仮面の破壊者(プレイ日記)


【第19回】 崖を渡る道を求めて

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 ……… 10(+1*)/10 墓鬼の剣(*技術点+1で原点を超えても可)
 体力点 ……… 18/22
 運点 ………… 8/10
 金貨 …… 5
 食料 …… 7
 飲み薬 …… ツキ薬(原運点+1まで回復)
 装備明細 …… 剣、革の鎧、ザック、ザクロ石の指輪、鉄の笏(支配する者はただ1人であるべし)、銅の鉱石の塊、つるはし、スナタ猫の牙(11匹の龍の模様と8個のリンゴの種)、女神コランバラの石像、剣歯虎の鉤爪、ヘヴァーの角笛(邪悪な敵の技術点-1)、宝石入りの首飾り、回復の水薬(体力点が最大6点回復する)、透明人間マント、耐凍薬
 メモ …… ガーリンを呼び出す場合は100へ進む、ジュジャのいる場所は『地面じゃないけど支えられる、水じゃないけど流れられる、空気じゃないけど噴き出せる、火じゃないけど爆発できる』場所

〔10〜〕
 野火に巻き込まれながらも生き残った幸運に対し、運点を加えておく……って、たった1点じゃ釣り合わんわ! クラーケンよりも奴隷鉱山よりも剣歯虎よりも野火の方が怖かったんだからな。しかもこの場面は、最善の選択を取ったとしても3分の1の確率で死ぬという場面らしいからな。文句を言いながらも、加えるものは加える管理人でした。
 これからの予定を、と言っても至極単純だ。今私は切り立った崖の南側に立っている。野火をやり過ごしたときも確認したのだが、崖の向こうまで約500メートル、そして谷底までも推定500メートルと言ったところだ。アイフォーだったら魔法で空を飛ぶことができるかもしれないが、私にはそんな能力はない。おまけに橋1本かかっていないとみえる。ということは、崖下へ降りる道か谷の向こう側へ渡る道が見つかるまで、崖に沿って歩き続けなくてはならないだろう。あたりには野火から逃げられなかった動物たちの焼き肉があるだろうから食料の心配はいらないし、野火のために黒い油のように濁ってしまった小川も澄み始めてきており、新鮮な水も十分に入る。レイワのジパングだったら、焼き肉に寄生虫が入っています、とか、小川の水に微生物が混ざっています、とかで、すぐにお腹をこわしてしまうだろう。だが、このクール大陸ではある程度私のお腹もそういった寄生虫や微生物への免疫機能は備わっているようだ(本当か?)。
 私は崖に沿って西に何日も歩き続ける。谷は次第に広く深くなっていくが、両岸とも相変わらず切り立っていて向こう側へ渡れそうな場所は全くない。私も野火によって犠牲となった動物達の焼き肉を手持ちの食料に優先して食べているのだが、どうやらそれは私だけではないようだ。豊富な焼き肉に惹かれて沢山の鳥が集まっている。烏や普通の肉食の鳥の他に、時々もっと大きな翼をもった鳥が目に入ることもある。



 あれは大血鷹だ。大血鷹も焼き肉を目当てに飛んでいるのだが、焼け野原で動いている唯一の存在――この私に興味を持つ。そして、ついに食べることにしたようだ! 大血鷹は差し渡し4メートルにもなる翼を広げ、私をつかむために鉤爪のついた脚をいっぱいに開きながら、残虐そうな嘴を突き出すようにして、空から急降下してくる。ここで透明人間マントを使うことも思いついたが、それはしないことにする。この大血鷹をやり過ごしたところで、別の大血鷹が襲撃してきたら同じことだ。ということで、大血鷹と戦うことにする。大血鷹は私を食料だと思って襲ってくるので邪悪な生き物ではない。したがって、ヘヴァーの角笛は無効だ。大血鷹を倒さない限り、その刺すような視線から逃れる術はない。
 〔大血鷹〕  技術点  7  体力点 12
 〔批判屋〕  技術点 11  体力点 18

