雪の魔女の洞窟(プレイ日記)


【第10回】 おぞましき複製

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 12/12
 体力点 … 12/19
 運点 … 7/9
 特筆点 … 魔神をプリズムから救い出した、<グル・サン・アビ・ダァル>
 金貨 … 250
 食料 … 5
 飲み薬 … ツキ薬(原運点+1の値まで回復)
 所持品 … 剣、戦鎚(ハンマー)、マント、魔法の銀の笛ルーン文字の刻まれた棒、<勇気の護符>、石投げと鉄の玉1つ、金の指輪、銅の指輪、ミノタウロスの角の粉末ニンニク、龍の卵、四角い金属板、盾

〔262〜〕
 雪の魔女は再び念を送る。だが、それは私に対してではなかった。
「うぐぐ……苦しい……」
 赤速とスタブが喉を掻き毟っているが、首輪は容赦なく2人を絞めつける。
「おい、やめろ!卑怯だぞ、雪の魔女!」
「そうじゃ、そちのその声が聞きたかったのじゃ。どうじゃ、仲間が苦しめられるのを見ている気分は。最高に面白いわい。」
 顔は綺麗でも、心はとんでもない醜女だな。ジパングにもそういう女はごまんといる。大概そういう輩はそのオーラを自ら放っており、近づきたいとも思わない。
「どうじゃ、この無礼者めが。わらわの頬に傷をつけおって。この痛み、倍にして返してくれるわ。」
 よく見ると、雪の魔女の左頬には傷がついている。先ほど、水晶にひびが入ったことにより、雪の魔女の顔もそれに見合った傷を負ったのだろう。だが、それをゆっくりと考えている暇はなかった。赤速とスタブがより苦しげな声を挙げているからだ。
「おい、やめろってば。貴様、それでも女王か。女王ならば正々堂々と勝負しろよ。」
 雪の魔女も、女王という言葉に反応したのか、赤速とスタブに対する念を一旦止める。2人は地面に崩れ落ちる。
「よかろう。わらわは遊びが好きじゃ。じゃが、今すぐには遊びが思い浮かびはせぬ。わらわが遊びを思いつくまでの間、わらわの配下と戦うがよい。」
 雪の魔女が何か悪賢い競技を考えていることは明白だ。だが、そんな緊張感も長くは続かなかった。いきなり向かい側の地下道から元気のない足音が聞こえてくる。エルフとドワーフが洞窟に入ってくる。赤速とスタブに瓜二つだが、虚ろな目と腐りかけた青ぶくれの皮膚が2人を死者(ゾンビー)であることを示している。死者たちはふらふらとこちらに近づいてくる。赤速とスタブを助けたければ、おぞましい複製と戦わなくてはならない。

 2人と同時に戦う。片方とは普通の戦闘を行うが、もう片方とも攻撃力を比べ合い、それが私の攻撃力を上回ったら余分に体力点2を失う(私の攻撃力がもう片方の攻撃力以上だったとしても、それは単に攻撃をかわしたに過ぎない)。
 〔ドワーフの死者〕 技術点  8   体力点  9
 〔エルフの死者〕  技術点  9   体力点  9
 〔批判屋〕     技術点 12   体力点 12
[戦闘ラウンド(青字DDの値)]
[1R] ×〔ドワーフの死者〕8+=12 < 15=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドワーフの死者〕体力点−2=7
   △〔エルフの死者〕9+=13 < 15〔批判屋〕○ ⇒ 攻撃回避
[2R] ×〔ドワーフの死者〕8+=14 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドワーフの死者〕体力点−2=5
   △〔エルフの死者〕9+=15 < 21〔批判屋〕○ ⇒ 攻撃回避
[3R] △〔ドワーフの死者〕8+11=19 = 19=12+〔批判屋〕△ ⇒ 相殺
   △〔エルフの死者〕9+=16 < 19〔批判屋〕○ ⇒ 攻撃回避
[4R] ×〔ドワーフの死者〕8+=13 < 19=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドワーフの死者〕体力点−2=3
   △〔エルフの死者〕9+=18 < 19〔批判屋〕○ ⇒ 攻撃回避
[5R] ○〔ドワーフの死者〕8+=16 > 15=12+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=10 なぬぅ?
   △〔エルフの死者〕9+=14 < 15〔批判屋〕○ ⇒ 攻撃回避
[6R] ×〔ドワーフの死者〕8+=14 > 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドワーフの死者〕体力点−2=1
   △〔エルフの死者〕9+=14 < 20〔批判屋〕○ ⇒ 攻撃回避
[7R] ○〔ドワーフの死者〕8+=17 > 16=12+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2= この死者がスタブに似ているから攻撃が鈍るのか?
   △〔エルフの死者〕9+=13 < 16〔批判屋〕○ ⇒ 攻撃回避
[8R] ×〔ドワーフの死者〕8+=15 < 18=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔ドワーフの死者〕体力点−2=0
   △〔エルフの死者〕9+=14 < 16〔批判屋〕○ ⇒ 攻撃回避

 ようやくドワーフの死者を倒すことができた。だが、息をつく間もなく、エルフの死者が襲い掛かってくる。ここから先は普通の戦闘を行うことができる。

[9R] ×〔エルフの死者〕9+=16 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔エルフの死者〕体力点−2=7
[10R] ×〔エルフの死者〕9+=17 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔エルフの死者〕体力点−2=5
[11R] △〔エルフの死者〕9+=17 = 17=12+〔批判屋〕△ ⇒ 相殺
[12R] ×〔エルフの死者〕9+=12 < 17=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔エルフの死者〕体力点−2=3
[13R] ×〔エルフの死者〕9+=15 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔エルフの死者〕体力点−2=1
[14R] ×〔エルフの死者〕9+=14 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔エルフの死者〕体力点−2=0
 今回は調子が悪かった。それもそのはず、たとえ複製の死者と雖(いえど)も赤速とスタブそっくりでは戦うのをためらってしまう。それを分かっていて雪の魔女は赤速とスタブそっくりの配下をこの場に向かわせたというわけか。なんという卑劣な…。だが、雪の魔女の仕組んだ卑劣な戦闘に見事勝つことができた。へっ、ざまあ見やがれ。雪の魔女の目論見は失敗に終わった。
 雪の魔女は部下である死者たちが負けたのに驚き、ご機嫌ななめの様子だ。
「そこな無礼者よ、遊びを思いついたぞよ。」
 ついに雪の魔女との直接対決のときが来た。どんなに理不尽な条件であったとしても、やるしかない。2人の大切な友人を救うためには、やるしかないのだ。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 12/12
 体力点 … /19
 運点 … 7/9
 特筆点 … 魔神をプリズムから救い出した、<グル・サン・アビ・ダァル>
 金貨 … 250
 食料 … 5
 飲み薬 … ツキ薬(原運点+1の値まで回復)
 所持品 … 剣、戦鎚(ハンマー)、マント、魔法の銀の笛ルーン文字の刻まれた棒、<勇気の護符>、石投げと鉄の玉1つ、金の指輪、銅の指輪、ミノタウロスの角の粉末ニンニク、龍の卵、四角い金属板、盾
 (Save Number:23)

← 【第9回】へ | 【第11回】へ →


2014/05/31


直前のページに戻る

『雪の魔女の洞窟』のトップに戻る

ゲームブックプレイ録のトップに戻る

トップに戻る


(C)批判屋 管理人の許可なく本ホームページの内容を転載及び複写することを禁じます。