと言われて待つ奴がどこにいる? そんなジパングの古典的言い回しを思い出しながら、私は少女のあとを追いかけた。少女は素早く小さな横道に飛び込んだ。道はみすぼらしい掘っ立て小屋の並ぶ川沿いに向かってうねり下っていた。ヒュー老人が川沿いには行かない方がいいと言っていた理由がわかった。商業地区との落差があり過ぎる。そんなことを思い出しているうちに、少女を追いかけた……つもりだったが、突然視界から少女の姿が消えた。どこに行ったんだ。年端もいかぬ子供が巾着切りなど、そんなに金貨が欲しかったのか。それとも、ローブ姿の戦士に命令されたのか。だが、それ以上考えることはできなかった。
「やっちまえ!」
 突如、甲高い声が響いたかと思うと、いくつもの薄汚い家々の戸口からみすぼらしい子供達が現れ、あっという間に私を取り囲んだ。



 さっきの少女の泥棒よりも更に兇悪そうな雰囲気を醸し出していた。子供達は私を殺す気で向かってくるだろうが、私は子供を手にかけたくはないので、剣の峰で戦うことにする。まずは3人の子供達対私だ。子供達は3人同時に襲いかかってくる。
 〔兇悪な子供1〕 技術点  3  体力点  3
 〔兇悪な子供2〕 技術点  4  体力点  2
 〔兇悪な子供3〕 技術点  4  体力点  4
 〔批判屋〕    技術点 10  体力点 24

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔兇悪な子供1〕3+=11 < 15=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供1〕体力点−2=1
   △〔兇悪な子供2〕4+=13 < 15〔批判屋〕△
   △〔兇悪な子供3〕4+=13 < 15〔批判屋〕△
[2R] ×〔兇悪な子供1〕3+=6 < 21=10+11〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供1〕体力点−2=0
   △〔兇悪な子供2〕4+=12 < 21〔批判屋〕△
   △〔兇悪な子供3〕4+=9 < 21〔批判屋〕△
[3R] ×〔兇悪な子供2〕4+=11 < 15=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供2〕体力点−2=0
   △〔兇悪な子供3〕4+=9 < 15〔批判屋〕△
[4R] ×〔兇悪な子供3〕4+=11 < 16=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供2〕体力点−2=2
[5R] ×〔兇悪な子供3〕5+=12 < 15=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供2〕体力点−2=0
 3人の兇悪な子供達は1人、また1人と、その場に倒れた。だが、残りの兇悪な子供達は怯まずに一斉に襲いかかってくる。私は息をつく間もなく次の兇悪な子供達に立ち向かうことになった。今度の子供達は、少し年上のようだ。
 〔兇悪な子供4〕 技術点  5  体力点  4
 〔兇悪な子供5〕 技術点  4  体力点  4
 〔兇悪な子供6〕 技術点  5  体力点  6
 〔批判屋〕    技術点 10  体力点 24

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔兇悪な子供4〕5+=12 < 15=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供4〕体力点−2=2
   △〔兇悪な子供5〕4+11=15 = 15〔批判屋〕△
   △〔兇悪な子供6〕5+=14 < 15〔批判屋〕△
[2R] ×〔兇悪な子供4〕5+=13 < 19=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供1〕体力点−2=0
   △〔兇悪な子供5〕4+11=15 < 19〔批判屋〕△
   △〔兇悪な子供6〕4+=11 < 19〔批判屋〕△
[3R] ×〔兇悪な子供5〕4+=12 < 20=10+10〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供2〕体力点−2=2
   △〔兇悪な子供6〕4+11=15 < 20〔批判屋〕△
[4R] ×〔兇悪な子供5〕4+10=14 < 19=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供2〕体力点−2=0
   △〔兇悪な子供6〕5+11=16 < 19〔批判屋〕△
[5R] ×〔兇悪な子供6〕5+=13 < 21=10+11〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供2〕体力点−2=2
[6R] ×〔兇悪な子供3〕5+=13 < 20=10+10〔批判屋〕○ ⇒ 〔兇悪な子供2〕体力点−2=0
 ついに6人目の兇悪な子供を打ち倒した。年上の子供達は死に物狂いで襲いかかってきた。生きるために必死の様子だった。私が考え事をしている間に、子供の1人が起き上がり、うめき声を上げながら私に懇願してきた。
「お願いです。これを差し上げますから僕たちを見逃してください。」
 子供の差し出した手には金貨3枚が握られていた。だが、私は受け取ることはせず、逆に聞き返した。
「そんなことより、なぜ私を襲った? 誰かに命令されたのか?」
 私の言葉に、子供は全身が硬直した。どうやらその質問には答えたくないようだ。突如、子供はその金貨を私に投げつけた。
「逃げろ!」
 私に金貨を差し出した子供の掛け声とともにその場にいた子供達は立ち上がり、一目散に逃げ出した。私は子供達を追いかけることはせず、地面に落ちた金貨を拾い集めた。
 こんなところに長居は無用だ。私は早々と引き上げることにした。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 ……… 10/10
 体力点 ……… 24/25
 運点 ………… 11/12
 意志力点 …… 12/12
 金貨(枚) …… 
 食糧(食) …… 3
 所持品 ……… ザック、剣、トールダー男爵から寄贈された指輪
 (Save Number:156→149)

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2023/10/08


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