雪の魔女の洞窟(プレイ日記)


【第13回】 ストーンブリッジへ急行

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 12/12
 体力点 … 14/19
 運点 … 7/9
 特筆点 … 魔神をプリズムから救い出した、<グル・サン・アビ・ダァル>
 金貨 … 248
 食料 … 5
 飲み薬 … ツキ薬(原運点+1の値まで回復)
 所持品 … 剣、戦鎚(ハンマー)、マント、魔法の銀の笛ルーン文字の刻まれた棒、<勇気の護符>、石投げと鉄の玉1つ、金の指輪、銅の指輪、ミノタウロスの角の粉末ニンニク、龍の卵、四角い金属板、盾

〔348〜〕
 平原の単調さとストーンブリッジへ一刻も早く向かおうという焦りで、我々は警戒心を怠っていた。あろうことか、私の鎧に太陽の光が反射し、猛禽の一団を引き寄せたのだが、先へ進むことに気をとられ、彼らが我々の頭上を旋回していることにも気づかない。猛禽は緑色で膜状の翼を持ち、獲物の上に舞い降りては鋭い鉤爪で殺す。こいつらの正体は鳥男(バードマン)だ。四人おり、なかの一人がいきなり甲高い声を発して私を襲いに降下してくる。ここで運だめしを行う。DD=7≦7でだ(運点:7→)。ギリギリで間に合った。私は鳥男の奇襲を間一髪で躱(かわ)すことができた。鳥男は少し離れるが、また方向転換して攻撃してくる。どうやら、この鳥男は私だけを狙っているらしく、赤速とスタブには見向きもしない。赤速とスタブは手助けをしようと言うが、私はそれを断る。鳥男は空を飛べるので、攻撃目標ではない赤速とスタブの攻撃は届かないだろう。それに、間違って私を攻撃してしまうということもあり得る。ならば1対1の対決だ。
 〔鳥男〕   技術点 12   体力点 8
 〔批判屋〕  技術点 12   体力点 14
[戦闘ラウンド(青字DDの値)]
[1R] ×〔鳥男〕12+=18 < 22=12+10〔批判屋〕○ ⇒ 〔鳥男〕体力点−2=6
[2R] ×〔鳥男〕12+=17 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔鳥男〕体力点−2=4
[3R] ○〔鳥男〕12+=21 > 16=12+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=12 またもや魔の3R…
[4R] ○〔鳥男〕12+=16 > 15=12+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=10 チャンスを活かせないとは…
[5R] ×〔鳥男〕12+=16 < 19=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔鳥男〕体力点−2=2
[6R] ×〔鳥男〕12+=19 < 22=12+10〔批判屋〕○ ⇒ 〔鳥男〕体力点−2=0
 またしても魔の3ラウンド目に見舞われたが、どうにか鳥男を退治することができた。他の鳥男たちは、最初の鳥男が殺されるのを見ると東へ飛び去る。へっ、恐れをなして逃げたか。だが、喜んでばかりもいられない。奴らが助人ならぬ助鳥を呼びに行った可能性もある。仲間の復讐に来るかもしれない。そうなったら完全にアウトだ。我々は急いで平原を突っ切ることにする。どうせストーンブリッジへ早く行かなくてはならないからな。だが、太陽が真上にさしかかったときに汗が流れ出してきた。畜生。水筒を持っていればな…。
 喉が耐え難いまでに渇いてきたとき、池にたどり着いた。ヤッター、天の恵みだ。だが、鬼(オーガー)の体が池の中にうつぶせで沈んでいるのを見る。なんで鬼が沈んでいるんだ?池の水が原因か、それとも、池にはたどり着いたものの池の水を飲もうとして果たせず力尽きたはずみで池に沈んだのか。ふと、ここで先ほどの老人の言葉を思い出す。――最寄りの池の水には毒が入っておる――老人の言っていた池というのはこの池のことだ。やはり鬼は池の水に入っている毒で死んだのだ。ええい、ここは我慢だ。池の水を飲んで死ぬよりはましだが、水を飲みたいのに飲めないことで喉の渇きがより一層激しくなってきた。体力点1を失う。ここで、スタブが我々を元気づけるように言う。
「大丈夫じゃよ、ストーンブリッジまではもうあと1日足らずで行けるから。それまでの辛抱じゃ。それにしても、そろそろ仲間のドワーフに出会ってもよいころなのに、一人も見かけないとは不思議じゃのう。」
「見かけたさ。」
 赤速が真面目な顔になっている。
「ただ、あんな姿になっているのを見たくはなかろうと思って。」
 そう言って赤速は、西の方へ50メートルばかり行ったところにある岩を指す。1人のドワーフが血まみれになって岩に凭(もた)れかかっている。顔は力なく伏せられ、ぴくりとも動かない。手にはまだ斧を握ったままで、襲ったのが何者であるにせよ、そう遠くへは行っていないはずだ。
「モーリ!」
 スタブは悲しみにむせびながらドワーフに駆け寄る。
「鍛冶屋のモーリだ。先ほどの爺さんからの情報からして、山トロールの仕業に違いない。モーリを埋めたら急いで村に戻ってこのことを知らせよう。」
 モーリを埋めようと、私と赤速も手伝った。そのとき、モーリが水筒を持っていることに気づいた。
「これはモーリの水筒だ。まだ中には水がある。これはわしらで頂くとしよう。モーリも怒りはするまいて。」
 我々はモーリの水筒を回し飲みし、ようやく人心地が着く。体力点1を得る。モーリの墓に、斧と兜を立てた。モーリの墓標代わりだ。私たちは再びストーンブリッジ目指して歩き出す。
 何時間か歩いたのち、夜が迫る。スタブは先を急ぎたがっているが、休むことも大切だ。いくつかの岩や藪の陰で野宿することに決める。私は火を焚き、眠り支度をする。腹ごしらえもしておこう。食料を3つ減らし、体力点4を加える(管理人注:第8回でも赤速とスタブに分け与えたので、今回も同様にします)。寝込みを襲われる可能性もあるので、交代で見張りを受け持つことにする。ここで運だめしを行う。DD=3≦6でだ(運点:6→)。スタブが二番目の見張りを終えて私を起こしにくる。あとは何事も起こらず、夜明けを迎える。朝になり、再びストーンブリッジへの旅を続ける。
 午前中も半ばを過ぎると、もうじき家に着くと思ってスタブはすっかり興奮する。だが、数秒後には死んだモーリのことを思い出してスタブは見えない山トロールに向かって拳を振る。一時間後、遠くに空に立ち昇る煙が見える。
「ストーンブリッジだ!」
 スタブは叫ぶ。私たち2人を置いて走り出すが、6人の山トロールからなる一団が自分の村を目指して行進しているのを見て立ち止まる。6人のうちの1人がスタブの目に留まった。あれは確かモーリの首飾り……。そうか、あいつがモーリを殺した犯人だな。間違いない。ドワーフは鬨の声を上げて斧を振りかざし、トロールたちに向かって突進する。
「ちょっと待て、スタブ!」
 そりゃあ、いくら何でも無謀だ。いかにスタブが屈強なドワーフであっても、1対6では勝ち目はない。我々も加勢に駆けつける。これで3対6だ。各人1対2でまだ分が悪いが、まあ仕方がない。これでもだいぶましになったのだから。

