フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)



【第137回】結界の崩壊

 この階の番人も、あたし達の存在に気づいたようだった。



 やったー、うれしいわ!
「何じゃ? 何がうれしい? ほう、わしの手にかかって死ねるのがうれしいとな。そうじゃろそうじゃろ。」
 違うわよ。神の連中って、いつも神出鬼没だったじゃない。
「神の連中……じゃと? 貴様、神に向かってそのような口を……」
 ちょっと、話の腰を折らないでよ。まあ、神だから文字通り神出鬼没はしょうがないけれど。でも、あなたはきちんとあたし達に姿を現してくれたんだもの。こんなにうれしいことはないわ。あなたは他の神と違って、正々堂々としているのね。
「そんな理由でうれしいのかい! わしを褒めても何も出んぞ。う〜む、そうじゃな。わしを褒めてくれた礼に、このヴァーリ自らの手で貴様らを地獄に送って進ぜよう。」



 ストーンゴーレムに体当たりされてバランスを崩すと厄介だわ。早めに倒してしまいましょう。最初のターンはいつものパターンで……。
 ヴァーリは神々の瞑想をしたわ。これは予想通りだったんだけれど、ストーンゴーレムが瞑想をするとは思ってもみなかったわ。ある意味あたし達はパターンを外されたわね。でも、大丈夫よ。



 クリスとリーゼルがストーンゴーレムを1体ずつ倒したわ。さあ、残るはヴァーリ、あなただけよ。
 今更神々の瞑想をしても遅いわよ。あたし達の攻撃力の方が上なんだから。



 この戦いで、57000の経験値と1600マルク、そしてエンチャントローブを手に入れたわ。
 アレクはレベル67に、あたし達はレベル71になったわ。



 人の子人の子うるさい。その“人の子ごとき”に倒されたあなたは“人の子”未満でしょうが。これは、フレイをはじめとするあたし達に倒された神の連中全員に言えることだけれどね。
「貴様、また“神の連中”などと言いお……っ……て…………」
 そこまで言ってヴァーリは息絶え、その死体は跡形もなく消滅した。
 あ〜うるさい敵だったわ。でも、結構強かったわね。
 アレクの方を向くと、アレクは肩で息をしているようだった。



 その様子を見ていたソフィーが、今にも泣きそうな表情をしていた。そう言えば、アレクが毒矢を背中に受けてからアレクが苦しそうにしているのを見るたびに、ソフィーの顔が曇っていくような気がするわ。何かあるのかしら?



 結界? そう言えば、濃い紫色のブロックが消えているわ。あれは結界だったのね。



 そういう手もあるわね。じゃあ、そうさせてもらいましょう。
 あたし達は、一旦オーズの館に戻ることにしたわ。
 そして、魔法陣であたし達は全回復したわよ。



 さあ、上の階へ行くわよ。



 この階はこの階で、番人がいるのね。
 ところどころに濃い紫色のブロックがあるから、それが分かるわ。


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2022/09/21


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