フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)



【第18回】バイエルン城への帰還

 イザール大橋東にて。騎士隊長としての権限があればこんなところは簡単に入れるのだが、密偵の身でここまで来るのにどれ程苦労したのだろう。ともかく、ひとまずは伯爵のもとへ、そして女王陛下に書状を渡すのだ。ハスラー将軍も総攻撃を引き延ばしてくれるだろうが、いつまでも引き延ばせるものではない。



 まあ、驚くわな。何しろ、あのとき見張りの騎士に追い返されたはずの隊長がイザール大橋西から現れたのだから。
 ともかく、ちょっと通りますよ。
 イザール大橋東の本陣でも色々試してみる。



 私達は、今やイザールの東西を自由に(?)歩ける身であるが、今は一方通行のようだ。
 色々興味深い扉があった。入ろうとするが……



 話が進んでいくうちに、この扉の中も明らかになるだろう。
 ということで、イザール大橋東の本陣を抜け出すことができた。



 久しぶりのバイエルン城だ。
 東の本陣へ戻ろうとすると……



 本陣には戻れない。
 イザール温泉へ行くと……



 でも、温泉の入口には入れるわけだ。忘れ物をした場合、イザール大橋東の本陣にも戻れないのだが、温泉はいいのか? まあ、細かいことは言わないことにして(もう言っているが)、バイエルン城へ。



 自分の家にも戻れないのに、温泉には行けるんかい!
「アレク、影が薄くて存在すら忘れ去られているかもしれないけれど早く伯爵に会いに行きましょ。」
 エルが急かす。わかりましたから、あまり袖を引っ張らないで。袖が伸びちゃう。
 漸くバイエルン城のフォルゲン伯爵のもとに。まだ生きている……って、目を瞑っているぞ。まさか……
「伯爵様……伯爵様……」
「ふあ〜〜っ。……ん、おお、アレクか。」
 よかった、出番がなくて退屈だったのだろう。我々の帰りを待ちわびていたようだ。
「伯爵、ただいま戻りました。」



 よう戻ってきた……って、あんたの浅薄な考えでこっちがどれだけとばっちりを食ったか分かっているのか!
 ……と心の中で叫んでしまった。次に苛立つ発言が来たら怒りが一挙に噴き出しそうだ。
「伯爵様、お久しぶりです。」
 ソフィーが伯爵に会釈する。ソフィーは別に伯爵に対して何の不満も抱いていないようだ。得な性格だねぇ。
 ソフィーは戦闘にこそ参加していないが、彼女の交渉術のお蔭で内戦を鎮める手掛かりがつかめたからな。



 伯爵が二通の書状を読み進めていくうちに、伯爵がだんだん厳しい顔つきになる。



 ついに女王陛下とお目通りが叶うのか。アルベルト公爵とハスラー将軍からの書状を渡すのが少し怖い気もする。だが、伯爵も一緒だ。普段は影の薄い伯爵が頼もしく思えてくる。




← 【第17回】へ | 【第19回】へ →


2019/11/15


直前のページに戻る

『フィンブルヴェトル物語』のトップに戻る

電源系ゲームプレイ録のトップに戻る

トップに戻る


(C)批判屋 管理人の許可なく本ホームページの内容を転載及び複写することを禁じます。