吸血鬼の魔城(落丁本につき未プレイ)


 ハイドリッヒ伯爵の恐怖統治に終止符を。

 旧世界のモーリステシアは厳しい自然環境の山岳地帯だ。その一地域モルトヴァニア地方で君は恐るべき光景を目の当たりにする。それは吸血鬼ライナー・ハイドリッヒ伯爵と配下の怪物達に怯えて暮らす村人達の姿だった。村のある老婆は17になったばかりの孫娘が伯爵にさらわれ、その救出を君に懇願する。歴戦の冒険者である君はその願いを聞きいれて、恐るべき魔城ハイドリッヒ城へと単身乗り込むのだが…。
 城では驚くべきハイドリッヒの一族と恐ろしい怪物達が待ち受けている。そしてヴァンパイアロード・ハイドリッヒ伯爵との死闘の果てに待ち受けるどんでん返しとは…?


 『吸血鬼の魔城(原題“Vault of The Vampire”)』はFF第38巻の未邦訳作品で、著者はキース・マーティンです。FFシリーズ同人誌サークルの社会思想新社より、原著に一部修正を加えて刊行されています。
 しかし、今回はこの作品を解説することができません。なぜなら、私の持っている社会思想新社の同人誌には

落丁(ページの抜け)があるからです!

 社会思想新社に新しい本と交換してもらうまでは、このページはこのままにしておきます。
 社会思想新社の本は1冊1000円以上と高い値段です。社会思想新社としては、元手がかかっていますから単価を高くしないとどうしても割りに合わないのは分かりますが、このような欠陥品があるのは事実です。従って、私批判屋ALADDINはこれを証拠として残しておくものとします。


[2022.10.12 追記]

 10年近く社会思想新社に関して言及していなかったのですが、先日何気なく社会思想新社の公式サイトを開いたところ、驚いたことに「社会思想新社は解散した」と書かれていました。
 社会思想新社のサイトによると、解散理由は、社会思想新社の代表であるノスクカジェイ・エベッツ氏が新型コロナウイルスのため2022年9月9日に死んだから、とのことです。まずはノスクカジェイ・エベッツ氏の冥福を祈ります。
 もともと社会思想新社は、ゲームマーケットにおいても1000円の値札を二重線で消して1100円の値札にするなど、殿様商売とも呼べる顧客を軽視する言動が目立っていました。
 結局、この『吸血鬼の魔城』という欠陥品を売りつけっぱなしの状態で社会思想新社は解散する形になりましたが、これは同人誌販売のサークルとして如何なものかと思ってしまいます。
 恐らく、この記事をご覧になっていらっしゃる方の中にも、私と同じような境遇の方がいらっしゃると思います。死んだ人を悪く言うのはあまり良くないとされていますが、代表者がこのような無責任な運営では、この形での活動終了・解散も天罰ならぬ“顧客罰”と批判されても仕方がありません。
 社会思想新社が今度生まれ変わるときは、もう少し顧客を尊重した運営をしてもらいたいと思います。


2012/10/31
2022/10/12



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