ときどき覗かせてもらっています。これからも多くの作品の解説を期待しています。もしかすると、この作品の進行状態そのものが不時着なのかもしれませんね(笑)。
で、ちょっとだけ気になったのですが「デュマレスト・サーガ」について、原作の方は無論完結と書かれていますが、実は原作も最終巻(31巻)で地球の座標を発見したところで終わっているだけで未完なのです。デュマレストはまだ地球に辿りつけていないし、サイクランとの対決も完結していません。
海外では幻ともいえる32巻が発売されたそうですが、それも「地球まで近づいたものの、サイクランにデュマレストの乗った宇宙船を攻撃され、地球に不時着を試みる」という、なんともなんともいい所で終わっているそうです。
ちなみに「巨大コンピュータの謎」の後書きでは原作の1・2巻の間にあたるエピソードと書かれていますが、ずっと後の巻で判明する地球の情報があっさり“ライブラリ”で判明しているあたり、ゲームブック版はパラレルワールド的な存在と思った方がいいみたいですね。
「惑星不時着」発売まで相当の時間がかかったことを考えると、仮にゲームブックブームが今も続いていたとしても、未だにゲームブック版は完結していないような気もします。個人的にはローンウルフシリーズのように何巻もつづいて欲しかったのですが。
(11月19日(土)21時19分27秒)
(C)批判屋 管理人の許可なく本ホームページの内容を転載及び複写することを禁じます。
|