モンスター誕生(プレイ日記)


【初期設定と背景】

 私の名は……分からない。どこから来て、どこへ行くのか、それは自分自身でも分からない。何しろ、私はモンスターなのだから。

 技術点 … サイコロを振って出た目は5。従って、原技術点は11。
 体力点 … サイコロ2個を振って出た目は2と5で7。従って、原体力点は19。
 運点 … サイコロを振って出た目は4。従って、原運点は10。

 この能力値が高いか低いは分からない。だが、これまで生き抜いてきたところを見ると、モンスターの能力値は低くはないのだろう。持ち物? 食糧? 金貨? そんなものはモンスターには分からない。
 トロール牙峠で今何が起きているのか、そんなことは知らない。モンスターは本能のままに生きていくのみである。


〔背景〕――トロール牙峠の伝説――

『モンスター誕生』の冒険はアランシアの東部、逆風平原とトロール牙峠の境目で行われる。トロール牙峠の北、クモの森、そして月岩山地と呼ばれる一帯こそ、妖術師ザラダン・マーが支配する闇の地域だ。南に下れば、サラモニスの町が文明の最後の名残を留め、そこから丘陵地帯は山地となり、ぎざ岩山、バルサス・ダイヤの要塞へと続いている。西に目を転じれば、荒涼たる逆風平原が広がっている。平原を横断すれば、そこはポート・ブラックサンドであり、西の海が広がっている。平原を横断すれば、そこはポート・ブラックサンドであり、西の海が広がる。逆風平原は、東アランシアと西アランシア、更には旧世界を結ぶ大動脈ということができる。いくつもの隊商が西アランシアに様々な商品を運んでいった。トロール牙峠の東部、平地は極めて危険な地域だった。西を目指す隊商は平地を通るときだけは戦士たちを雇い入れる――いわゆる“用心棒”だ――のが普通だった。
 トロール牙峠を無事に通り抜けると、“用心棒”達はお払い箱になる。彼らはチャリスやシルバートンで東に戻っていく隊商を待ち構えた。中には、コーブンやドライストーンといった小さな町でしばしの休息をとる“用心棒”達もいた。しかし、どんなに無謀な“用心棒”でも、ドリーに近づこうとする者はいなかった。魔女の村、ドリーには。(管理人注:以下、見たい項目をクリックすると開きます。もう一度クリックすると閉じます。)

  • ドリー ――魔女の住む村
  • ドリーの三姉妹
  • 妖術師ザラダン・マー
  • コーブン
  • 虹の池
  • スティトル・ウォード
  • スティトル・ウォードの煙
  • サグラフとダラマス
  • ダーガ・ウィーズルタング ――無垢の裏切り者
  • ガレーキープ

  •  以上が「モンスター誕生」を取り巻く世界の説明だ。その大半は大して役に立たないだろうし、君を迷わせるための情報が含まれているかもしれない。冒険を始めればわかるだろうが、君には理性などというものはほとんどなく、君の行動は本能に支配されている。君がなる怪物の本能にだ。しかし、冒険を進めていくにつれて君は自分の運命が定められていることを知り始め、疑問を感じ出すことだろう。自分は何者なのか? どこからやってきたのか? なぜここにいるのか?
     その答えは、君がモンスターとして選ぶ道にしたがって異なっている。


    さあ、ページをめくりたまえ

    2022/10/09


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