仮面の破壊者(プレイ日記)
【第1回】 ケヴィンの助言
〔STATUS
(現在の値/原点)
〕
技術点 ……… 10/10
体力点 ……… 22/22
運点 ………… 10/10
金貨 …… 0
食料 …… 10
飲み薬 …… ツキ薬(原運点+1まで回復)
装備明細 …… 剣、革の鎧、ザック
〔1〜〕
こうして、一国の領主自らが危険な旅に赴くことになった。アイ
フォー・ティ
ーニンがアリオンの治政に欠かせない人物であることは分かっている。だが、いつも強引なんだよな。まあ、年長者の言うことはひとまず聞いておくのが賢明というがな。だが、年長者の言うことはしばしば誤りがある。当時はうまく行ったかもしれないが、現在では世情に合わないようなことを平気で言ってくる。それを取捨選択するのも領主の力量と言えるだろう。
さて、出発の前に、鍛冶屋へ寄るか。鍛冶屋のケヴィン・トゥルーハンドは私の生まれる前から武具屋を営んでおり、信頼のおける人物だ。最初は「さん」付けで呼んでいたが、ケヴィンの方から呼び捨てで呼んで欲しいとの依頼があったので、いつの間にか「ケヴィン」と呼ぶようになった。だいぶ呼び捨てにも慣れてきたのだが、未だに罪悪感を払拭し切れないのも事実だ。
ケヴィンは驚くほど簡単な道具を使って私の剣を研ぎ、兜を磨いている。長年の経験もさることながら、最新式ではなく原始的な道具だけで武具をこれだけ調えられる人はクール大陸広しと雖も3人とはいないだろう。
「ご領主様、たった今準備が整いました。」
ケヴィンは私に剣と兜を手渡した。どんな鈍(なまくら)でもケヴィンの手にかかればたちまちのうちに鋭くなる。そしてこの兜はアリオンの歴代領主に代々伝わるもので、もしこれが悪の手に落ちるようなことがあればアリオンの町に災いが降りかかるという伝説がある。
「ケヴィン、いつもありがとうございます。」
「何をおっしゃいますか。この先は危険に満ちております。私にできることと言えばご領主様の武具を調達することくらいです。」
兜をかぶり、剣を腰につけた私に、ケヴィンは私に1枚の地図を渡した。それから、私の耳元にささやきかけた。
「ご領主様、まず枯葉の谷の領主ヘヴァーの城をお探しなされい。ご領主様の向かわれるクリル・ガーナッシュには悪い輩が大勢住んでおりますが、どんな邪悪な心をも震えあがらせるという角笛がヘヴァーのところにありますのじゃ。ヘヴァーの城を探し、力を尽くしてこの貴重な角笛をお探しなされ。道中女神リーブラの御加護がご領主様にありますように。」
それだけ言うと、ケヴィンは私の耳元から口を離し、傍らに引き下がる。
と、そこへアイフォーがやって来た。
「ALADDINよ、いつまでこんなところにおるのじゃ。一刻も早く出発しないと、取り返しのつかぬことになるぞ。」
そう言って、アイフォーはケヴィンには見向きもせず、私を鍛冶屋から急き立てた。わかりました、わかりましたよ。そんなに急がなくたっていいじゃないか。私は、ケヴィンがアイフォーを睨みつけるのもそのままに、アリオンの石畳の道を通った。やがて、北側の城門である髑髏門までたどり着いた。
「アイフォー、貴殿の見送りはここまでで結構。私の留守中は城の治政を頼んだよ。それと、私にもしものことがあったら――」
「その先は言わんでよい。ALADDINがモルガーナを討伐することを祈っているからのう。」
「ありがとう、アイフォー。では行って来る。」
私はアリオンの城を出た。アイフォーは私の姿が見えなくなるまで見送ると、アリオンの城に引き返した。
さて、アリオンの城を出て、アリオンの町はずれまで到着した私は、ケヴィンにもらった
地図
を見返してみる。
(管理人注:地図を表示するには前文の「地図」の文字をクリックします。もう一度クリックすると閉じます。)
アリオンの北方、さして遠くないところに広大な死の湖が広がり、枯葉の谷はそのすぐ北側にある。そこから、矛槍草の大平原を突っ切り西に瘴気の沼を見ながら北北東に進んで行けば、やがて山麓の丘陵地帯に入る。そしてその向こうに、雪をかぶり半分雲に隠れた五つの峰をもつクリル・ガーナッシュがあるのだ。
これから始まる冒険に一抹の不安と一縷の望みを抱きながら、私はアリオンの都市を出発した。
〔STATUS
(現在の値/原点)
〕
※ 変化があったものは
赤い太字
〔STATUS
(現在の値/原点)
〕
技術点 ……… 10/10
体力点 ……… 22/22
運点 ………… 10/10
金貨 …… 0
食料 …… 10
飲み薬 …… ツキ薬(原運点+1まで回復)
装備明細 …… 剣、革の鎧、ザック
(Save Number:53)
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2024/01/21
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