フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)



【第2回】伯爵の決断

 長老は別れ際にこんなことを言っていた。



 ここは意見の分かれるところだが、それはエルフのオーブを取り戻したときに、私がエルに対してどう思っているかだと思う。
 結ばれる前は見えなかった(あるいは見えても気にならなかった)欠点を受け入れられず、結局「離れる」ことになるというのは一番まずいパターンである。一生を共にする異性は、長所も欠点も全てを受け入る必要があるだろう。
 尤も、ここで述べた私の考えは、飽くまで私個人の考えだ。エルフ村の中にはこのような考えの人もいる。



 ともかく、今はバイエルン城へ戻るのが先決だ。



 エルフの村の周りはこんな風景になっていたのか。北に見えるのが恐らくバイエルン城だろう。個人的には温泉マークが気になるが、行ってみると……。



 仕方なく、バイエルン城へ戻る。
 城の入口には、警備隊の兵士が立っていた。



 扨(さて)、伯爵はどこだ? 城の本丸にいるのか? 取り敢えず、本丸っぽいところへ行く。しかし……



 えっ? ここは本丸じゃないの? 聞くところによると、どうやら訓練場らしい。訳もわからずいきなりこんなところに投げ出されたもので、右も左も勝手が分からん。
 食堂のテーブルに3人座っている。2人は見習いの女性戦士、そしてもう1人は……。



 この人が伯爵だったのか。初めて知った。
 質問の内容はだいたい分かる。それに“一つ”どころではなくなるだろう。伯爵の話が長くて面倒くさいので 話を要約すると……。

  • 一緒にいる少女はマルクス教団に殺されそうになったエルフ村の長老の養女エルである。
  • エルフのオーブを奪った輩はマルクス教団と関わりがある。
  • バイエルン王国にとってもエルフ族にとってもマルクス教団は敵である。
  • 遺跡に行くことを許可してもらうため、伯爵に相談しようと戻ってきた。
  • 伯爵は承諾したものの、バイエルン王国の守備で手一杯のため正規兵は連れていくことができない。





  •  未成年者をこんな危険なことに付き合わせることに抵抗があったが、今は致し方ない。ヴァルキリーのクリスと神官戦士のリーゼルが同行することになった。

    「今日はもう遅い。遺跡の出発は明日にするように。それと、当座の軍資金(300マルク)だ。取っておけ。」
    「ありがとうございます。」

     漸く自宅に帰ってきた。クリスとリーゼルはそれぞれの家に帰った。しかし、エルは私の家に泊まるという。致し方ない。エルフの村まで送り届けるにはもう遅いからな。

     翌日、クリスとリーゼルの家を回って、彼女たちを迎えに行く際、彼女たちの保護者に自分の任務に同行することを報告した。幸いにして2人とも許可が出た。彼女たちは未成年ゆえ、保護者の同意が必要になってくるであろう。ジパングでは、未成年者が結ばれるためには親権者の承諾が必要である。その観点からすると、10代で離婚歴のついたジパングの某タレントは本当に愚かしく、ひいては、某タレント本人だけでなくその両親にも問題があることになる。

     こうして私アレクは、エルフの少女エル、ヴァルキリーのクリスそして神官戦士のリーゼルと一緒に遺跡へ赴くことになった。





    ← 【第1回】へ | 【第3回】へ →


    2019/06/11


    直前のページに戻る

    『フィンブルヴェトル物語』のトップに戻る

    電源系ゲームプレイ録のトップに戻る

    トップに戻る


    (C)批判屋 管理人の許可なく本ホームページの内容を転載及び複写することを禁じます。