フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)



【第35回】地下部隊の殲滅

 やはり敵はアレシア兵だったか。



 逃げられない戦いなのに、普通の戦闘BGMとはこれ如何に。
 ともかく戦う以外に道はないようだ。



 ここで、エルの必殺技「葬送行進曲」が炸裂した。



 まずは4体の兵士を撃破した。先へ進むと……。



 守衛の一団は倒したが、まだまだいるようだ。だが、引き返すわけにはいかない。たとえ、死ぬ運命にあろうとも。(この言い回しの元ネタが分かる方は……まあ、いらっしゃるでしょうね。)



「ああう!」
 クリスが思わず叫ぶ。クリスの目が濁っている。ブラインド……即ち「盲目」という意味だ。だが、視力を奪われても、クリスはあてずっぽうに攻撃している。その闘志は素晴らしいが、やはり結果に出ていないようだ。さっきと比べて命中精度は明らかに下がっている。
「クリス、無理はしなくていい。目が治るまで防禦に徹しなさい。」
「はい、隊長。」
 生憎、この状態異常を治療するスキルを誰も持っていない。アイテムはあるにはあるが、こんな雑魚敵に使っているようではこの先到底太刀打ちできないであろう。クリスは防禦に徹した。



 目が見えない状態異常のアイコンがサングラス……なるほど……。
 アレクとリーゼルが攻撃、エルは只管(ひたすら)癒しの歌スペシャルを唱え、どうにか倒すことができた。
「クリス、大丈夫か?」
 私はクリスへ駆け寄る。
「ええ、大丈夫……。」
 クリスの瞳を覗き込む。クリスの目から濁りが消え、元の瞳に戻っていた。どうやら、戦闘修了と同時にブラインドのスキルは効果を失うようだ。
 私は、クリスの瞳を食い入るように見つめる。悲しみや怒りを知っている瞳、それでいて強さと優しさを兼ね備えた瞳……クリスの目はこんなに綺麗だったんだ。
「隊長、どうして私の顔をじっと見つめているの? 私の顔に何かついているの?」
「あ……いや、何でもない。目はもう大丈夫のようだね。」
 敵の守りもかなり手堅く見える。敵はあと何隊いるんだ? 



 先が見えてきたようだ。あと2隊倒せば良いようだ。



 更に、敵の部隊からリングメイルを2着入手した。これはありがたい。
 こうして我々は敵の4部隊を殲滅した。
 この階段を昇れば……



 ついに地上へ出た! 右、即ち東に見えるのがライン川、そして我々はその西岸にいる。
 右手に見えるのがアレシア要塞の正門だ。まさか、奴らも我々が4隊全てを倒したとは思ってもいないだろう。
 花火の準備はよいか? よし、突撃だ!



 くらえ!

 (次回に続く)

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2021/12/12


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