フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)
【第47回】ディジョン要塞への突撃
あたし達はアレクを先頭に敵の兵士達にゆっくりと歩み寄る。
覚えていてくれたのね。光栄だわ。でも、あなた達のせいでアレクは瀕死の重傷を負ったのよ。たっぷり御礼をしてあげるから、遠慮なく受け取りなさい!
前回の戦いのときに唱えた「国歌」が次のターンから結構効くようだから、これを唱えようっと。アレク達は攻撃ね。
あたしの国歌で全員の各能力が増加して、クリスのダブルアタックで敵が一人斃れたわ。
「畜生。これでもくらえ!」
そう言って、敵はブラインドを唱えてきた。
このスキルが効いてしまうと、目が見えなくなって攻撃が当たりにくくなってしまうのよね。
リーゼルの「オールキュア」が活躍した。このスキルは、戦闘不能以外の状態異常を回復する効果があるの。
一回につき一人にしか効かないのが欠点だけれど、確実に治せるのはありがたいわ。
リーゼルのスキルは、あたしとは違った意味での治療術よ。あたしはHPそのものの回復だけれど、リーゼルは状態異常の回復なのよね。
そういう意味では、アレクが猛毒に冒されたとき、あたしよりもリーゼルの応急処置の方が効いた理由も肯けるわ。
どうにか敵の1部隊を仕留めたわ。あたしの国歌も、敵のブラインドも、戦闘が終了すると解除されるのよね。
「どうした、まだやるのか。それとも、降伏するのか。」
アレクったら、結構意地悪なことを言うのね。降伏したら、ゲクラン侯爵に残酷な方法で殺されることは火を見るよりも明らかなのに。
この人達はあたし達と戦うしかないのよ。でも、その方がまだ苦痛が少なくて済むわ。
「おおおっ!」
次のアレシア軍のお出ましよ。前回の経験を活かして、サイレンスのスキルも使ったわ。これで、敵はブラインドを唱えられなくなるわね。ブラインドが効かなかった敵を優先的に倒せばいいのよ。あとは、葬送行進曲も結構効くから、それも駆使したわ。
あたし達が第3部隊まで倒したとき、見慣れた姿が現れた。
「お供します。」
「じゃあ、俺達は先に鍵をこじ開けているからな。」
そう言って、ザウアーは姿を消した。元山賊だけあって、神出鬼没ね。
あたし達がディジョン要塞の奥へと進んで行くと……。
この大扉の向こうね。
大扉の向こうへ入っていくと、やはり見張りの兵士がいた。
途中経過をちょっと端折る(はしょる)わ。だって、この兵士達ったら、同じことしか言わないんですもの。
「通さない」は口だけで、実際は通っちゃうもんね〜。ジパングにもそういう輩がいるわ。口先だけで人をやり込めようとする奴。でも、そういう奴に限って、いざ自分が責められると何もできないのよね。
さあ、いよいよ要塞の2階よ。ここに、多くの女性を弄ぶような人相をしたゲクランがいるのね。
うるさい。
ここまでのアレシア兵達はブラインドのスキルさえ封じ込めれば、あとは大したことのない敵だったわ。
単なる一つ覚えに過ぎなかったようね。
さて、ここまであたし達がレベルアップによって身につけたスキルをまとめておくわ。
あたしはスキルを覚えなかったんだけれど、アレクがライトニングボルトとスパークライトニング、リーゼルがエナジードレイン、そしてクリスがトリプルアタックを覚えたわ。スパークライトニングはライトニングボルトの強化版ね。エナジードレインは敵のHPを吸収して自分に加えるスキル、トリプルアタックはダブルアタックの3回攻撃版ね。クリスは攻撃力が強いから、クリスにぴったりのスキルだと思うわ。
これらのスキルを、対ゲクラン戦で使ってみようっと。
いよいよね。鎮座ましますのは、ゲクラン侯爵で〜す!
でもアレク、油断しちゃだめよ。
← 【第46回】へ
|
【第48回】へ →
2022/03/09
直前のページに戻る
『フィンブルヴェトル物語』のトップに戻る
電源系ゲームプレイ録のトップに戻る
トップに戻る
(C)批判屋 管理人の許可なく本ホームページの内容を転載及び複写することを禁じます。