 山トロール2人と同時に戦います。例によって、<批判屋>は2人の山トロールのうち片方にしかダメージを与えられません。
 〔山トロール1〕  技術点 9   体力点 10
 〔山トロール2〕  技術点 9   体力点 9
 〔批判屋〕     技術点 12  体力点 14
[戦闘ラウンド(青字DDの値)]
[1R] ×〔山トロール1〕9+=17 < 18=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔山トロール1〕体力点−2=8
   △〔山トロール2〕9+=16 < 18〔批判屋〕△ ⇒ 攻撃回避
[2R] ×〔山トロール1〕9+=13 < 16=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔山トロール1〕体力点−2=6
   △〔山トロール2〕9+=12 < 16〔批判屋〕△ ⇒ 攻撃回避
[3R] ×〔山トロール1〕9+10=19 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔山トロール1〕体力点−2=4
   △〔山トロール2〕9+=18 < 21〔批判屋〕△ ⇒ 攻撃回避
[4R] ×〔山トロール1〕9+=16 < 18=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔山トロール1〕体力点−2=2
   △〔山トロール2〕9+=16 < 18〔批判屋〕△ ⇒ 攻撃回避
[5R] ×〔山トロール1〕9+=15 < 16=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔山トロール1〕体力点−2=0
   △〔山トロール2〕9+=12 < 16〔批判屋〕△ ⇒ 攻撃回避

 危ない場面もあったが、なんとか無傷で山トロール1を倒すことができた。ここから先は普通の戦闘を行うことができる。

[6R] ×〔山トロール2〕9+11=20 < 22=12+10〔批判屋〕○ ⇒ 〔山トロール2〕体力点−2=7
[7R] ○〔山トロール2〕9+=18 > 16=12+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=12
[8R] ×〔山トロール2〕9+=16 < 18=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔山トロール2〕体力点−2=5
[9R] ×〔山トロール2〕9+=16 < 22=12+10〔批判屋〕○ ⇒ 〔山トロール2〕体力点−2=3
[10R] ×〔山トロール2〕9+=18 < 22=12+10〔批判屋〕○ ⇒ 〔山トロール2〕体力点−2=1
[11R] △〔山トロール2〕9+10=19 = 19=12+〔批判屋〕△ ⇒ 相殺
[12R] ×〔山トロール2〕9+=17 < 19=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔山トロール2〕体力点−2=0
 山トロール2との一騎打ちの方が苦戦したが、なんとか両方倒すことができた。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 12/12
 体力点 … 12/19
 運点 … /9
 特筆点 … 魔神をプリズムから救い出した、<グル・サン・アビ・ダァル>
 金貨 … 248
 食料 … 
 飲み薬 … ツキ薬(原運点+1の値まで回復)
 所持品 … 剣、戦鎚(ハンマー)、マント、魔法の銀の笛ルーン文字の刻まれた棒、<勇気の護符>、石投げと鉄の玉1つ、金の指輪、銅の指輪、ミノタウロスの角の粉末ニンニク、龍の卵、四角い金属板、盾
 (Save Number:13→211)

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2014/07/31


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