モンスター誕生(プレイ日記)


【第22回】 オフィディオタウルスの懐柔

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 11/11
 体力点 … 19/19
 運点 …… 10/10
 メモ …… ザラダン・マーの門に着いたら93を引いた番号へ、エルフの粉を全身に浴びてしまった、青い茎のスカル藻はディードル川の南のカエル沼にしか生えない
 所持品 … 革切れペンダント、水晶の棍棒(333)、29番兵への手紙、銀の指輪(『ダラマスにつかみかかる』ときに50を加えた番号へ)、金貨2枚、ロープ、青い茎の草(49)、幸運の薬(運点原点まで回復する)、《真実の指輪(ダーガの話を聞いたら50を引いた番号へ)》

〔423〜〕
 上流ではあんなに綺麗だった水も、下流に進むにつれてだんだん汚くなっていった。誰かが、あるいは何かが水を汚しているのだろうか。それでも、地下迷宮を流れていたあの汚くて臭い川よりはまだましだった。やがて、川は小さな湖に注ぎこんでいた。水面からゆったりと蒸気が立ちのぼり、辺りには酸っぱいような臭いが立ち込めている。



 蒸気を透かして見回してみると、遠くの岸辺に一頭の動物が現れた。四つ足で立ち、おいしそうにこの汚い水を飲んでいる。おれは茂みに隠れながらそっと近づいていった。長い足には蹄があり、身体の表面は固そうな鱗で覆われている。尻尾の先は棘のついたボールのようになっていた。頭は蛇のようにほっそりしており、水を飲む長い舌が見え隠れしている。あれが、ドリーの三姉妹の言っていたオフィディオタウルスではないのか? 動物はまだおれに気づいてはいないようだ。さて、どうしようか? このオフィディオタウルスがダーガ・ウィーズルタングのところに連れて行ってくれる。ダーガが、ザラダン・マーの住むガレーキープへ潜り込む方法を知っている。ということは、このオフィディオタウルスを味方につける必要があるな。おれは、オフィディオタウルスにそっと近づいていった。オフィディオタウルスの目の前まで近づいたところで、動かずに立ち尽くして相手の反応をうかがう。頭上の小枝で、小鳥が囀(さえず)っていた。ここで、DDを行う。DD=4<11(技術点)である。そのとき、おれの脳裡にパッと閃いたことがあった。おれは、枝に止まっている小鳥をつかんだ。小鳥はおれの手の中でもがいていたが、おれが力強く握りしめるとすぐに静かになった。オフィディオタウルスはその音にびくっと反応し、何か起こったのかとおれを見つめた。どうやら、このオフィディオタウルス、外見は恐ろし気だが、それほど攻撃的ではない生き物のようだ。おれは小鳥を差し出し、ゆっくりと近づいて行った。オフィディオタウルスは、最初はおれの出現に驚いたようだが、ゆっくり近づいたのが功を奏した。オフィディオタウルスの長い舌が小鳥に巻き付き、すばやく奪い取った。オフィディオタウルスが満足げに小鳥を食べ終わった。やった、オフィディオタウルスを手懐けたぞ! 頃合いを見て、おれはオフィディオタウルスの背中にまたがった。最初、オフィディオタウルスは激しく暴れたものの、それも一瞬のことで、すぐにおとなしくなった。オフィディオタウルスは再び水を飲む。十分に水を飲ませた後、おれはオフィディオタウルスの腹をかかとで軽く蹴った。
 突如、オフィディオタウルスが走り始めた。藪に分け入り、速度をどんどん上げる。おれは首にしがみつき、必死に身体のバランスを取ろうとした。次々と小枝が手足にぶつかる。どれくらい走っただろうか、オフィディオタウルスは速度を落とし、やがて森の中のぽっかりと開いた場所で立ち止まった。おれはオフィディオタウルスから降りた。辺りを探る。この辺りにダーガ・ウィーズルタングがいるのだろうか。そんなことを考えているうちに、オフィディオタウルスは駆け足で森の中に消えて行った。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 11/11
 体力点 … 19/19
 運点 …… 10/10
 メモ …… ザラダン・マーの門に着いたら93を引いた番号へ、エルフの粉を全身に浴びてしまった、青い茎のスカル藻はディードル川の南のカエル沼にしか生えない
 所持品 … 革切れペンダント、水晶の棍棒(333)、29番兵への手紙、銀の指輪(『ダラマスにつかみかかる』ときに50を加えた番号へ)、金貨2枚、ロープ、青い茎の草(49)、幸運の薬(運点原点まで回復する)、《真実の指輪(ダーガの話を聞いたら50を引いた番号へ)》
 (Save Number:5→366)

← 【第21回】へ | 【第23回】へ →


2022/11/20


直前のページに戻る

『モンスター誕生』のトップに戻る

ゲームブックプレイ録のトップに戻る

トップに戻る


(C)批判屋 管理人の許可なく本ホームページの内容を転載及び複写することを禁じます。