雪の魔女の洞窟(プレイ日記)


【第8回】 1+1+1≧3

〔STATUS(現在の値/原点)
 技術点 … 12/12
 体力点 … 12/19
 運点 … 9/9
 特筆点 … 魔神をプリズムから救い出した
 金貨 … 250
 食料 … 8
 飲み薬 … ツキ薬(原運点+1の値まで回復)
 所持品 … 剣、戦鎚(ハンマー)、マント、魔法の銀の笛ルーン文字の刻まれた棒、<勇気の護符>、石投げと鉄の玉2つ、金の指輪、銅の指輪、ミノタウロスの角の粉末ニンニク、龍の卵

〔365〜〕
 中は洞窟になっていて、驚いたことに赤速とスタブがタコに似た頭部を持ち、衣を纏った醜悪な怪物の前に土下座している。怪物の触手のうち2本が2人の頭に巻きついている。赤速とスタブは頭脳殺しの催眠的な力の虜になってしまったのだ。と、こちらに気づいた頭脳殺しはいやらしい触手をめちゃくちゃに振り回して全神経を集中する。私を引き寄せるためにだ。私は抵抗することが出来ず、夢遊状態で化け物に歩み寄ろうとする……が、そのとき、私の脳裡にあのBGMが聞こえてきた。
♪ 黄色は勇気の印 24時間戦えますか 冒険者〜 冒険者〜 ジパ〜〜ング 冒険者〜
 またもや●ゲ●ンの登場だ。だが、<勇気の護符>のおかげで催眠状態から目が覚める。私はおぞましい怪物を攻撃するために剣を抜く。怪物は赤速とスタブを離し、2人は苦しげに頭を抱えて床に倒れる。

 〔頭脳殺し〕 技術点 10   体力点 10
 〔批判屋〕  技術点 12   体力点 12
[戦闘ラウンド(青字DDの値)]
[1R] ×〔頭脳殺し〕10+=18 < 20=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔頭脳殺し〕体力点−2=8
[2R] ×〔頭脳殺し〕10+=16 < 19=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔頭脳殺し〕体力点−2=6
[3R] ×〔頭脳殺し〕10+=19 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔頭脳殺し〕体力点−2=4
[4R] ×〔頭脳殺し〕10+=17 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔頭脳殺し〕体力点−2=2
[5R] △〔頭脳殺し〕10+12=22 = 22=12+10〔批判屋〕△ ⇒ 相殺
[6R] ○〔頭脳殺し〕10+=17 > 14=12+〔批判屋〕× ⇒ 〔批判屋〕体力点−2=10
[7R] ×〔頭脳殺し〕10+=19 < 21=12+〔批判屋〕○ ⇒ 〔頭脳殺し〕体力点−2=0
 どうもこの化け物、根は臆病な生き物らしく、こちらの方が強いとみなすや否や逃げ出した。去る者は負わず、赤速とスタブのもとへ駆け寄る。2人は意識を取り戻して呻(うめ)いていた。
「おお、<批判屋>か。わしらはお前さんが穴居人と戦っているときにこの通路を進んでこの部屋の扉にたどりついた。じゃが、扉を開けた瞬間あのくそいまいましいタコ野郎に無理やり引き込まれて抵抗できなんだ。お前さんが来てくれて助かったわい。」
 スタブが息も絶え絶えに状況を説明してくれる。私は部屋を調べ、向かいの壁にも扉があることを見つける。壁の窪みに粘土の壺が2つあるのも見つける。1つは赤い壺、もう1つは灰色の壺だ。まずは赤い壺を調べる。壺の底には四角い金属板が転がっていた。これはもらうことにしよう。次に灰色の壺も調べてみよう。壺の底には羊皮紙の巻物がある。蝋で封印がしてあり、まだ破られていない。何だろう。開封して中の巻物を読み出すが速いか、書かれた文字は薄れて消え始める。技術点チェックをする。DD≦技術点で成功(ですが、現在の技術点12ですから自動的に成功します)。幸運にも文字が消え去る前に、何とか巻物の文字を読み取ることに成功する。
 〜〜風の精の攻撃から身を護りし時、汝、<グル・サン・アビ・ダァル>と唱えるべし〜〜
 <グル・サン・アビ・ダァル>…何とかメモできたぞ。運に1点を加える(ですが、原点数…)。さて、これで準備が整った。こんな気味の悪い洞窟に長居は無用だ。反対側の扉から出て行こう。
 扉を開くとまたもや地下道があった。もしや、雪の魔女の洞窟を出る道は永久に見つからないのではないのだろうか。赤速とスタブをちらっと見るが、彼らは別に何ともなさそうだ。まあ、迷うときは一緒だ。そんなことを考えながら地下道を進むと、じきにまた別の扉で行き止まりになる。が、今度の扉は何か違うぞ。その理由はすぐにわかった。単純だ。扉の樫の羽目板に短剣が突き立てられているからだ。この短剣、何かの役に立ちそうだ。短剣をもらって行くことにしよう。しかし、私は気づくべきだった。樫の羽目板に短剣で突き立てられた痕がいくつも残っていることを。
 扉から引き抜かれた短剣は、いきなり勝手に動き始める。そして、勝手に足に突き立てようとする。何度か足をかすり、体力点2を失う
「大丈夫か、<批判屋>。短剣を離せ!」
「いや、離したいのはやまやまだが、離せないんだ。」
「ならば、わしらがお前さんの手から離そう。」
 赤速とスタブが私の手をつかみ、扉に短剣を刺させようと手伝ってくれる。運だめしを行う。DD=4≦9でだ(運点:9→)。ありがたいことに、友人達は私の手を扉に引き寄せることに成功する。短剣の切っ先が扉に突き刺さり、漸く短剣の柄から手が離れる。扉に突き立てられた痕がまた一つ増えた。
「赤速、スタブ、ありがとう。」
「なんのなんの、これでさっきの頭脳殺しの借りは返したぞ。」
 そう、一人一人ではできないことでも仲間がいれば助け合うことができる。1+1+1は3以上になるというわけだ。
 扉を開くと、そこはまた延々と続く地下道である。ここまで来るとさすがに飽きる。スタブが疲れと空腹を訴え始める。無理もない。頭脳殺しに絞めつけられ、呪われた短剣と格闘したのだから。腰を下ろして一休みする。そう言えば、食料がまだ残っていたな。雪山で鎌倉を造ったとき依頼食べていない。それに、先程の短剣騒動で体力点が1けたになってしまった。ということで、ここいらでお食事タイムといたします。無論、赤速とスタブにも食料を分ける。食料を3食分減らし、体力点4を回復する。
 30分ほど休んだのち、我々は再び歩き出す。出口があることを信じて…。

〔STATUS(現在の値/原点)
 ※ 変化があったものは赤い太字
 技術点 … 12/12
 体力点 … 12/19
 運点 … /9
 特筆点 … 魔神をプリズムから救い出した、<グル・サン・アビ・ダァル>
 金貨 … 250
 食料 … 
 飲み薬 … ツキ薬(原運点+1の値まで回復)
 所持品 … 剣、戦鎚(ハンマー)、マント、魔法の銀の笛ルーン文字の刻まれた棒、<勇気の護符>、石投げと鉄の玉2つ、金の指輪、銅の指輪、ミノタウロスの角の粉末ニンニク、龍の卵、四角い金属板
 (Save Number:285)

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2014/04/30


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