フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)
【第135回】オーズの館を越えて
階段を上った先は、どこかの部屋だった。
BGMも変わって、最終決戦という感じの曲になったわね。
それにしても、ここはどこなのかしら?
またこのパターンなの? もううんざりだわ。
でも、今回は様子が違うようね。
それっきり、声は聞こえなくなり、気配も消えたわ。
「ウワーーーーーッ! そんなの嫌じゃあああ!」
フレイヤは人目を憚らず、泣いた。その気持ちは、8国王の妻ならば分かるわよね。無論、あたしのおばあちゃんも。あたしもリーゼルもクリスもソフィーも、涙を流していた。アレクとアルベルトとザウアーとロキは、黙ってフレイヤを見守っていた。
ひとしきり泣いた後、フレイヤがあたし達の方を向いた。
「皆の者。みっともない姿を晒してすまんのう。」
いいえ、みっともなくはないわよ。愛する人を殺されて平然としていられる方がおかしいわ。
フレイヤの目はまだ赤かったけれど、以前よりも強い決意が宿っているようだった。
これで、益々神との戦いに負けられなくなったわ。
あたし達は、オーズの部屋を見回した。
あったわ。この宝箱を開ければいいのね。
右の宝箱には精霊の冠が、左の宝箱にはイージスが、それぞれ入っていた。
精霊の冠は予備にとっておきましょう。イージスはリーゼルが装備することになったわ。あたしにはエルブンシールドがあるからね。
さあ、準備は整ったわ。
あたし達は、オーズの館の外に出た。
ここで、あたし達のステータスを確認するわよ。
(↓現在のステータスです。画像をクリックすると詳細を見ることができます。↓)
(↑尚、ソフィーはステータス画面に登場しません。↑)
オーズの館の外は、これまでとはまた違った風景だった。紫色の床に、何もない灰色の空間。そこはまさに異世界だった。
みんなで来ているから幾分か恐怖心が和らいではいるものの、一人でこんなところに来たら、発狂してしまいそうだわ。
取り敢えず、先に進んでみましょう。
一人の男が、あたし達の行く手を塞いでいるようだった。
向こうも、あたし達の存在に気づいたようね。
こんな優男風の外見とは裏腹に、喧嘩腰なのね。いいわよ。あなた達が人の子と蔑んでいる存在に殺される屈辱を味わわせてあげるから。
ヴァルハラ宮殿の第一の番人、シグルズとの戦いが始まるわ。
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2022/09/19
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