フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)
【第125回】ルーシ帝国との会戦
あたし達はオデッサ城に向かった。確か、オデッサ城の2階で会議が開かれるという話だわ。
会議の内容はいつものパターンで。
いよいよルーシ軍主力部隊が動き出した
フィールドでの会戦はバイエルンにとっては願ったり叶ったりだが、ルーシ側に何か秘策があるのかもしれない
いずれにせよ、次の戦が大きな山場であることは間違いない
ルーシの部隊はフョードルグラードの南に展開したそうである
フョードルグラード南の近辺の森に魔獣を放ったらしい
ルーシ帝国軍と魔獣はどちらも同等なくらい厄介だが、魔獣を倒したところでルーシ帝国軍に打撃は与えられないだろう
ルーシ帝国軍がフィールドでの会戦を望む以上、こちらも受けて立つ必要がある
ここで勝てば、フョードルグラード戦もだいぶ有利に進められる
今回は正面きっての戦いとなるであろう。神の策略が気になるが、何としても勝たなくてはならない
ここで、会議は終了し、フョードルグラード南に向かうことになった。
酒場や道具屋などは再開したけれど、今の装備の方が強いので何も買わなかったわ。
この、ログハウスみたいな建物がルーシ帝国軍との直接対決の地ね。
戦いに入る前に、あたし達のステータスを確認するわよ。
(↓現在のステータスです。画像をクリックすると詳細を見ることができます。↓)
(↑尚、ソフィーはステータス画面に登場しません。↑)
うわっ、何ここ? 岩と雪しか見えないわ。ホワイトアウトしそうな光景ね。そう言えば、ジパングのエゾと呼ばれる地域の道路標識にところどころ矢印があるのは、冬に真っ白で道が分かりづらくなったときのためにあると聞いたわ。これも生活の知恵よね。
先へ進んで行くと……。
早速、バイエルン軍とルーシ軍の主力部隊どうしが集結していた。
意地悪そうな顔をしているわね。手段を選ばず、勝つためには何をしてもいいということを繰り返してきているのが人相に出ているわ。
「痛み入ります、皇帝陛下。」
「フン、最近の小僧は挨拶がなっておらんのう。」
何よ、偉そうに。それを言うんだったら、あたしなんかあんたよりも100歳以上も年上よ。こう見えてもあたしはエルフなんだからね。あたしから見たらあんたこそクソガキよ。
「貴様、このわしを愚弄する気か。」
愚弄も何も、あんたがアルベルトを小僧呼ばわりするから、正論で返しただけでしょ。あたしの言っていることが間違っているのなら、どこがどう間違っているのか言ってみなさいよ。
「黙れ! 無礼者が。」
ほら、そうやって、自分に都合の悪いことになると無礼者扱いで黙らせるんでしょ。もういいわ。話すだけ無駄だったみたいね。アルベルトがその気になったら、あんたみたいなクソガキは一撃で殺されちゃうんだからね。
「エル殿、もういい。私は小僧呼ばわりされても構わぬ。それよりも、話を続けさせてもらいたい。」
ついに本物のエンゲルスが出てきたわ。やっぱりマルクス教徒はルーシ帝国と結託していたのね。
それにしても、エンゲルス、散々逃げ隠れしてきて影武者まで使ったあなたが、よくもまあそんな偉そうな口を利けるわね。あなたが大司教だろうが教皇だろうが、今日が年貢の納め時よ。
アルベルトだけに「黙れ」と言われたのならばまだしも、皇帝にまで「黙れ」と言われたエンゲルスは二の句が継げなかったようね。戦いに入ったら、あんたみたいな小物からまず始末してあげるわ。
さて、アルベルトとルーシ皇帝のやり取りは……
アルベルトとしては、ルーシ帝国軍と戦ってでもフィンブルの冬を全力で阻止する所存である
ルーシ皇帝としては、国土の7割が永久凍土で占めるルーシ帝国にフィンブルの冬が来てもさほど変わらない心づもりである
アルベルトは、フィンブルの冬が来れば農作物が育たず、国民が餓死することを為政者として見逃してもよいのかと説得にかかる
しかし、ルーシ皇帝はルーシ帝国に農作物が育つ土地は限られていて、食糧確保にどれだけ苦労しているのかバイエルン王国にはわかるまいと反論する
アルベルトは、ルーシ帝国にある豊富な鉱山資源などを売却し、そのお金で食糧を確保すれば良いのではないかと提案する
ルーシ皇帝は、いくら豊富とは言っても鉱山資源はいずれ枯渇するだろうし、相場の関係もあるからそれで国民をいつまで食わせていけると思っているのかと強く反論する
鉱山資源に不自由していないバイエルン王国にルーシ帝国の気持ちなど分かるまいとアルベルトの提案を切り捨てる
確かに、ルーシ帝国にはルーシ帝国の言い分があるわよね。
だからと言ってヤケを起こしちゃいけないわ。フィンブルの冬は、あなた達ルーシ帝国の天下ではなく、大陸の人類全員の破滅なのよ。
しかし、ルーシ皇帝がバイエルン王国を敵対視している理由はそれだけではなかったわ。
アレク、あんたも覚えていたのね。あのSMの女王の名前よ。
故ヘンリー4世の血を吸ったとき
に発覚したわ。
「貴様ら……まだとぼける気か。」
「魔族がどのように言ったかは知りませんが、我らは魔族と結託などしておりません。現に、我がバイエルンの国王……即ち私の実兄も、その魔族の手によって殺害されました。」
アルベルトの言葉に続いて、クラクフの現国王のベルナルトもルーシ皇帝に進言した。
「実は、我がクラクフ王国の前国王も、魔族によって殺害されたと考えられます。」
そして、アルベルトがルーシ皇帝に問い質す口調で言った。
「それに、我が千里眼を以て、この陣は既に私が視察しております。ここに罠を仕掛けたのは、陛下ではないのですか?」
「罠じゃと……。たわ言をぬかすな。儂とて、卿にそんな小細工が通じるとは思っておらん。正々堂々と戦い、雌雄を決する。これは国と国とが威信を賭けた闘いじゃ。」
「ならば、これをどう説明しますか!?」
アルベルトが両手で印を結んだ。
次の瞬間、それまでにはなかった姿が現れた。
アイビス、やっぱりあんたの仕業ね。今度こそあんたを仕留めるわよ。
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2022/09/09
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