フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)



【第75回】ペザの斜塔

 あたし達は、ペザの斜塔に入った。このところ、1回につき1つの箇所を通り抜けているから、話の進み具合としてはいいペースよね。



 まあた門番がいるわね。



 ということは、この人、モンスターのいる側から鍵をかけていたってこと? それじゃあ、いざというときに逃げられないじゃないの。鉱山の兵士といい、ラツィオの兵士達って、どうしてこうも自らを危険の身に晒すのかしら。アレクは毎日が殉職日って言っているけれど、あたしにはアレクの気持ちが全く理解できないわ。命あっての物種でしょ。まあ、当人達は当人達の考えがあるのでしょうけれどね。

 あ、そうだ。あたし達のステータスを確認しておかなくちゃ。

 (↓現在のステータスです。画像をクリックすると詳細を見ることができます。↓)

 (↑尚、ソフィーはステータス画面には登場しません。↑)


 塔にしては案外狭かった。分かれ道がいくつかあるけれど、どれを選んでもきちんと上の階へつながるのよね。道中、赤い宝箱があったわ。中身はミミックだと思ったら、やっぱりミミックだったわ。でも、ミミックの強さがニース温泉のときと同じなら、今のあたし達の敵ではないのよね。軽いウォーミングアップ感覚で倒しちゃった。初めてのときは手を食いちぎられそうだったクリスも、今はもう剣先で宝箱を突っついて、噛みつき出したら無表情でトリプルアタックで叩き潰すほどになったわ。これで宝箱も怖くないわね。
 さて、この階の敵をご紹介しま〜す。



 スケルトンロードはブーストスピリットという自らの精神力を上げるスキルを使ってくるけれど、その間にあたし達の三連続攻撃でやられちゃうから、あまり意味がないのよね。
 そして、あたし達は3階へ……。また赤い宝箱が出てきたわ。どうせミミックでしょ。ストレス解消に叩き潰してあげるからね。



 と思ったら、何とミスリルヘルムが出てきたわ。これも作者の陰謀ね。赤い宝箱はミミックだから疑心暗鬼になって開けないだろうという心理作戦なんでしょうけれど、そうはいかないわ。だって、あたし達はミミックを一撃で倒せるほど強くなっちゃったんだもの。宝箱は全部開けていくわよ。あたし達がまだ開けていない宝箱は、イザール温泉で見かけた青い宝箱だけよ。落盤があったから取れなくなっちゃったけれど、いつかは取りたいわ。それはこのゲームをクリアしてから全貌が明らかになるでしょうけれどね。
 このミスリルヘルムは、防禦力の一番低いリーゼルに被ってもらうことにするわ。
 そして……。



 どうやら4階が最上階のようね。ここにラツィオ王とその弟がいるのね。
 先へ進んでみましょう。



 何よ、この人。SMの女王みたいな感じね。でも、ただのSMの女王だったらアルベルトもラツィオ王の身の危険は察知しないわ。SMはSadist(サディスト)とMasochist(マゾヒスト)の頭文字を取ることは知られているけれど、S(鞭で打つ方)はM(鞭で打たれる方)に「サービス」をし、MはSによって「満足」するという見方もあるんですって。つまり、Sはサービスする方でMは満足する方という……あら、話が脱線しちゃったわ。アハハ……。
 って、それどころじゃなかったわね。



 ラツィオ王がこのSMの女王の配下の餌食になっちゃったみたいね。



 この女の正体は、SMの女王なんかじゃなくって、吸血鬼だったのね。ラツィオ王と弟の血をたっぷり吸った女は前よりも肌が艶(つや)やかになっているというか、艶(なま)めかしいというか……。ちょっと待って、今『魔界』って言ったわね。魔界に連れて行かれたら、魂は永遠に地獄に落ちてしまうわ。肉体は滅びても、魂まで滅ぼされてたまるもんですか。



 アレクの声で、SMの女王達がこちらに気づいたようだった。


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2022/07/06


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