仮面の破壊者(プレイ日記)


【第21回】 宝珠そして北側へ

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 ……… 10(+1*)/10 墓鬼の剣(*技術点+1で原点を超えても可)
 体力点 ……… 16/22
 運点 ………… 9/10
 金貨 …… 5
 食料 …… 7
 飲み薬 …… ツキ薬(原運点+1まで回復)
 装備明細 …… 剣、革の鎧、ザック、ザクロ石の指輪、鉄の笏(支配する者はただ1人であるべし)、銅の鉱石の塊、つるはし、スナタ猫の牙(11匹の龍の模様と8個のリンゴの種)、女神コランバラの石像、剣歯虎の鉤爪、ヘヴァーの角笛(邪悪な敵の技術点-1)、宝石入りの首飾り、回復の水薬(体力点が最大6点回復する)、透明人間マント、耐凍薬
 メモ …… ガーリンを呼び出す場合は100へ進む、ジュジャのいる場所は『地面じゃないけど支えられる、水じゃないけど流れられる、空気じゃないけど噴き出せる、火じゃないけど爆発できる』場所

〔380〜〕
 ここで、DDを行う。結果はと出ました。
 水に潜ったとき、滝壺の底に異常な物が見えた。ワニと戦っていたときは異常な物などに注意する余裕もなかったのだが、戦闘が終わり、落ち着いた状況で見てみると、確かに水底に何かがある。よく見ると、それは人間の骸骨だった。骸骨が水草の玉座に座っているのだ。これは恐らく奇妙で危険な状況なのかもしれない。しかし、こういった奇妙で危険な状況だからこそ重要な手がかりが隠されているに違いない。私はもう一度滝壺に潜り、骸骨に泳ぎ寄ることにした。近くに寄って調べてみると、2つのことがわかる。1つ目は、水草の玉座に見えたものは、実は本物の玉座を水草が覆いつくしていたことだ。ところが、骸骨そのものには水草が全く生えていない。そして2つ目は、骸骨は右手に宝珠を持ち、頭に王冠をかぶっていたことだ。宝珠だって? 枯葉の谷の詩人が、笏と宝珠について熱く語っていたではないか。私は迷わず宝珠に手を伸ばす。その瞬間、骸骨の空っぽの眼窩でぞっとするような光が煌めいた。だが、その光は私のかぶっているに吸い込まれていき、それ以上光が煌めくことはなかった。やはりこの骸骨は只者ではなかったな。だが、私のかぶっている兜が骸骨の光から私を護っていたことは間違いない。それ以上のことは何も起こらず、私は宝珠を手に取る。王冠には手を出さない。それは、私から兜を取ることに等しいことだからだ。そろそろ息を我慢するのも限界に達してきたので、私は骸骨に別れを告げ(?)、水面に顔を出した。
 私は北岸に泳ぎつき、焚き火を熾した。服を乾かしながら、宝珠の泥を落として綺麗にする。――21は支配者の支配をあらわす数字――宝珠にはこう記されていた。これで、笏と宝珠が揃ったぞ。あとはこれらを然るべき場所でかざせばモルガーナ討伐への道が開けるだろう。やがて服も乾き、私は焚き火を滝壺の水で消す(もう野火など懲り懲りだからな)。そして、先程見えた脇道を見つける。この崖を登る山道のようなものがあったのだ。ジパングのタカオという山には及ばないだろうが、山道は登りやすく、1時間ほどで崖を登り切る。南を見ると、崖の向こうに無惨な野火の痕が左右に広がっている。今は焼け野原でも、いずれ自然の摂理でまた草が生え始めてくるだろう。
 ここで、現在位置を推定しておきたい。随分長い距離を西に向かって移動してきた。おそるべき瘴気の沼はこの北に、クリル・ガーナッシュの山麓は北東に位置している。できれば瘴気の沼は避けた方がよいことを知っているが、どうせクリアに(以下略)。
 いやいやながら北に向かって歩いていくと、前方に瘴気の沼を覆っている水滴の幕が見えてくる。平原を縦横に走る無数の小川や細流を越えて進んで行くと、流れが細くなっている小川に行き当たる。流れの水が激減していて、むき出しになった川底の泥はまだじめじめとしている。何かあったのだろうか。私はこの小川に沿って上流に向かうことにした。少し進むと、小川の中に横たわる山岳部族の女戦士を発見する。彼女の体で小川が堰き止められていたのだ。体に数本の矢を突き立てられながらも、彼女はまだ生きている。食料ではこの傷は治せないだろう。今こそキャンチェスから買った回復の水薬を使うべきときだ(管理人注:文中には特に指示がありませんが、冒険の最初で選んだ力の薬がまだ残っていれば、それを与えてもよいでしょう。尤も、今回はツキ薬を選んでいるのでこの選択はできませんが)。
 私は、回復の水薬を口に含み、女戦士を口移しで与える。女戦士がパチパチとまばたきをしてから目を開き、ぼんやりした目で私を見上げる。私は彼女を岩に凭れかけさせ、楽な姿勢にする。
「ジュジャ」
 ジュジャ……どこかで聞いたことがあるぞ。確か、廃墟の村で老婆が言っていた「ジュジャ」のことではないか。ならば聞いてみよう。
ジュジャとは何のことですか?
「私はジュジャを探していたのです。」
 しゃべることで彼女は目に見えて衰退が激しくなる。
「彼は近くにいます。どこかは知らないけれど、私が知っているのは一つの詩だけ。『迷うべからず、さまようべからず、常に真ん中の道を行け』……」
 そう言って、彼女は私の腕の中で息を引き取る。私は彼女の前で手を合わせ、彼女を埋葬し、墓標を立てる。小川は元の流れに戻ったようだ。
 2人の女性が同じことを言っているということは、ジュジャを探さなくてはならないってことだ。だが、ジュジャはどこに? せめて女戦士の名前を聞いておけばよかった。そんなことを思いながら、私は瘴気の沼のあるへ行くことにする。この近くに廃墟の村の老婆のなぞなぞは、沼のことではないのだろうか。沼地は支えられる場所もあり、また泥が流れられる。沼の中の気泡が噴き出し、時に爆発する。やはり瘴気の沼に行かなくてはならないってことなのね。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 ……… 10(+1*)/10 墓鬼の剣(*技術点+1で原点を超えても可)
 体力点 ……… 16/22
 運点 ………… 9/10
 金貨 …… 5
 食料 …… 7
 飲み薬 …… ツキ薬(原運点+1まで回復)
 装備明細 …… 剣、革の鎧、ザック、ザクロ石の指輪、鉄の笏(支配する者はただ1人であるべし)、銅の鉱石の塊、つるはし、スナタ猫の牙(11匹の龍の模様と8個のリンゴの種)、女神コランバラの石像、剣歯虎の鉤爪、ヘヴァーの角笛(邪悪な敵の技術点-1)、宝石入りの首飾り、回復の水薬(体力点が最大6点回復する)、透明人間マント、耐凍薬、宝珠(21は支配者の支配をあらわす数字)
 メモ …… ガーリンを呼び出す場合は100へ進む、ジュジャのいる場所は『地面じゃないけど支えられる、水じゃないけど流れられる、空気じゃないけど噴き出せる、火じゃないけど爆発できる』場所、ジュジャを探す詩『迷うべからず、さまようべからず、常に真ん中の道を行け』
 (Save Number:353→125)



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2024/03/28


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