サイト開設13周年のご挨拶


 お蔭様で、当サイト『批判屋』も開設13周年を迎えることと相成りました。
 今年の2月に、私の友人が結婚しました。結婚式当日は私の不注意により周囲の人に多少迷惑をかけてしまったこともありましたが、首尾よく友人の結婚式を祝うことができました。親戚や職場関係の結婚式にも出たことはありましたが、柵(しがらみ)や義務感などによる不本意ながらの参加ばかりで、心底祝うなどという代物では決してありませんでした。今回の友人の結婚式は、欲得抜きに本当に心底祝うことのできる式典で、すばらしい時間と空間を体験させていただきました(傍(はた)から見て友人の職場の「お偉いさん」どもが他人のことを考えない輩だということは友人には内緒ですが)。今年最初の目標である「友人の結婚式を心底祝うこと」は成功裡に収めることができ、友人の幸福が私自身にも及んだと思いました。
 友人と新婦さんの出会いはほんの些細なことからだそうです。テレビドラマなどに出てくるようなお決まりのパターンでは到底表し尽くせないようなほんの些細なきっかけだったと聞きます。その後、毎年12月25日にはいつも新婦さんと二人で過ごしてきたと聞いたときは、少し驚きました。友人はそのような素振りを我々には見せなかったからです。彼があまり表沙汰にしたくなかったのか、それとも我々が気づかなかったかはわかりませんが、ともかく御二人の婚礼に至るまでの過程は決して楽ではなかったと思います。神父の前の「誓約」の後に讃美歌312番を斉唱したとき友人の目に涙が浮かんでいたこと、そしてお開きの挨拶の際、「決して早い門出ではありません」と言った友人の言葉が今でも記憶に残っています。10代で離婚歴のついた某アイドルをはじめ、早過ぎる結婚がかえってその後の人生にマイナス面を齎(もたら)す例を考えると、早い門出ではないからこそこれから起こる喜びがかえって「早く来る」と私は思っています。私自身に「運命の時」が来たとき、報われなかった努力の結果が累乗になって返ってくることを信じていきたいと思います。
 今後とも『批判屋』をよろしくお願い申し上げます。

(2018/05/04  批判屋管理人 ALADDIN)



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