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔大血鷹〕7+1017 < 18=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔大血鷹〕体力点−2=10
[2R] ×〔大血鷹〕7+14 < 17=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔大血鷹〕体力点−2=8
[3R] ×〔大血鷹〕7+11 < 17=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔大血鷹〕体力点−2=6
[4R] ×〔大血鷹〕7+11 < 20=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔大血鷹〕体力点−2=4
[5R] ×〔大血鷹〕7+14 < 18=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔大血鷹〕体力点−2=2
[6R] ×〔大血鷹〕7+13 < 18=11+〔批判屋〕○ ⇒ 〔大血鷹〕体力点−2=0
 大血鷹は私の最後の一撃を浴びた途端、空中でバランスを崩した。そしてそのまま崖下に落ちていった。ここに長くいては危険だ。私はすぐにこの場所を離れることにする。
 翌朝早く、私は崖が低くなってきていることに気づいた。川の流れは恐ろしく速く、川に飛び込んで泳いでいくということはできない。そしてすぐに前方から大きな滝の音が聞こえ始めてくる。しばらくして滝の落ち口に着く。この辺りでは川は普通の土手の間を流れている。滝の飛沫が細かい水滴となって空中に漂い、虹色に輝いている。滝の落ち口から崖に囲まれた巨大な滝壺まで険しい道が続いている。ここの崖は岩がごつごとしていて角度もさほど切り立ってはいない。もし滝壺を向こう岸まで渡れるなら、北岸の崖を上る手段が見つかる可能性があるぞ。私は荷物を一つにまとめ、ザックの口をきつく締めて滝壺に入っていく。ここ数日間お風呂に入っていなかったから水が気持ち良い。泳ぎながら北岸を眺めると、何やら崖の脇に道らしきものが見える。どうやら登る手段を見つけたようだ。
 そのとき、北岸の水際から大型のワニが這い出して水に飛び込んだ。恐るべきことに、水面から鼻を突き出し、水を切ってこちらに向かってくるではないか。透明人間マントを使おうにも、水の中ではザックから取り出しにくいため、もう間に合わないだろう。ならば先手必勝だ。私はワニが水に潜って攻撃をかけてくるよりも先に、自分から水に潜ってワニの腹を攻撃する。ワニは痛みと怒りのあまり叫び声をあげる。よし、成功だ! これでワニは体力点2を失った。だが、悪いことが2つある。1つ目は、ワニはモルディダや大血鷹と同様に邪悪な生き物ではないのでヘヴァーの角笛は効かないこと、そして2つ目は、水の中では私は自由に動くことができないので、この戦いにおいては技術点1を減らされてしまうことだ。私は、あるときは水中で、またあるときは水面で、ワニと戦う。
 〔ワニ〕   技術点    7  体力点 10
 〔批判屋〕  技術点 1110  体力点 18

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ×〔ワニ〕7+10 < 12=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ワニ〕体力点−2=6
[2R] ○〔ワニ〕7+1118 > 14=10+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=16
[3R] ×〔ワニ〕7+14 < 16=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ワニ〕体力点−2=4
[4R] ×〔ワニ〕7+14 < 18=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ワニ〕体力点−2=2
[5R] ×〔ワニ〕7+1017 < 18=10+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ワニ〕体力点−2=0
 ワニから怒りの一撃を受けてしまったが、どうにか倒すことができた。
 ここは滝壺なので流れというものがなく、また、ここの水は結構気持ちが良いので、しばらくここで水に浸かっていることにしよう。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 ……… 10(+1*)/10 墓鬼の剣(*技術点+1で原点を超えても可)
 体力点 ……… 16/22
 運点 ………… 9/10
 金貨 …… 5
 食料 …… 7
 飲み薬 …… ツキ薬(原運点+1まで回復)
 装備明細 …… 剣、革の鎧、ザック、ザクロ石の指輪、鉄の笏(支配する者はただ1人であるべし)、銅の鉱石の塊、つるはし、スナタ猫の牙(11匹の龍の模様と8個のリンゴの種)、女神コランバラの石像、剣歯虎の鉤爪、ヘヴァーの角笛(邪悪な敵の技術点-1)、宝石入りの首飾り、回復の水薬(体力点が最大6点回復する)、透明人間マント、耐凍薬
 メモ …… ガーリンを呼び出す場合は100へ進む、ジュジャのいる場所は『地面じゃないけど支えられる、水じゃないけど流れられる、空気じゃないけど噴き出せる、火じゃないけど爆発できる』場所
 (Save Number:380)



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2024/03/23


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