フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)



【第60回】ユーグからの贈り物

 あたし達は、ルテティア城に向かった。とは言っても、目と鼻の間(先)なのよね。



 この『天下布武』の本陣も今日中に撤去と言っていたから、これで見納めね。さて、ルテティアにいる「下っ端の門番」さん達ともお友達になれたかな? ……って、こっちが勝手に決めつけているだけだけれどね。



 あら、フォルゲン伯爵似の上官の門番さんもいるじゃないの。バイエルン王国とアレシア王国が平和に治まって良かったわ。あたし達の大喧嘩も無駄じゃなかったのね。
 そういえば、ルテティアの城下町をゆっくり歩くのは初めてじゃないの。



 ここがロジーナの家ね。



 良かったわ。ロジーナも、この家に再び戻って来られたのは夢みたいと言っていたわ。
 ヴァレリーもアネットも無事でよかった。アネットはユーグの将来の妻、つまり未来の王妃の修業らしいわよ。あたしが手伝ってもいいけれど、今はアレクの目付け役を仰せつかっているから、全てが終わった後にね。
 さて、いよいよルテティア城よ。



 ユーグからの贈り物は、次の通りよ。

  • スピードアップ(敏捷性+3)
  • フレイムトライデント(攻撃力+42)
  • 風の指輪

  • 「交渉の場ではいろいろとあったが、個人的には感謝しているのでな、これらを受け取って欲しい。」
    「では、ありがたく。」
     アネットは今、花嫁修業をしているところよ。アネットとの挙式も近いわね。
    「うーむ、こればかりは私の一存では何ともできないからな。アネットの都合も考えなくては。」



    「それでは、我々はこれにて失礼します。」
     アレクが挨拶し、あたし達はルテティア城を去った。これで、ユーグへの挨拶は済んだわ。
     さあ、バイエルン王国に行くわよ。
     あたし達がルテティアを出たとき、既に本陣はなくなっていた。まるで、ドラ●エビル●ーズみたいな速さね。
     これまでは避けていたけれど、もうルテティアの北側へ回っても大丈夫。こっちの方が近道なのよ。争い事って、本当にイヤよね。できる近道ができなくなるんだから。もう30年以上も前になるけれど、ベルリンの壁だって、あれだけ近かった人たちを遠くさせたのよね。



     あら、ここは確か、ソロモン要塞じゃないの。元はディジョン要塞と言われていたんだけれど、ラインマイヤー子爵が制圧して、ソロモン要塞と改名したようね。ラインマイヤーの決定には、アルベルトもフォルゲン伯爵も、女王陛下すらも反対しなかった(できなかった)ようね。



     あたし達は、ラインマイヤー子爵に別れを告げて、ソロモン要塞を抜けた。
     さあ、懐かしいバイエルン王国に到着だわ。久しぶりよね。



    「みんな、装備を調えましょう。」
     バイエルン王国に着くや否や、リーゼルが開口一番に言った。どうやら、アレクが示した講和条件により、お互いの貿易を促進したことによって、リーゼルの雑貨屋の品揃えが良くなったみたい。
     ユーグからの贈り物も最大限に活用しなくちゃね。
    「ミスリルシールドって素敵〜。」
    「サークレットもいいわね。」
    「フレイムトライデントは私しか装備できないから、これも〜らい。」
     ちょっと、みんな。いくらお金が貯まっているからって、分相応の買い物をしないと、後で泣きを見るわよ。
     あたし達が分相応の買い物を終えた後、装備を検めると……結構強くなったわね。
     あたし達の装備がどのようになったかは、次の戦闘の前にお見せするから、それまで待っていてね。



     さて、この光景は毎度おなじみね。アレシアとの戦いにおいてはアルベルトが指揮を執っていたけれど、ここではフォルゲン伯爵の方が上のようね。
     さあ、アレク、フォルゲン伯爵に挨拶をしなさい。


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    2022/05/25


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