フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)



【第30回】故郷への帰還

 ハスラー将軍からの呼び出しで、私はアルザス城へ。
 そう言えば、三日月湖の抜け道はどうなったのだろう。少し気になる。



 確か、この穴に落ちてダークベヒモスの塒(ねぐら)に落ちたんだっけ? ベルニエの仕掛けた罠の皺寄せが現場の兵士達に降りかかるとは。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
 そして、ついに……





 ついに故郷への帰還が叶った! 戦争が原因でもう何年も叶わなかった帰還。
 ハスラー将軍のもとへ行ったらまた戦地に駆り出されるだろう。だから、まずは城下町を歩く。
 私の性格はハスラー将軍も知っているはず。多少の寄り道はハスラー将軍の想定内であろう。



 気づかない間にマルクが溜まっていたので、新しい武器を買うことにする。
 備前則光(アレクの長光+10)とパルチザン(クリスのバトルアックス+13…フランベルジュよりクリスの攻撃力が1高くなる)が良さそうだ。この2つを買おうとすると足が出るから、それまで使っていた武器を売却して充てよう。それにしても、私だけがスパイクシールドを装備できないって、私はどれだけ貧弱なんだ? 確かにHPの衰えは数値に表れているが……。
 酒場にも足を運んでみる。



 久しぶり、モニカ。中世のドイチュだと「身体を鬻(ひさ)ぐ」行為は珍しくもなかったのだろう。
 と、初老の男性と目が合う。



「確か、父の友人のバーダーさんでしたっけ?」
 父とは言っても、実父ではなく養父だが、それでもアレクにとっては世界でただ一人の父である。
「おう、よく覚えていたなあ。バイエルンで騎士団長をしていると聞いたが、よく帰ってきた。たまには親父さんの墓参りにでも行ったらどうだ。」
 バーダーさんの言葉に従い、墓地へ。確か、養父の墓は一番左だったはず……。
「お父さん、長らく来られませんでしたが、漸く墓参りに来ることができました。」



 そんな顔しなさんな。戦乱の影響で墓すら作らせてもらえなかった王侯貴族もいるくらいなのだから。墓参りをする人がいるうちはまだ幸せな方である。
 私が黙とうをすると、彼女達も全員黙とうをしていた。
 お墓を出て、左に曲がると、一人の農夫がいた。どうやら、農場の経営者らしい。最近は、農業を営む会社もあるとか。農業の経営方法も日進月歩なんだなあ。
 そんなことを思っているうちに、背後から忍び寄る影があった。



 あ、ヘレーネだ。
「よく覚えていたわね。私の全てを覚えていてくれて光栄だわ。」
 ちょっと誤解を受けるような言い方だが、変な風に捉えるとまた厄介なことになる。ここは聞き流そう。
「ふふっ、またね、アレク。」
 やはり、出身地だと私のことをよく覚えている人が多い。
 そろそろハスラー将軍のところへ行くとするか。
 しかし、行く手を阻む者が現れた。



 あのう、それは分かりましたので、できれば道を開けてくださると大変助かるのですが……。(幅員が見た目通りであるならば、できない相談ではあるが。)
 次回に続く……。


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2021/06/26


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