「批判屋」の由来


 皆さんは、「批判」と言うと、いつも他人に文句ばかり言っている人のようなイメージを受けるかと思いますが、批判というのは、元は科学的根拠などから、物の善悪を判断することです。
 それが、いつしか「人の欠点だけを取り上げて悪く言う」という意味合いになってしまいました。やはり、善いことよりも悪いことの方が多いからかなあという気がしないでもありません。
 私が、このホームページの名前を「批判屋」と名づけたのは、「批判」の本当の意味を自分自身で理解しようという考えからでした。
 今は亡き、ある大学教授の言葉を引用します。

 皆さん方は数学教育の目的は何だとお思いでしょうか。私が思うには、数学という学問を通じて思考すること、批判の眼を養うことだと思いますよ。(〜中略〜)何がマトモで何がバカゲタ事を、社会現象に対してもその他の事象に対しても判断することが出来ることが眼目である、ということです。

 この文章を書かれて間もなく、その大学教授は他界されました。
 私の認識していることと全く同じではありませんでしたが、私はこの言葉に少なからず感慨深いのを隠し切れませんでした。
 そして、「批判する」とは本当はどういうことなのか、ということが私の近頃の課題にもなったのです。
 「何がマトモで何がバカゲタ事」すら今の報道陣はわかっていないということも思いました。
 ここで、はっきりと述べておきますと、批判と中傷は違うということです。
 中傷や誹謗(ひぼう)というのは、いわば他人の揚げ足取りばかりしているのであって、科学的根拠などとは全くの無縁です。ですから、私も「批判はすれども中傷はせず」という心構えでこのホームページを運営して行きます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

2005/05/05  私が『批判屋』になったきっかけ(かなり暗いので無理に見ないことをお薦めします)


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