フィンブルヴェトル物語(プレイ日記)



〔プロローグ〕

 私の名はALADDIN(アラジン)。祖国ジパングでは<批判屋>と呼ばれている。
 今回は、初のPCゲームということで、幾分か勝手が違うところがあるが、どうにか最後までクリアしていきたいと思う。
 私のRPGプレイスタイルは、あらゆることを試すことである。それ故、ゲームの進行が遅れ気味になることがあるが、ご容赦いただければ幸いである。
 今回私は、バイエルン王国の騎士アレクサンデル・イザーク・フォン・アイヒホルン(以下アレク)に扮する。その他のことは、冒険を進めていくうちに全貌が判明することだろう。




 目の前に、エルフの女の子がいる。




 ん? 何事だ?
 彼女はどうやら怪我をしているらしい。




 ここで、私アレクのステータスを確認。




 このまま放っておくわけにもいかないだろう。
 彼女の手当てをすることにする。
 取り敢えず応急処置は施した。
 彼女に話しかけてみる。




「え? 私は…」

 どうやら、彼女自身、自分の身に何が起こったかを把握できていないようだ。だが…





 気づくも何も、これだけの殺気が伝わってきたら嫌でもわかる。
「フッ、王国の騎士か。ならば死ね!」

 プロローグでいきなり戦闘かい!
 (戦闘画面に入ります)





 いろいろなコマンドがあるが、普通に攻撃しよう。エル(恐らくこの少女の名前だろう)には防禦の態勢を取らせる。
 数戦闘ターンが経過し、首尾よく初勝利を収めることができた。



「仕留めたか…」
 私がつぶやいたとき、少女が口を開いた。
「ありがとう。私はエル。あなたは?」
「アレクだ。」
「よろしく。じゃあ、私達の長老と会ってくれる?」
 じゃあ…って、何の脈絡もなく長老と会うのか? 助けてもらったお礼とかならわかるが…。



 かなり強引な女の子だな。まあ、RPGにはよくある強制進行のパターンだが。
 ともあれ、数奇な運命でエルフの少女エルに出会ったアレク。今まさに、長い旅が始まろうとしている。

【第1回】へ


2019/05/30


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