フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)
【第73回】アルザス鉱山を抜けて
あたし達は、ついに火山を抜けることに成功した。
こちらの鉱山は、どちらかというとラツィオ側の領土ね。スキールニルを倒したあたし達だけれど、油断は禁物だわ。
あら、こんな敵いたかしら? サハギンだかデメキンだか知らないけれど、何で魚が空中を泳いでいるの? まあ、魔法でどうにでもなる世界だから、ありと言えばありかもね。攻撃はアレク達に任せて、あたしは覚えたての超癒しの歌を使ってみることにするわ。
自分で使っていて言うのも何だけれど、桁が違うわ。これからは、癒しの歌スペシャルに代わって、この超癒しの歌を使うことにするわ。
しかも、このサハギン、スパークの巻物まで持っていてなかなかおいしい敵だったわよ。流石は空中を泳ぐ魚だけあるわね。
さあ、坑道の奥へ……って、さっきの火山が一番奥だったから、それ以上奥へは行けないわね。どちらかというと、この先は出口に近づく道だわ。
「エル、何か理窟っぽいぞ。」
あら、そうかしら。アレクの理窟っぽさがうつったみたいね。
道中、アイスシールドとミスリルヘルムを手に入れたわ。アイスシールドはその名の通り、氷属性の敵からの攻撃を防げるけれど、防禦力が今のミスリルシールドよりも下がってしまうから、甲乙つけがたいわ。ミスリルヘルムは防禦力+16の優れものね。早速クリスが装備することになったわ。
ラツィオ側の鉱山は一本道で、迷うことはなかったけれど、ここに来て道が分かれているわ。何だか右側の橋も壊れていて渡れないみたい。
左側の道は遠回りだけれど、進めそうね。
あら、あの青いレバーが怪しいわね。あたし達の背では届かないから、アレク、肩車してね……って、ちょっと、アレク。何で勝手にレバーを引くのよ。
「いや、勝手も何も、このレバーは私しか届かないから……。」
「ずる〜〜〜い!」
あたし達四人がアレクに対して異口同音に抗議した。この後、アレクがあたし達四人全員を平等に肩車をすることになったことは内緒に……せずに、堂々と言うわよ。
でも、青いレバーの効果は確かだったわ。左にあったピンク色の扉が開き、先程の壊れていた橋が直ったからね。これで進みやすくなったわ。
そろそろ鉱山の出口ね。この道に入ってみましょう。
曲が変わったわ。ついにあたし達はアルザス鉱山を抜けることに成功したわ。
ここはラツィオ王国へ通じるところね。何だかほっとしたわ。
「待て。そなた達、ラツィオ王国の人間ではないな。どこから来たか返答願いたい。」
見張りの兵士が声をかけてきた。この人もフォルゲン伯爵似ね。世の中には自分のそっくりさんが三人くらいいると聞くけれど、フォルゲン伯爵似のそっくりさんはもう見飽きたわ。
「私達は、バイエルン王国から来ました。ここから北のアルザス鉱山を抜けてきたところです。」
アレクが返答する。
「何と、この鉱山を抜けてきたと。私はモンスターが出てこないかを見張っている者です。バイエルン王国からの長旅、随分ご苦労であったと思われる。もしよろしければ、あの小屋で休んでいきなされ。ここから南にジェノヴァの町があるので、是非立ち寄って行かれるがよい。」
「ありがとうございます。そうさせていただきます。」
やはり、フォルゲン伯爵似の兵士は話の分かる人が多いわ。下っ端の門番とは大違いね。
ついにラツィオに来たわ。
一見するとただの鉱山に見えるけれど、実はスキールニルがいたという、考えてみれば恐ろしい場所だわ。開通工事は現場の人達に任せて、あたし達はラツィオ王国に向かいましょう。右側の遠方に、山に囲まれたお城が見えるけれど、何かあるのかしら。
鉱山への道はあるのだけれど、今はこの山を登れないみたいね。またストーリーが進んだらここに来るときが来るでしょう。
ここが、フォルゲン伯爵似の兵士が言っていたジェノヴァの町ね。何だか、イタリアみたいな名前だわ。
← 【第72回】へ
|
【第74回】へ →
2022/07/01
直前のページに戻る
『フィンブルヴェトル物語』のトップに戻る
電源系ゲームプレイ録のトップに戻る
トップに戻る
(C)批判屋 管理人の許可なく本ホームページの内容を転載及び複写することを禁じます。