モンスター誕生(プレイ日記)


【第24回】 ガレーキープへの潜入

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 11/11
 体力点 … 18/19
 運点 …… 10/10
 メモ …… ザラダン・マーの門に着いたら93を引いた番号へ、エルフの粉を全身に浴びてしまった、青い茎のスカル藻はディードル川の南のカエル沼にしか生えない
 所持品 … 革切れペンダント、水晶の棍棒(333)、29番兵への手紙、銀の指輪(『ダラマスにつかみかかる』ときに50を加えた番号へ)、金貨2枚、ロープ、青い茎の草(49)、幸運の薬(運点原点まで回復する)、《真実の指輪(ダーガの話を聞いたら50を引いた番号へ)》

〔189〜〕
 おれは、ダーガの助言をもとに、罠を探した。だが、どうしたら隠された罠が見つかるのだろう? 鳥たちが驚いてばたばたと飛び上がる。おれが茂みをガサゴソする音に驚いたのだろうか? それもあるかもしれないが、それ以上の答えがおれの真上にあった。飛び上がる鳥を見上げるおれの目に、遠く何か黒い物体が浮かんでいるのが見えた。だが、鳥にしてはあまりにも大きく、その形も鳥からは大きくかけ離れている。そうか、あれがドリーの三姉妹やダーガの言っていたガレーキープか。だが、肝腎の罠がなかなか見つからない。ここで運試しを行う。DD=11>10と出ました(運点−1)。くそっ、罠が見つからない。おれはあてもなく茂みの中を歩き回った。そもそも罠というのは目立たないところに仕掛けるのであって、目立つところには仕掛けないものではないのだろうか? そんなことを考えながら、おれは茂みをかき分ける。どうしていいのかわからず、おれはイラつく。もう一度運試しを行う。DD=8≦9と出ました(運点−1)。こんな茂みの中で罠を見つけ出すなどできやしない。こうしている間にもガレーキープはますますおれの方に近づいてくる。ええいっ! おれはイライラして辺りの茂みをなぎ払った。見つかった! 背の高い細い木が不自然に撓(たわ)んでいる――ガレーキープの狩り罠だ! 木の小枝は綺麗に刈り取られ、撓んだ木の先端がロープで固定されている。そのロープの先が輪になっており、輪の中に足が入ってロープが足を引っかかると、ロープが外れて木が跳ね上がるという仕組みだ。恐らく逆さ吊りになるのだろう。逆さ吊りは意外に体力を消耗すると聞く。場合によっては重力の関係で目玉が飛び出てしまうこともあるらしい。ガレーキープがぎりぎりに迫ってから逆さ吊りになった方がいいだろうな。おれは、グロッグの形見である背負い袋に荷物を全て入れて、固く締めた。ふと見上げると、ガレーキープはすぐそこまで来ていた。
 おれは、ガレーキープが真上に来る直前に足を輪の中に入れた。木は跳ね、予想した通り木のてっぺんから空中で逆さ吊りになる。もしガレーキープがおれを見つけられなかったとしたら、おれは完全に無防備なまま宙吊りに、文字通り“ジジョウジバク”になってしまう。これは賭けでもあった。幸いにも(?)ガレーキープはおれのかかった木に近づいてきた。船の竜骨から鉤のついた棒が突き出され、おれを吊るしているロープを引っ張り上げた。やったぞ、これまでのところ作戦は順調だ。
 色の黒い怪物がおれを甲板に引き上げた。薄目を開けて見ると、既に何体かの生き物が甲板に横たわっている。おれと同じように、罠にかかった生き物だろう。怪物は、他の生き物の上におれを無造作に投げ出した。おれはぐったりと動けないふりをし、機会を待った。その後も、何体かの生き物がおれの上に投げ出された。やがて、罠にかかった生き物を一通り回収したと見え、今度は罠にかかった生き物を確実に殺すために、ギロチン台に連れて行かれた。一体、また一体と、ギロチンによって首が斬り落とされていく。やがておれの番が来た。二匹の怪物がおれの身体をつかみ、同じようにギロチン台に連れて行く。そして、今まさにギロチンの刃が落ちようとした瞬間、おれはがばっと起き上がり、二匹の怪物を渾身の力を込めて突き飛ばした。完全に不意をつかれた二匹の怪物はあっという間に甲板の手すりから下に落ちて行った。逆風平原のあたりからぺしゃっという音が2回聞こえた。近くにいた2匹のがっしりしたゴブリンが小剣を手に襲ってくる。おれはゴブリン2匹と同時に戦うことになった。
 〔ゴブリン1〕    技術点  6  体力点  5
 〔ゴブリン2〕    技術点  5  体力点  5
 〔モンスター〕    技術点 11  体力点 18

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔ゴブリン1〕6+=12 < 16=11+〔モンスター〕○ ⇒ 〔ゴブリン1〕体力点−2=3
   △〔ゴブリン2〕5+11=16 = 16〔モンスター〕△
[2R] ×〔ゴブリン1〕6+=11 < 16=11+〔モンスター〕○ ⇒ 〔ゴブリン1〕体力点−2=1
   △〔ゴブリン2〕5+11=16 = 16〔モンスター〕△
[3R] ×〔ゴブリン1〕6+=14 < 15=11+〔モンスター〕○ ⇒ 〔ゴブリン1〕体力点−2=0
   △〔ゴブリン2〕5+=12 < 15〔モンスター〕△
[4R] ×〔ゴブリン2〕5+=11 < 17=11+〔モンスター〕○ ⇒ 〔ゴブリン2〕体力点−2=3
[5R] ×〔ゴブリン2〕5+=14 < 21=11+10〔モンスター〕○ ⇒ 〔ゴブリン2〕体力点−2=1
[6R] ○〔ゴブリン2〕5+11=16 > 14=11+〔モンスター〕× ⇒ 〔モンスター〕体力点−1=17
[7R] 即死〔ゴブリン2〕5+=13 ≪ 17=11+3ゾロの丁〔モンスター〕 ⇒ 〔モンスター〕体力点=0
 ゴブリン2が大善戦した。最初の2Rで引き分け、6Rにはなんとおれにダメージを与えてきた。怒りのあまり、おれは7R目にゴブリンを空の彼方へぶっ飛ばした。墜落死は免れないであろう。さっきの色の黒い怪物と同様に、おれはゴブリン1も甲板から突き落とした。またもや、地面に叩きつけられる音が聞こえてきた。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 11/11
 体力点 … 17/19
 運点 …… 8/10
 メモ …… ザラダン・マーの門に着いたら93を引いた番号へ、エルフの粉を全身に浴びてしまった、青い茎のスカル藻はディードル川の南のカエル沼にしか生えない
 所持品 … 革切れペンダント、水晶の棍棒(333)、29番兵への手紙、銀の指輪(『ダラマスにつかみかかる』ときに50を加えた番号へ)、金貨2枚、ロープ、青い茎の草(49)、幸運の薬(運点原点まで回復する)、《真実の指輪(ダーガの話を聞いたら50を引いた番号へ)》
 (Save Number:341→312)

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2022/11/23


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