フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)



【第132回】神の住む世界へ

 バイエルン城には、前回魔界へ赴くときと同様、緊張感が漂っていたわ。
 あたし達はこれから神の住む世界、ヴァルハラへ向かうのね。これは人間界の存亡がかかっている旅というのはみんなの表情から見て取れたわ。



 反応は様々だけれど、あたし達が生きて帰ってくるのをみんなが望んでいるのは間違いなかった。
「では、参ろう。」
 あたし達は、地下訓練場から魔界へワープした。



 先日見かけた「ニブルヘイムとヴァルハラをつなぐ門」の前には、ロキやアイビスが既に待機していた。
「さて、これから我らはフィンブルの冬を阻止するため、ヴァルハラに乗り込むことになる。フレイヤなど、神々の中でも穏健派と合流することになるが、一度敵地に足を踏み入れれば、ここに戻ってくることができなくなるかもしれぬ。」
 次にバイエルンに戻るときは、全てが解決してこのゲームをクリアするときなのね。



 そして、あたし達は“門”をくぐり抜けていく。
 その先には、既に誰かが待っていた。



 この人が穏健派の代表格なのね。でも、たとえ穏健派と言っても、人間が神に絶対服従する前提という態度で接しているのは明らかだわ。そういう態度が人間に付け入る隙を与えたのよ。
「うむ、エルよ、確かにそなたの言う通りかもしれぬ。じゃが、神全体がそうではないのじゃ。尤も、信じてもらえるかどうかはそなた達次第じゃがの。」
 あら、何であたしの名前を知っているの?
「そなた達のことは分かっておるつもりじゃ。強硬派達に最も恐れられている人の子もな。」
 アレクのことね。
「立ち話も良くないのでな、こちらへ参るがよい。」
 そして、フレイヤはあたし達を一画に招き入れた。
 ここでの話し合いを例の方法でまとめると……

  • ヴァルハラは強硬派によって牛耳られてしまっているのが実態である
  • 穏健派の何人かも、強硬派によって命を落としてしまった
  • 魔族の一部も強硬派に与する者が出てきており、穏健派の立場は日に日に厳しくなってきている
  • ヴァルハラ宮の中にも、穏健派は何人かいるが、正面から宮殿に入るのは危険である



  • 「一度宮殿の中に入ったら、もう戻って来られぬと思ってもらいたい。準備は良いな?」
     まあ、仕方がないわね。ヴァルハラ宮殿に限らず、戦場というのは戻っては来られない前提で行くのでしょうから。
    「では、早速参ろうかの。」
     そして、あたし達はフレイヤの住居を出た。



     ここが神の住む世界、ヴァルハラね。何か幻想的で綺麗だわ。
     ずっと景色を眺めていたいけれど、今は宮殿に急がなくちゃ。



     ヴァルハラ宮殿の正面入口から入るのは危険という話だから、こっちのドラゴンの洞窟から入るのね。
     その前に、あたし達のステータスを確認するわよ。

     (↓現在のステータスです。画像をクリックすると詳細を見ることができます。↓)

     (↑尚、ソフィーはステータス画面に登場しません。↑)

     帰る頃にはみんなレベル70くらいになっているのかなあ。そうしたらクリアね。



     ドラゴンの洞窟にしては随分綺麗ね。壁とか床とかが焼け焦げているのかと思ったけれど、きっと神か何かが定期的にお手入れをしているのね。
     ふと、フレイヤが立ち止まった。
    「待て、何かの気配を感じるな。」



     またこのパターン?
     でも、今回はフレイヤを名指しで言ってきたわよ。誰であっても、あたし達の行く手を阻む者は倒すのみよ。


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    2022/09/16


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