フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)



【第82回】画策の証拠を求めて

 アレクは、今回使者としてレイリア王国に出向した結果をアルフォンソ王に報告した。



 あたし達が初めて生きて帰って来たレオンの使者ということになるわね。これからはお互いの使者は生きてお互いの国に着くことができるわ。
「しかし、まだ両国の仲は復旧してはおらぬ。今は停戦中に過ぎず、真相を突き止めるまではレイリア王国とは敵対関係であることには違いない。」
「兄上、使者殿達によってこういったことが発覚した以上、我らは謀られた可能性がますます高いですな。」
「うむ、決定的な証拠が欲しいところではある。」



 フェリペの言うことは尤もだわ。でも、それはこっちだって同じことよ。レイリア国内で、魔族にレイリアの民が殺されることだって一度も起きていないんだから。だから、双方とも謀られた証拠が必要なのよ。
 と、ここでアルベルトから「電話」がかかってきた。
 以下、恒例(?)の箇条書きよ。

  • アルベルトは、アルフォンソ達が魔族や神に謀られた決定的な証拠が欲しいことを千里眼の術で知っていた
  • 決定的な証拠があれば、両国の国民も納得し、停戦に関する合意形成を図ることが可能であることはアルフォンソも承知している
  • そこで、アルベルトは賢者バジャルドへの住処へアレクが立ち入る許可を申請する(って、許可なんているの?)
  • しかし、バジャルドの住処はモンスターが出るので、外国人に依頼するのはレオン国王として気が引ける

  •  ここで、アルベルトはアルフォンソにとって驚愕の事実を伝えた。



     この知らせには、アルフォンソもフェリペも驚きの表情を隠せないようだった。





     アルベルトによると、賢者だけあって魂までは完全に消えてはいないらしいわ。でも、それも時間の問題ね。賢者バジャルドの魂と出会うには相当な困難が伴うことは間違いないわ。
     ある程度戦いに慣れた者でなければバジャルドの魂には会えないだろうから、そこで、アレク達を派遣して真実を見極めた方がいいというのがアルベルトの見解ということらしいわね。あたし達、何だかんだ言って、大陸の各地を巡り歩くのよね。これも天命かしら。



    「承知しました。では、すぐにでも出立します。」
     こうして、アルベルトとアレクの通話は終わった。



     アレク、そうしましょう。明日出立してもアルベルトはとやかく言わないわ。今日はレイリア側の魔族とレオン側の魔族の2人を倒したんだから、みんな相当疲れているわよ。
     あたし達が宿屋に向かった後、王の間にて。
     フェリペが口を開いた。
    「しかし、バジャルドすら倒した魔物……彼らが手練れとは言え、簡単にその魂と会えますでしょうか?」
    「彼なら大丈夫よ。何しろ、あたしの目の前で強力なモンスターを倒したんだから。何だか、痺れちゃった。」
     セシリアの言葉に、アルフォンソが聊か不機嫌そうな顔をした。
    「これこれ。そなたは我が妃なのじゃぞ。」
    「あはははは……。言うだけならタダでしょ。」
     あたし達は王の間でそんな会話が交わされているとは知らず、既に床に就いていた。



     そして、朝を迎えた。
     これまで何回も経験した通り、もうお城へは行かれないので、このまま廃墟に向かうわ。



     結局ここへ来ることになったじゃないの、アレク。第78回では「ここに来ても仕方ないな。」って言っていた癖に。
    「だから、それは私ではなくて作者に謀られたんだって。」
     ふ〜ん。まあいいわ。レオンとレイリアの国交回復に近づいているんだから。
     廃墟に入る前に、あたし達のステータスを確認しておくわね。

     (↓現在のステータスです。画像をクリックすると詳細を見ることができます。↓)

     (↑尚、ソフィーはステータス画面には登場しません。↑)




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    2022/07/20


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