死神の首飾り(プレイ日記)


【第19回】 ドラゴン殺しの槍

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 ……… 12(+2)/12 (戦闘時のみ)
 体力点 ……… 16/19
 運点 ………… 11/11
 金貨 …… 14
 宝石 …… 死神の首飾り
 食料 …… 8、黄金のリンゴ
 飲み薬 …… ツキ薬(原運点+1まで回復)
 装備明細 …… 剣、革の鎧、ザック、たいまつ5本、銀の鎖帷子(戦闘時のみ技術点+1)、剣術の指輪(戦闘時のみ技術点+1)、陶製のバラ、困ったときの書
 メモ ………… 「自然そのものである母なる神よ、我を助けたまえ」

〔352〜〕
 扉の向こうは通路になっていた。私はドラゴンの扉を閉めて、通路に出る。二、三歩進んだところで、背後で鉄格子が落ちる物音がした。トンネルを塞がれたのだ。どうやらここも一方通行らしい。ひたすら前へ進むしかないだろう。通路はすぐに小さな扉の前で突き当たった。扉を開けて中に入る。
 そこは納骨堂だった。隅に灰色のカビで厚く覆われた石棺がある。壁の割れ目や奥まった場所を調べるが、どこにも出口はない。どうやらこの部屋にも何か仕掛けがありそうだぞ。目につくものと言ったら、石棺くらいだ。石棺を開けるのは死者への冒涜になってしまうが、他に方法もなさそうなので、やむを得ず石棺のフタを持ち上げることにする。石棺から、はるか昔に閉じ込められた空気の悪臭が鼻につく。



 石棺の中にいたのは、脆そうな骨の上に皮膚が薄く残った戦士のミイラだ。骨と化した両手はエメラルドを鏤(ちりば)めた半月刀を握りしめ、胸の上に象牙の先を持った黒檀の槍を抱えている。どうやらこの二つのどちらかを手に取るしかないようだ。刀か槍か? 刀は、今持っている剣とさほど変わらない気がする。だから、にしよう。私は重たい槍を取る。槍の柄には“ドラゴン殺しの槍”と彫られている。これは間違いなく魔法の槍だ。これを用いる場合には技術点に1を加えることができる(管理人注:ドラゴン殺しの槍を用いる場合は、剣術の指輪の特典はないものとします。即ち剣と同じ技術点です)。私が槍を検めていると、古びた骨をきしませながら、ミイラが石棺から起き上がる。そして、半月刀を構え、のっしのっしと迫るではないか。ミイラが怒る(?)のも無理はない。何しろ、私のしていることは列記とした墓荒らし行為なのだから。だが、この部屋から出るにはそれしか方法がなさそうだ。ミイラと戦うしかない。
 〔ミイラ〕   技術点  8   体力点 10
 〔批判屋〕   技術点 14   体力点 16

[戦闘ラウンド(青字DDの値)]

[1R] ○〔ミイラ〕8+1119 > 18=14+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=14
 槍を奪われたミイラの怒り(?)は凄まじい。
[2R] ×〔ミイラ〕8+11 < 20=14+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ミイラ〕体力点−2=8
[3R] ×〔ミイラ〕8+14 < 21=14+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ミイラ〕体力点−2=6
[4R] ×〔ミイラ〕8+15 < 21=14+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ミイラ〕体力点−2=4
[5R] ×〔ミイラ〕8+12 < 26=14+12〔批判屋〕○ ⇒ 〔ミイラ〕体力点−2=2
[6R] ×〔ミイラ〕8+1119 < 21=14+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ミイラ〕体力点−2=0
 ミイラが斃れ、バラバラの骨と襤褸切れの山になってしまう。私は改めて石棺を調べることにする。石棺の底に穴が開いており、そこを掘り起こしてみると、トンネルが出てくる。なるほど、こういう仕掛けだったのか。私はトンネルに入る。曲がりくねって湿り気を帯びた壁に触れながら滑り降りると、陽光の降り注ぐ外に出る。そこは……先程の滝の場所だった。私は危ない罠の数々を切り抜け、こうして生還した。手元には“ドラゴン殺しの槍”がある。これほどの危険を冒して入手したのだから、必ずや役に立つだろう。
 私は疲れ切った足を滝の水につける。ひんやりしていい気持ちだ。ここで、食事をとることにする(食料−1体力点+4)。十分休みを取った後、私は滝のそばにある階段を登り始める。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 ……… 12(+2)/12 (戦闘時のみ)
 体力点 ……… 18/19
 運点 ………… 11/11
 金貨 …… 14
 宝石 …… 死神の首飾り
 食料 …… 7、黄金のリンゴ
 飲み薬 …… ツキ薬(原運点+1まで回復)
 装備明細 …… 剣、革の鎧、ザック、たいまつ5本、銀の鎖帷子(戦闘時のみ技術点+1)、剣術の指輪(剣を用いている場合に限り戦闘時のみ技術点+1)、陶製のバラ、困ったときの書ドラゴン殺しの槍(戦闘時のみ技術点+1)
 メモ ………… 「自然そのものである母なる神よ、我を助けたまえ」
 (Save Number:350→328)

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2025/01/05


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